納戸からものを取り出したはいいが、さて、どうするか。大半のものは、
不要であると判断し、近所のクリーンセンターに持ち込んだ。しかし、
その作業がまた大変。懐かしいものばかりで、しばし郷愁に浸る私を夫
がせっつく。大量のゴミとなった不要物を、夫が車に積めてはクリーン
センターに通う。係りのおっちゃんと顔見知りになったようだ。
92歳の今も元気な私の父は、ストレスをためない得な性質なのだが、こ
まごまとしたモノをなんでも溜め込んでしまう性質がある。お陰で、納
戸の中には「思い出の品」というよりは、明らかに「ゴミ」と思われる
ものも大量にあった。これまでは、そういうものにも手をつけさせなか
った父だったが、今回は少し心境の変化があったようだ。90歳を過ぎて、
執着心が薄れてきたのか??
小・中・高時代の思い出の品を捨てられなかった私も、父のことは言え
ないのだが、これで納戸はだいぶすっきり。モノを処分すると、気持ち
も整理されるという効果があるようだ。
さて労働のあとは、お土産を買いに行ったついでに、辛い四川料理に舌
鼓をうった。