先日、国保の擬制世帯主制度について書いたが、改めて国保
の支払について確認しておきたいことがあったので、市役所
に電話で問い合わせた。
ついでに、市から送付された保険料決定通知書がわかりにく
いので、自分の口座から何月何日にどれだけの額が引き落と
されるのかが一目でわかるような書式に変えてほしいと要望
した。
んで、黙っておこうかと思ったけど、受話器の向こうのおじ
さんが感じ悪かったので(クレーマー対応!?)、「擬制世帯
主を変更できないわが市は、よその自治体と比べて遅れてる
んじゃないですか?」と言ってしまった。
「結婚前から加入している国保なのに、自分が保険料払って
るのに、夫宛てに保険証を含めた書類が届くのは変」と言う
と、「そういう要望は出ておりません。100人いれば、100人
が満足する制度など、ありません」とのこと。ま、他にもい
ろいろやりとりしたのだが、なんとこのおじさん、「擬制世
帯主の変更」を認めている自治体があることを知らなかった
のだ。「どこがそんなこと、やってるんですか?」だと。
「ネットで調べたら、いろいろ出てきますよ」と答えたがホントに国保の係りの人なのか!? しかも、話の途中でい
きなりこちらの名前を聞いてきた。自分は名乗ってないのに。
どうして聞くのか尋ねたら、「いえ別に個人を特定しようと
しているわけではなく、意見を記録して上にあげるためです」
という。「匿名ではダメなんですか?」と不信感いっぱい…。
電話を切ったあとも、なんだかおさまらず、ちゃんと調べて
みた。すると、2001年12月25日に厚労省は市町村の判断で、
届出により擬制世帯主を変更してよいという通知を出してい
るのだ。これは、「自分は国保に入ってないのに、世帯主で
あるために納付義務を負っているのはおかしい」とか、「自
分が国保に入って、保険料を納めているのに、自分ではなく
世帯主に納付義務があるのはおかしい」など、従来から不満
の声があがっていたので、見直したというもの。
しかも、この見直しの基となった国保中央会の改善提言書に
は、こう書いてあった。「昨今、女性の社会進出が進展して
いる中で、夫が加入している被用者保険の被扶養者とはなら
ず、国保に加入しているケースが多くなっており、夫に対し
て納付通知書が届くこと等について、被保険者の理解が得ら
れ難いものとなっている。よって、被保険者の理解を得られ
るよう、制度の弾力的な運用を図るなど、早急に見直しを行
うべきである。」
私と同じことを感じている人は、たくさんいたんだ~!と、
ちょっとほっとした。「そんな要望はない」なんて言ってた
市役所のおっさんに読ませたい。しかも、この提言書を作っ
た委員会のメンバーには、わが市の国保担当者も入っている
のだ。
提言書と厚労省の通知が出てから、すでに6年半以上が経過。
その間、わが市はこの問題については何も考えてこなかった
ということか!?
*ご近所のアジサイ、今年も鹿にやられてしまった。
そんな通知があったんですね。
知らなかった。
鹿さん、アジサイ平気なんですね。
何でも食べちゃうのかなぁ。
これじゃ、増えるわけですねー。
通知に従って、世帯主の変更制度を
取り入れているのは、地方の小都市
に多いような気がするのですが…。
都会は正社員の女性が多いってこと
なのか!?
アジサイ、無残ですよねぇ~。