王の悲しみ

きょうは一日家にこもって、仕事に励んだ。実家はネットもブロードバンドなので、快適快適! ついつい、普段は見られない画像も見てしまう。

エアコンをつけないと暑いけど、つけるとこれまた温度調整が難しい。なんだか慣れないことばかりだ。息子はといえば、私の両親がいる階下でずっとゲームに夢中のようだが(私の目がないのをいいことに)、たまに退屈したり寂しくなると、私の仕事を邪魔しに来る。それも階段を使わずに、ホームエレベーターを使って。

「若いくせに、なぜ階段を使わない?」と尋ねると、「階段のとこに飾ってある絵が怖い」と言われてしまった。私がパリ留学の最後に記念に買って帰ったお気に入りのマティスの大きなポスターなのに。タイトルは、『王の悲しみ』。

グルジアでの戦闘のニュースを聞くたび、パリに行く際に出会ったグルジア人のラグビー選手のことを思い出す。当時はまだソ連崩壊前で、ソビエト・ナショナル・チームのメンバーだったが、「自分はロシア人ではない、グルジア人だ!」と誇らしげに語っていた。

王でなくても、世界には悲しみが溢れているようだ…。

12aug08

“王の悲しみ” への2件の返信

  1. わあ、お正月に行かれたんですねぇ!
    私はもう20年近く行ってません。
    でも、きっと街並みはあまり変わって
    ないんでしょうね。私もまた行って
    みたい!

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