英訳で浮き彫りになる非論理的(!?)な日本語

帰省してみると、老親は少し元気を取り戻しているようで、
少し安心。とはいえ、自分たちでできることが減っている
ので、私たちも長時間の外出は控えている。どうせ、どこ
も混みあってるだろうし。

この間、アメリカ人の友人が日本語の英訳をするのを少し
手伝ったのだが、それがようやく完成したらしい。友人は
もちろん日本語をマスターしているのだが、それでもその
エッセイ集は「何を言いたいのかわからない」ものがいく
つもあったようだ。

しかも高名な科学者と思われる方の文章がもっとも理解に
苦しむものだったのだ。最後に無理やりとってつけた文章
が、あまりにロジカルでないため、英語を話す人には理解
不能だという。

私の予想では、たぶん、最後のこじつけの文章が、その偉
い先生の本音なのだと思う。立場上、引き受けざるを得な
かったエッセイのテーマの主旨を考えて、最初は聞こえの
いい建前を述べたものの、最後にどうしてもちょこっと、
科学者としての本当の主張をしたかったのじゃないかな?

とまあ、日本なら推測してくれる人もいるかも知れないが、
海外では通用しないだろう。んで、その文章をどんな風に、
そしてどこまで論理的に手直しするべきか…彼女も知恵を
絞ったようだ。本当にお疲れ様でした!!

3may09

3may09-2

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