取材続き

先日、地元新聞が私たちの地域活性化の取り組みを取材に来たばかり
だが、きょうは別の新聞から連絡があった。ここでも書いてはいるの
だが、私が別のブログで書いたことに関しての取材の申し込みだった。

天中殺のせいなのか、いろんなことに巻き込まれるような気がしてな
らない。取材を受けるのがいいことなのか、悪いことなのか、判然と
しないのだが、とにかく来るものは拒まず…という姿勢でいくべきか。

それにしても、仕事がまだ終わっていない。職場の飲み会に参加する
夫を駅まで送り、買い物と軽い食事をして帰宅して、あちこちに連絡
したり雑用を片付けているうちに、夫から「帰るコール」でまた駅ま
で迎えに行くことに。久々にいい感じで酔っている夫をよそに、私は
もう少し仕事にがんばるのだ! 天中殺、天中殺…。

wfitvlikkj7

朝風呂とトマト

久々に朝風呂に入った。
ここに越してきてから、初めてのことかも知れない。
うちは紙ゴミや薪をくべてお風呂を焚いているので、夫が夕方から沸かしてくれたお風呂に次々と入るのが習慣となっている。

ところが、昨日はかなり気温が高かった上に、夫がいつも以上に薪をくべたらしく、夜中近くにお風呂
に入ったら、お湯が熱すぎて浴槽に入れない。仕方なくそそくさと切り上げ、きょうの朝入ることにしたというわけだ。

いつもより急いで朝の家事をすませて、一風呂あびる…なんだかとても優雅な気分。しかも外は暴風雨。

そして風呂上りに届いたのは、故郷のトマト。この間、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で紹介された倉橋島の農家が作ったお宝トマト。完熟で、みずみずしくて、おいしいよ~!

otakaratomato

ぶっくらこい~た

3月のこの時期に雪が降ったから、びっくらこいたわけではない。
子供が好きな「かいけつゾロリ」のセリフなのだ。

この間から、保護者会の会長さんと卒園式の相談をしていたのだ
が、料理の注文も記念品の購入もほぼ終了し一安心していた。
ところが、きょうの夕方、領収書をもって現われた会長さんが浮
かない顔で話し始めた。

頼んだ寿司折とオードブルの内容を変えた方がいいのではという。
確かに、いい案だったので、お店の人にその旨を伝えればよいだ
けだと思ったら、彼女にとってはそうでないらしい。私も賛成
を表明しているのに、ああだ、こうだと一生懸命考えている。

そしてついには、カバンの中から紙を取り出した。なんと、そこ
には彼女が考えた寿司折とオードブルの絵が色つきで描かれてい
た。おおっ~、ぶっくらこい~た! 私は驚嘆と笑いの声を抑え
る余り苦しくなった。

「そ、それ、いいですよ。それ見たら、イメージがすぐにわかり
ました。これで決まりですね!」と精一杯まじめな顔で言ってみ
たが、彼女はまだ暗い表情だ。「でもぅ…」。地元のよく知って
いるお店の人を相手に、こんなこと言いづらいと言う。うるさい
ことを言う客だと思われたくないらしい。

(じゃあ、最初からそんなこと言い出すな~!)と思いながらも、
「もう、私、ここ二、三日ずっとこれで悩んでいて…」という彼女
を見たら、「私が言ってあげましょうか?」と言ってしまった。
私は別に、出されたものはなんでも食べるから、予算さえオーバー
しなきゃ、どんな内容でもいいんだけど。

あ、でも肝心の彼女のリクエストの内容、全然頭に入ってない!
いい加減に話を聞いていたからな~。 妻の話を聞いていない夫
の気持ちがよくわかりました。

でも、なにごとも一生懸命な彼女の姿に打たれましたよ。あとで、
笑いすぎて涙が出たけど。

hondnkst

ホームベーカリー

我が家の基本は、朝と夜は三人でごはんを食べること。
朝はトーストとコーヒー、チーズか卵、果物、ヨーグルト
というのが定番。ところが、田舎に越してくると、パンの
確保が大変。最寄のコンビニですら車で20分なので、おい
しいパン屋さんとなると、最低でも30分はかかる。
コンビニのパンでも構わないけど、それでもまとめ買いし
て冷凍すると、結構かさばる。そうでなくても、田舎暮ら
し故、冷凍庫はいっぱいなのに。

そんなある日、新聞のコラムでホームベーカリーはすぐれ
ものであると紹介してあった。寝る前に材料を分量通り入
れて、タイマーをセットしておけば、朝起きる頃に食パン
が焼きあがっているのだと。どんなずぼらでも、料理下手
でも…つまり、私でも簡単にパンが出来るのだ!

食べることは好きなくせに、料理が得意ではない私は、凝っ
た料理はもちろんのこと、お菓子やパン作りに挑戦しよう
と思ったことはない。でも、これなら大丈夫かも…。しょ
っちゅうパンを買いに行く煩わしさに比べたら、計量カッ
プで材料を計るくらい、楽なものだわ。料理下手の私が、
家で焼きたてパンを食べられるなんて!

こんな私の気持ちをさらにプッシュしたのが、家電好きの
夫。そんなわけで、今、我が家ではホームペーカリーが活
躍しています。

でもね、やっぱり私はずぼらなんです。はかりや計量カッ
プで材料を計ることも、タイマーの時間を逆算してセット
することも、就寝前の眠い頭と体では面倒くさい!(それ
なら、早めにやっておけばいいんだけど。)
結局、家電好きの夫にこの役目を押し付けている。

ラッキー!と思いきや、最近は子供が朝ごはんのリクエス
トをするようになりました。給食のメニューをチェックし
て、給食がごはんなら朝はパン、給食がパンなら、朝はご
はんがいいと言い出したのです。結局、朝の手間が増えて
しまった。それから、私のお昼ご飯。たいてい、残り物で
すませているけど、最近は食パンの耳を食べることが増え
ました。いや、実はお昼ご飯じゃなく、おやつ代わり。
これもちょっと悩みの種。

そうはいっても、便利な世の中になったものだと、ホーム
べーカリー、重宝してます。

食パン

最寄のコンビニ

毎週月曜の夕方は、子供と一緒に車で20分ほどの友人宅に行く。この過疎地区に引っ越す前の保育園で知り合った友人だ。
まだ50代前半の彼のおばあさんはイギリス人で、古い日本家屋
を上手にリフォームして、何年もかけてすてきなイングリッシュ
・ガーデンを作っている。

彼女の末の息子さんと、お孫さんのために、自宅で英語のレッス
ンをすることになり、うちの子も誘われて通い始めた。レッスン
というより、懐かしい友達と一緒に遊べるのが息子は嬉しいらしい。事実、最初に30分くらい遊んでエネルギーを発散してから、レッスンが始まる。先生は、彼女が息子のように可愛がっている20代前半のカナダ人の青年。レッスンが始まるまで、彼は大工仕事にいそしんでいる。彼女の家のリフォームも、かなり手伝ったらしい。

そして私は、彼女の庭やその先に見える山々の景色を眺めながら、ジンジャーティーをいただき、本を読んだり、お喋りしたりと、リラックスした静かな時間を過ごす。ときに、レッスン中の二階からドタバタと走り回る足音が聞こえるけれど。

大家族と、英語学校を切り盛りしながら、ガーデニングやその他
の自分の仕事もこなす彼女は、いつも忙しいのに、決して慌しい
雰囲気がない。精神的に非常に安定していて、寛容で、包容力の
ある人だ。その秘訣は、毎朝の瞑想にあるそうだ。

周りの景色が気に入って山の中に移り住んだ私だが、ここの景色
も大好きだ。うちの辺りほど田舎じゃないけど、街中の喧騒から
もほど遠い。そういえば、ちょっとイギリスに似ているのかも?

帰りは子供とふたり、この近くのコンビニに寄るのが習慣となっ
ている。実は、ここがうちの最寄のコンビニのひとつなのだ。山
の中の我が家からは、北、南、東と三方向にそれぞれ20分ほど走ったら、コンビニに行き着く。私たちにとっては、コンビニがあるというだけで、ここはかなりの都会なのだ。

大原

雪祭り

きょうはこの過疎地区で雪祭りが開催された。
おととし、去年と雪不足で中止になったので、私たちにとっては初めての雪祭り。思った以上に大きなイベントで、大勢の人が集まっていた。

雪の中では、大人もみんな、無心に遊んでいる。雪を見ているだけで、楽しい。久しぶりに、友達にも会えた。まるで冬ソナの世界!・・・と友達も喜んでくれた。なのに、ロマンチックな雰囲気の中、またも食べ過ぎてしまった私。

「おまえが食べ残すのがいけない」と、心の中で子供に文句を言った。

雪祭り

観察力

私はわりとなんでも真に受けるとういか、見たまんまの形で
受け止めてしまうのだろうか。しばらく時間が過ぎて初めて、
その人の本質を見誤っていたことに気づくことが多い気がす
る。しかも、この年になってますますその傾向が…。
要するに、観察力が足りないということかな。
逆に言えば、見たまんまの人が少ないということか。

子供はよく親のことを見ているよなあと感心する。知らない
うちに親の真似などするから、こっちはドキッとすることも
ある。私って、こんなことしてたんだわ~と。

もひとつビックリするのは、夫の鋭い観察力。モノマネ好き
の夫は、ときどき私のモノマネも披露して笑わせてくれる。
「え~、私にこんな癖があったの~?」と初めて気づく。自分の
言動を客観的に見て、はっとする。もしかして、自分自身の姿も見誤っていたか?

いずれにせよ、新たな発見は楽しい。
それに、そんなに観察されていたなんて嬉しい。
観察力の度合いは愛情の深さに左右されるのかしら!?
そう考えると、なんか腑に落ちた。本当に大切な人、愛情を
感じる人については、見誤ったことはないぞ。(たぶん)。

きょうは、裏のおばちゃんがアクぬきをしたフキを持ってき
てくれた。このところ、ちょっと暖かくなって活動しはじめ
たなと思っていたら、山にフキを採りに行ってたなんて、さ
すがだ。引っ越してきた当初は、性悪そうなおばちゃんで嫌
だなあと思っていたのに、単におしゃべり好きのいいおばち
ゃんだった。この見誤りも、結果オーライということで、さ
っそくフキをいただきました。

やm

今年こそは。

家の中にいると寒いけど、外に出ると暖かいようだ。
今まで一匹も見ることがなかった虫が出てきたし、雪がとけた道にはサルのうんちがいくつも落ちてる!
でも、体感的にはまだ寒い。自分の感覚って、あんまり頼りにならないな~。

きょうは久々の晴れなのに、家にこもって確定申告の準備にいそしんだ。毎年、ギリギリになって焦るので、今年こそは早くすませるのだ~。
ところが、必要な書類がどこにいったかわからなくて、無駄な時間がかかってしまう。最初からきちんと整理していればよかった…と、毎年この時期に思う。

この間から、冬の間は物置状態となっている私の仕事部屋に久々に入りこみ、ごそごそと書類探しを始めたのだが、寒い日は部屋の気温が零下になっていて、なかなか作業が進まなかったのだ。

それでも、なんとかきょうでほぼ完成。ほっ!
今年からは、ちゃんと書類を整理します。(宣言!)
さあ、これで安心してサッカー見ようっと。

enon

まだまだ降る!

今朝も雪が積もっていたけど、まだまだ降り積もってやみません。テレビで新潟などの様子を見ると、雪景色を楽しんでる状況じゃないことがわかりました。私はその気になれば、雪のない町まですぐに出て行けるんだから、気楽なものなのだわ。

昨日、体が自然の恵みを感じられるときの感覚と書いたけれど、
これは本来、人間が常にもっているはずなのに、現代生活の中で
失ってしまったものなのかしら。スマトラ沖地震でも、動物の死
体は殆ど発見されなかったとか、どこかの先住民の大方は無事だ
ったとか報道されていたように、本来は動物の本能で異常や危機
はある程度、察知できるのかも知れない。

自分のことを考えると、東京で仕事をしていた頃は、長年の便秘
症に加え、生理不順にも悩まされていた。まだ若かったけど、あ
の頃、結婚してもすんなり妊娠しなかったと思う。
30歳を過ぎての中国太極拳留学で、便秘までは治らなかったけど、体は丈夫になった。筋肉もついたし、柔軟性も増したし、第一、健康的な生活を送るようになった。

その後、知り合いの殆どいない関西の町にひとりで引っ越して、
自分のペースで無理のない生活を始め、自炊するようになった。
ひとりで自分に向き合って、精神的に苦しい時期もあったけど、
それを乗り越えたら、心身共に健康! 気がついたら、夫と出会って結婚していた。

夫も山での修行生活が健康的だったせいか、私はすぐに身ごもり、高齢出産にも関わらず超安産。これこそ、太極拳の成果かも。
今では太極拳もすっかりサボって忘れてしまったが、とりあえず
健康的な生活だけは維持できているかな? ほぼ便秘が治ったことは、マジで嬉しい。あのまま、東京で働いていたら、どうなっていただろうか。

とはいえ、出不精(実はデブ症)だけは治らんな~。これは、
やばい。せいぜい、雪道を散歩してきます。

まだ

雪は降る

今朝は天気予報のとおり積雪--30センチほどだろうか。
雪かきをすませ、夫は普段通り出かけたが、結局職場に行き着く
ことなく、午後早いうちに帰ってきた。保育園も、きょう登園したのはうちの子をいれて三人だった。

降り続く雪の中を、子供と保育園に向かって歩いたり、犬の散歩に出かけたり…。こんな幸せなことはない。真っ白な雪の中は、何度歩いても楽しい。嬉しい。

歩くだけで、こんな幸せな気分になったのは妊娠中くらいか。
あのときはなにを見ても、感動していた。川の流れ、木の葉のそよぎ、雲の形を見るだけで、「この世はなんてすばらしい!」とすべての神仏に感謝したくなった。

それから、中国で太極拳修行をしていたとき。初心者の私に、ようやく太極拳の奥深さ、面白さがわかってきたある朝、練習場に向かって歩くうち、なんともいえない感動がこみあげてきた。なぜだかローマ法王のように、大地にくちづけしたい気分だった。

体が自然の恵みを感じられるときの、特別な感覚かもしれない。
今の私の体は、なまりになまっているけれど、雪はそんな私の体にも魔法をかけてくれる。雪の中を歩くだけで、元気になった気がするから不思議だ。(雪かきで、肩はこるのだが。)

sona