もう結構

あと一月ほどで99歳となる私の父は、現在、実家近くの老人ホームで暮らしている。私たちも、なるべく顔を見に行くようにしているが、月に一度が精一杯。すでに父の兄弟や友人もみんな故人となっているし、もともと耳が遠い父は、今では記憶もあやふやで、以前のように会話はできないため、親戚も殆ど面会に来ない。

ところが、そんな父のもとに近所の従妹が何度も足を運んでくれているようだ。私より約10歳年上だが、いまだに独身。昔は美人だったけど、かなりの変わり者。心優しいのだが、何を考えているのかいまひとつわからない、不思議ちゃんだ。そんな彼女を昔は父も気にかけて、いろいろ世話をしていたようだが、ある時点で、「ありゃあ、ダメじゃ」と見切ったような言葉を発したことがある。

その不思議ちゃんの従妹から、連絡がきた。この間の父の日に、老人ホームを訪ねた際、久しぶりだったので、父にいろいろ話しかけ、かまってしまったらしい。(具体的に何をしたのだろう?)。それが気に入らなかったのか、父はとても丁寧に彼女にこう言ったのだという。

「ご苦労様です。もう結構です。」

この話に我が家は大爆笑! うちの父は非常に我慢強い性格だ。それに、私たちが訪ねて行っても、引き止めることもしないが、帰れと言うことも決してない。そんな父が、「もう結構」なんて、よっぽどのこと。それも、「ご苦労様です」と気配りをしながら・・・。

いや、父の気持ちはすっごくわかる。彼女に悪気はなくて、本当に親切心からいろいろやってくれるんだけど、それがありがた迷惑・・・という出来事がこれまで数限りなくあったんだもの。いやはや、本当にご苦労様でした。

*朝のコーヒーは息子が淹れるようになりました。
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合奏

きょうは学校で音読と音楽のつどいが開催された。息子の学年は、去年が音読だったので、今年は音楽。合唱と合奏を披露した。

息子は学校の様子を殆ど教えてくれないのだが、近所のママ友から、合唱の練習中に息子が見本となって、みんなの前で歌わされていたことを教えてもらった。山の学校で合唱団に入って以来、大きな声で歌うのが大好きなのだ。

そしてきょうの本番。息子は大きな口をあけて、身体を揺らしながら、楽しそうに歌っていた。次の合奏は、私もよく知っている女子がピアノ伴奏を担当。お母さんから、必死で練習してきたことを聞いていたので、思わずこちらまでどきどき。難しい曲なのに、みんな上手に演奏して、しかも人数が多いから大迫力。なかなか感動的だった。

ビデオ撮影していたママ友によれば、去年からうちの学年を担任している若い男の先生が、感動のあまり壁際で顔を隠して泣いていたらしい。う~む、あの先生なら想像できる。最終学年である6年生の行事は、ひとつひとつが感慨深い。息子にとっても、またいい思い出がひとつ加わったに違いない。

(私はこの行事にかこつけて、ママ友と、またも湖畔のレストランでのランチにでかけてしまった。)

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家事労働

息子が家庭科の宿題で「家事労働」をするという。いくつかの選択肢の中から「朝ご飯づくり」を選んだらしく、きょうは夫にコーヒー豆の挽き方から教えてもらっていた。しかし、いくら朝ご飯を用意してくれると言っても、私は夫の弁当を作らねばならないのだ。同時に台所に立って、あれこれするとなると、本当に邪魔で仕方ない。しかも、予定よりも遅く起きてきたものだから、焦る、焦る。いやはや、なんとも迷惑な宿題。これ、一週間続くらしい。オーマイガッ~!!!

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台風襲来

私たちの日ごろの行いがよかったのだろうか。昨日とはうってかわって、きょうは台風が直撃。警報が発令され、子どもたちは5校時終了後に集団下校。塾も休講となった。

おかげで、きょうは夕方から、家族みんなでのんびりできた。息子にとっては、ちょっとした休息かも。

*これは昨日のランチ!
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上り調子

この前の日曜日、ばあちゃんの形見の携帯をなくしたショックをひきずりながら(!?)、月1のテストを受けに行った息子。きょう、その結果が戻ってきたのだが、なんと過去最高の成績だった。なるほど、これくらいの精神的ダメージがある方が、本気でがんばれるのか? いや、それとも今まで地道に(!?)努力してきたことの成果か? それとも単に、まぐれだったのか?

ま、とりあえず、きょうはたくさん褒めてあげよう!!! エハラマサヒロの口調で。(*塾講師のマネをするお笑い芸人です。)

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教育労働者とはなんだ?

きょう夕飯を作りながら、NHKのローカルニュースを見ていたら、近隣市の小学校教諭が平和運動の活動家に譲渡した銀行口座が過激派に使われていたという報道があり、その市の教育委員会が謝罪会見する模様が画面に映った。

台所からいい加減に見ていたので、よく意味がわからず、あとでネットで調べてみたら、すでに6月7日付で新聞報道があったようだ。ただし、詳細が微妙に違う。こちらの記事では、口座を譲渡したのは、近隣市ではなく、我が市の小学校教諭となっている。

テレビのニュースでは、近隣市の教育委員会が会見をしていたのだから、最初の新聞記事は誤報だったのか。この小学校教諭、書類送検される見通しなのだが、それだけでは実名報道はされないらしく、同一人物なのか確認できない。しかも、最初の新聞報道から、きょうの記者会見まで1週間も過ぎているのはどういうわけか? また、この小学校教諭に通帳を作らせた容疑者(逮捕済)は、我が市の住民で、平和運動の活動家と言いながら、実は中核派の活動家だった。この容疑者はかつて自ら「教育労働者」と名乗っていたようなので、おそらく教師だったのだろう。結局、書類送検の教師と、この中核派との関係はどの程度のものなのかは不明のままだ。

さりげな~く短時間で報じられたニュースだが、よく調べると、けっこう怖い内容ではないか。我が子が通う学校にも、こういう先生がいるのかもしれない。ただでさえ、最近、この住宅地には左翼傾向の人が多いことを知って驚いているのに・・・。(そして、やはりそういう方々の多くは教育関係者なのだ。)

一見、平和な町の中にも、水面下ではいろんなことが起きているのだ。

*きょうの話とはなんの関係もない、ずっと前の写真。
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落とした携帯発見!

きょうは月1のテストの日。息子は仕方なく携帯なしで出かけて行った。

ところがその後、JRから携帯がみつかったと連絡が入った。息子の帰宅後、本人は宿題をしたいというので、結局、私と夫のふたりで京都駅に向かった。駅裏のさびれた場所に遺失物の事務所があって、すんなりと携帯は戻ってきた。やはり帰りの電車の中で落としていたようで、母の形見の携帯は私たちも行ったことのない電車の終点まで旅してきたらしい。

せっかく京都まで来たので、息子に悪いなと思いつつ、夫とカフェで休憩。私はソフトクリームを食べてしまった。
旧式で重い携帯だけど、もうしばらくは大事に使おうね。

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ばあちゃんの形見

最近、息子は可愛らしくない。いや、可愛いときもあるのだが、電話の対応が可愛らしくないのだ。

息子には塾に行くときだけ、携帯電話を持たせている。私が母に持たせていた「らくらくホン」を、そのまま息子が使っているのだ。病院から出られない母が、私たちといつでも話せることが目的だったので、メールやiモードもなし。通話機能のみの携帯だ。待ち受け画面も、病室で撮った母の写真のまま。今となっては、旧式すぎて重い携帯電話だ。

息子がこの携帯を使うのは、塾から帰るときのみ。何時の電車に乗るかを知らせるためだ。その電話を受けて、こちらは駅まで迎えに行く。ところが、この電話がいつもそっけない。そっけないだけならいいのだけど、この間から友達とお喋りに夢中になって、電話をし忘れることも。こちらから何度もしつこく電話をして、やっと電車の時刻が確認できたこともある。

このところ塾にもすっかり慣れて、友達とわいわいやって、成績もあがってきて、ちょっと調子に乗ってる気配。ここいらでガツンとやらないといけないかなぁ~と思っていたら、今夜も電話がかからない。こちらから電話をしても応答がない。何度かけても応答がない。恐らくいつもの電車だろうと迎えに行ったが、心の中では一抹の不安が・・・。

結局、息子はいつもの電車で帰ってきた。ただし携帯電話は紛失。いつもジーンズのポケットに入れているらしいが、どこかで落としたに違いない。本人はまったく記憶がないという。とりあえず、塾とJRに連絡をして、その後、携帯の通話機能を止めてもらう手配もした。

私がガツンと言う前に、本人はけっこう落ち込んでいる気配。(神様がちゃんと見ているのか?)
ばあちゃんの形見の携帯だもの。みつかるといいなぁ・・・。

*夫がパソコンを直して、もらってきたお菓子。見た目からは想像できないかも知れないが(!?)、めちゃくちゃ美味でした。
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女子の悩み

先日、ご近所のママ友たちと住民運動の用事で集まったのだが、ゆっくりと喋る時間がなくて消化不良だったので、急遽、お喋りタイムを設けましょうということに。あいにく来られない人があったので、メンバーは3名。住民運動のこともだけど、学校のこと、子供の今後のこと、話題は尽きず、あっという間に時間が過ぎた。

6年生ともなれば、女子の人間関係も複雑で、些細なことでも悩んだり気にしたりすることもあるようだ。男子はその点、幼くて単純なのか・・・。こういう問題に煩わされることがないのは幸いだ。う~ん、女は怖い。

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懸念事項

住民運動に一区切りがつき、今後の仕切り直しが必要となった。個人的には、負けは負けとして受け入れて、これ以上、頑張ることはせず、元の生活を取り戻しつつ、今後の地域の団結についても考えていきたいと思っていたのだが、「あれ、なんか変じゃない?」と気になることが・・・。この間から、ご近所の方々と話してはいるのだが、どんな志で始まったものであれ、人の組織というのは難しいのだ。

さて、きょうは父の老人ホームから心配な電話も入った。昨日から父が熱を出し、自室で点滴を打ってもらっているという。食事はしているらしいが、年齢が年齢だけに気になる。やはり、この間からの不機嫌は体調と関係があったのだろうか。

ま、なるようにしかならないのだ・・・と思いながら、父のことを案じている。

*昨日、夫が注文したラーメン&チャーハン。
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