おばあちゃんたち

春休みに帰省した際、母の衰えが特にひどく、もう長く
はないのかも知れないなぁと感じた。今も毎日、電話で
話しているが、声が出にくくなって、前のように長話を
することも殆どない。今週の始めには、夢の中で「欲も
得もない境地に至り、このまま死んでも悔いはない」と
話していたところで目が覚めたと教えてくれた。

そうは言っても人の命はわからないもの。山で突然、亡
くなる若者もいれば、実家の母はその後、少し元気を取
り戻したようだ。これまで主治医から「もうダメでしょ
う」と言われたことは少なくとも4回。いま生きているだ
けでも、めっけもの。この時間を、なるべく快適に幸せ
に過ごしてくれたら…と願っている。

今までいろいろ心配かけたし、きついことも言ってきた
けど、今は感謝の気持ちを毎日、母に伝えている。言葉
で言わなくてもわかっていることのはずだけど、何度で
も言葉で言う。言っていいことは、何度だって言う。

昨日、懇談会のあと、珍しく息子とふたりで学校から歩
いて家に帰った。スクールバスに乗るようになるまでは、
こうやって親子で保育園に通園していたのだ。

途中、畑仕事中のおばあちゃんに出会った。当時よく立
ち話をして、たまに野菜やお花をもらったものだ。「S
ちゃん、大きくなったなぁ」と言うおばあちゃんに、息
子は帽子を脱いで近づくと、背比べを始めた。「おばあ
ちゃん、もう腰が曲がって、背がどんどん縮んでるのよ」。
並んでみると、ほぼ同じ。他愛もないことを喋って別れ
を告げると、今度はゲートボール場から老人会の人たちが
手を振ってくれた。この間、ご主人を亡くされたおばちゃ
んも、にこにこ笑って、こっちを見ている。

川のそばの満開の桜を見て、実家の母だけでなく、ここの
おばあちゃん方とも、いつまでともに時間を過ごせるだろ
うか…と考えながら、息子と手をつないで家に向かった。

*息子と親友の(?)女の子。
16apr09-1
*川沿いの桜。
16apr09-2

保護者会、波乱の予感!?

きょうは今年度初めての参観日。
その後はPTAの委員会などの役員決め。
人数が少ないため、毎年、全員が委員になる。

今年度は学校の校長・教頭も総入れ替えとなり、
新体制で新しい風が吹く可能性も!?

最後はクラスごとの懇談会。ここで、ある保護
者から担任に質問がされた。この間、合唱の待
ち時間にママ友たちと話していた心配事につい
てだ。彼女はその時の会話には入っていなかっ
たのだが、同様に心配していたようだ。懇談会
の前には、別の保護者も私に同じような発言を
していたし、ほぼ全員が懸念しているわけだ。

実はこれとは別に、もうひとつ不穏な噂も耳に
入り、今年度は波乱の年となりそうな気配も…。

今年は初めて部長になったし(これも人数が少
ないための持ち回り。断るなんてあり得ないの
だ)、いろんな経験ができそうだわ…。ドキドキ!

15apr09

心に溜めていたことを吐き出した!?

きょうも快晴の温かな一日となった。
3年生になったので、息子の合唱団の練習もきょうから2時間。
約束通り、待ち時間はママ友4人で近くの湖畔カフェにてお喋
り。きょうは初めて湖に面した外のテラス席に陣取った。

お喋りは地域や学校の問題が主なテーマ。途中で、ひとりの
ママ友が前からみんなの懸念事項であった問題について話し
始めた。彼女は特に、そのことで直接、被害を受け兼ねない
立場にあるのだ。そのストレスが相当に溜まっているらしく、
きょうは一気にそれを吐き出したようだ。

最後には、もうひとりのママ友も彼女にとっての懸念事項に
ついて、他の人たちがどう思っているのか話を聞いて、安心
していた。

ひとりで考えていると、変な袋小路にはまってしまいがちだ
し、こうやって心の内を素直に吐き出せる相手がいることは
すっごく大切。山奥の、小さな保守的な村社会では特にそう!

広い空と湖を見ながら、心の中にためていたことをドバ~ッ
と吐き出して、みんなすっきり、気持ちのいい一日になった
(はず)!!

子どもたちも、夕方まで近所の川原などで遊びまくって、
楽しそうだった。

*川原で遊ぶ!
11apr09-3

*昨晩、湖上に浮かんだ月がオレンジ色だった。
11apr09-1

故郷の同級生と尽きない話

今回は帰省中に会おうと話していた同級生ふたりと、
結局行き違いになってしまったが、こちらに住んで
いる同級生と久々に会えることになった。

彼女は去年の夏の同期会にも参加できなかったので、
会うのは何年かぶり。ランチをする約束が結局、午
後の間中、喋り続けていた。

身近な同級生や家族の話から、政治経済の話まで…。
何でも話せる友人というのは、ほんとありがたい。
もちろん最後はカープの話題で盛り上がった!!

*カフェから広島の新球場、「マツダZoomZoom
スタジアム」が見えた!
3apr09

英米人の友人たちの思い出話

昨晩の飲み会で、高校時代に一年間、交換留学で広島に
暮らしたというアメリカ人の友人から当時の思い出話を
聞いた。中でもビックリしたのが、日本語のまったくわ
からない彼女が学校の清掃係のおじさんの「折鶴の会」
とやらに入らされた話。おじさんは、彼女にチマチョゴ
リを着せて、原爆病院の韓国人被爆者の見舞いに行かせ、
ケロイドで変形した足の爪を切らせたり、病院では禁止
されているモグサを買いに行かされたという。

もちろん彼女はひどい目にあったと思っているわけでは
なく、忘れられない出来事として語ってくれたのだけど、
私の目は点になった。もう30年以上前の話。

きょうはイギリス人の友人と久々に会って、子どもたち
も一緒に食事をした。彼女の大伯父に当る人はインド総
督を務め、明治時代の日本も訪れ、発足したばかりの国
会を見学し、伊藤博文などと交流していたという。これ
もビックリな100年以上前の話。

地元で出会って、親しくなったふたりの友人だが、今で
は仕事で協力しあうことも。これもまたご縁なのだ。

今後の仕事のため、私はちょっと奮発して新製品の電子
辞書を買った。がんばるぞ~!

*北白川の疎水沿いの桜並木。
1apr09

囲炉裏を囲んで

きょうは前々から集まろうと話していた地域の
仲間との飲み会。よそ者として当地に暮らして
はや20年以上の大先輩のお宅にPTA世代の2家族
が集った。

子どもたちはこたつの部屋で遊び、隣の部屋で
大人たちが囲炉裏を囲んで、ああでもない、こ
うでもない。

こうやって語り合える仲間がいるのは素敵なこ
とだけど、だからって、変化の兆しや展望は見
えてこない。ここでの変化は時間の経過に任せ
るしかない…というのが、私も含め、きょうの
メンバーの半数の本音だ。

だからって何もやらないわけじゃないけれど。

囲炉裏で焼いたかしわは美味しかった。

31mar09

毎年三月には雪が降る

三月の終わりに必ず一度は雪が積もる。
今朝起きると、久々の銀世界。
その後、すぐにとけたけど。

夫の職場では大変なことが起きていて、
仕事(正確には職場の人間関係)のスト
レスがもたらす悪影響の大きさを、他人
のこととはいえ、考えさせられた。

年を重ねるにつれて、人間賢く、丸くな
るのだろうと思っていたが、そうとは限
らないようで…。

私も仕事が突然忙しくなってきて、ちょ
っとのんびりするつもりが計画変更。ス
トレスためずにがんばろうっと。

16mar09

過疎地は高齢者ばかり

昨日の電話の通り、ママ友が朝から遊びに来た。
珍しく仕事の休みということで、日頃たまっていた
グチを発散したいらしい。今後のキャリアのこと、
生活のこと、地域のこと、話題は尽きない!

午後は地域の健康相談会に顔を出した。少しでも参
加者を増やしたい自治会長さんから声をかけられた
のだ。行ってみると集落のお年寄りばかり。保健士
さんに血圧をはかってもらって、しばしのお喋り。
「年寄りばかりで、これからどうしよう…。遠くの
身内より隣近所と仲良くせねば。」といった話が続
く。そして同じ集落内のあるおじいさんが、最近、
ボケてきたという話も。

実は私も先週、このおじいさんと出会った時に、お
かしいなと思っていたのだ。雪が積もっていた頃に
は普通だったのに、あっという間のことだ。

ここに越してきて五年半だが、わずか15軒程度の
集落内で亡くなられた方5人(最初から入院中の方
も含め)、病院や施設に入られた方3人、子どもさ
んの家に移られた方1人。どんどん空家が増えてい
く。

なのに、地元民の「よそ者は入れない」という意識
はなかなか変わらないようで、これでは地域全体が
自滅しそう。実家の老親も気になるが、ここの高齢
者たちもどうなるのだろう。

*夫がお寺のお下がりをもらってきた。さすがにお
 いしそう!
18mar09

鍵がみつかった!

日曜の会場に問い合わせたら、夫のカギが保管してあった。
そこで代わりに私が取りに行った。帰りに買い物をしよう
とショッピングセンターに寄って、エレベーターに乗った
ら、地元のおばちゃんと出会った。挨拶すると、「私たち
仲間なのよ」と言われ、「え!?」と訊き返すと、整体師
さんにお世話になっている仲間ということだったらしい。

帰宅後は、ママ友Aさんから飲み会のお誘いの電話。その
直後にママ友Bさんがやって来て、ちょっとお喋り。夕方は
ママ友Cさんから「明日、遊びに行っていい?」と電話。

今朝は近所のおばちゃんに呼びとめられて、30分ほどお喋
りの相手をさせられた。無駄な時間のように見えて、いろ
んな情報満載の有意義な時間。こういうところからアイデ
アが浮かんでくるものなのだ。

*平日のお昼のショッピングセンター、空いてる。
17mar09

田舎の生活

近所の週末カフェがようやく3月から営業再開となった。
ご主人の病気のため12月からずっと休業だったのだ。昨
日、消防団の点検を兼ねて夫は早速あいさつに行ってい
たのだが、きょうは私がコーヒータイムを兼ねて訪ねて
みた。夫が持って行った花をちゃんと飾ってくださって、
その上、「きょうはお代は結構です」と美味しいコーヒ
ーをご馳走になってしまった。

午後は近所のアメリカ人のお友達が遊びに来てくれて、
またコーヒーを飲みながら喋り倒した! 地域の話、本
の話、今後の人生計画、結婚の馴れ初め等々、話題は尽
きない。

そして夕飯の準備をしていたら、同じ集落の方が「京都
まで買い物に行ったから」とある有名店のマドレーヌを
持って来てくださった。これは夫が先日持って行ったお
饅頭のお礼らしい。

で、夕飯を食べたと思ったら、近所のママ友からプリン
ターが壊れた~と電話が入り、パソコン関係のサポート
センターと化している夫が出張サービス。

改めて日々の生活が地域に密着していることを実感する
一日でした。

*朝はちょっと雪が降った。
2mar09