上沼恵美子の「こころ晴天」

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久々の更新です。

中学生になった息子がパソコンでNHKラジオの基礎英語を聞いていることから「radiko」の存在を知り、つい最近、私もパソコンでラジオを聴くようになりました。要はテレビがつまらないから。それにラジオだと、聴きながら用事もできるし。

それで、一度、聴きたかったABCラジオ“上沼恵美子のこころ晴天”を先日、初めて聴いたのです。お昼から延々と恵美ちゃん(と勝手に呼びます)がお喋りするのですが、どうでもいい雑談なのに何度もぷっと吹き出すはめに。いやはや、楽しかった。

んでですね。今朝! 9時すぎに郵便屋さんが来たんです。「小包で~す!」と。そして、チルドのシールが貼られた阪神百貨店の大きな箱を渡されました。送り主に「上沼恵美子の・・・」の文字が見えて、「え、なに~!?」

中には、「番組宛にお便りを頂戴し、お礼もうしあげます。抽選の結果、ご当選致しましたので、商品をお送りさせていただきます。」の手紙が。
(*プレゼントをもらってこんなことを言うのもなんですが、文法的におかしくないですか? 「ご当選致しました」は「当選されました」じゃない? 最後の文も「商品をお送りします」でいいと思うけど、最近はこの手の文章が多いですね。)

箱の中身は、「宮内伊予柑」!! 冷えていて、とても美味しそうです。
実は朝食時に、「これが最後のデコポンよ。きょう果物買ってこなくちゃ」、「お母さん、きょう伊勢丹に行くんだっけ?」「伊勢丹には行くけど、伊勢丹で果物は買わないよ」「高いから?」「そう。いや、たまには高級なおいしい果物も食べたいけど、電車で行くから重い買い物はしたくない」などと息子と話したばかりだったのです。そこに現れた高級伊予柑!!! 私が歓喜したのは言うまでもありません。

しかし、はて・・・と立ち止まりました。ハガキは送った気がするけど、何を書いたか覚えてないのです。伊予柑プレゼントと聞いて、ハガキを出したのかなぁ? きょうのキーワード、なんてのがあったのかなぁ? 用事をしながら、ラジオを聴いて笑っていたせいか、記憶が飛んでます。自分で自分が信じられん。

ま、美味しい伊予柑がきたことを素直に喜びます。大笑いして楽しい時間を過ごしたと思ったら、こんな美味しいものまでいただいて、最高ではないですか。ABCラジオ、上沼恵美子のこころ晴天(月)12時~!!!

4月からradikoの有料会員になると、全国のラジオが聴取できるので、関西以外の方も、ぜひ月曜のお昼から笑ってください!

唇をかみしめて(痔の痛みにも耐えるのだ)


朝いちで子供の塾弁の材料を買おうと、車で近所のスーパーに向かった。落ち込んだときに、つい聞きたくなるのが吉田拓郎の『唇をかみしめて』。といっても、私の場合は2004年10月30日の『ひとり股旅@広島市民球場』の奥田民生バージョンなのだけど。車の中で、これを思い切り大音量でかけてしまった。広島に通った2年間を思い出しながら。入院した母と、それに伴い老人ホームに入所した父と、それぞれに訪ねて、お金の支払いやらの雑用をしたり、旧友に会ってグチったり・・・。そんなことを、あのクリニックの医師は知りもしないくせに、「カイコ~!?」なんて言いやがって・・・。などと、はしたなく心の中で毒づく私。

~心が寒すぎて 旅にも出れなんだ
あんたは行きんさい 遠くへ行きんさい~

この部分で、なぜか私はいつも目頭が熱くなる。子供の頃、自分の育った町が大好きで、「ずっとここに住んで、ここで大きくなって結婚する!」と言っていた私に、近所のピアノの先生が、「厚子ちゃん、ここからもっと大きな世界に出て行かんとダメよ!」と言っていたことを思い出すのだ。あの頃は、「いや、ずっとここにいる!」と思っていたのに、先生の言葉通り、18歳で町を出てしまった。そして親の介護が必要になって、ようやく町に足繁く帰るようになったのだ。

そんな感傷にしばし浸ってスーパーに着いて、急いで買い物をして、レジの列に並んだら、ふと頭上から流れるBGMに気がついた。さっきの曲が頭の中を渦巻いているわけではない。確かにお店のBGMだ。雑音にかきけされそうになるBGMに耳を澄ませたら、やっぱりそう。吉田拓郎の『唇をかみしめて』が流れている! なんという偶然!

私の経験則によれば、こういう小さな偶然があるのは、いい流れに乗っているとき。
きょうの空と同じく、私の心も晴れてきた。

by 鳩胸厚子

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10)痔の手術ー追記

ヨルダン戦

オマーンに続いて、きょうはヨルダン戦。いま日本でもっとも信頼できる男たちの戦いに、3人でテレビにかじりついてしまった。きょうも本田選手がユニフォームの日の丸にキスするシーンを見ることが出来て、感動!

とか言いながら、私はサッカーファンではない。ただ日本代表チームの試合はつい見てしまう。今の代表チームは、試合前の君が代をきちんと斉唱している。その姿を見るだけで、こちらも厳かな気持ちになる。「国を代表して、日の丸を背負って闘うぞ」という心意気が伝わってくる。こちらの勝手な思い込みかも知れないが、そういう心構えだからこそ、チームの団結力を感じ、どんな場面でも安心して見ていられる。気持ちの面で決して負けていないから。ひと昔前の代表チームには、感じられなかったことだ。

技術が向上したことだけでチームが強くなるとは思わない。精神的なものの影響も大きいに違いない。だって、彼らの試合を見ているだけで、こんなにエネルギーと感動をもらえるのだから。ただし、夫は「サッカーの強さと国力は反比例しているような気がする」と、国力の低下を危惧しているが・・・。

ところで、きょうの試合の相手、ヨルダンの王室と日本の皇室とは親交が深いそうだ。フォーサイトの記事によれば、つい先日、イギリスのエリザベス女王の在位60周年の祝賀行事に出席された今上陛下が、59年前に皇太子として戴冠式に出席した際、敵国だった日本への嫌悪から会場の案内人が皇太子の席はないと嫌がらせを言ったそうだ。そのとき、「私の隣に座りなさい」と助け舟を出してくれたのが当時のヨルダン・フセイン国王で、以来、ヨルダン王室との親密な関係が続いているのだとか。

どんな世界でも、義理人情って大切なのね。

*息子が家庭科でエプロンを作ってきました。本当は無地がよかったらしいです。
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ちはやふる

息子は『ぬらりひょんの孫』という漫画が大好きだ。以前、そのアニメが深夜に放送されたときは、録画予約して毎週、楽しみに見ていた。『ぬらりひょんの孫』の放送は終わったが、同じ時間帯の番組をいまだに録画予約して見ているようだ。その番組の中で放送されるアニメのひとつが『ちはやふる』。かるたクイーンを目指す女子が主人公の漫画だ。息子は前からこの漫画のことは知っていたようだが、実際にアニメを見て、けっこう気に入ったらしい。

最近、近所のママ友たちとお喋りした際、『ちはやふる』の話が出た。「うちの子もテレビのアニメ、見てますよ~」と言ったら、「漫画、読みますか?」と貸してもらえることになった。実は競技かるたに打ち込んでいる同級生女子が近所にいるのだ。『ちはやふる』は母娘で読み込んでいるらしい。現在、彼女の漫画は近所のほかの同級生女子の間を順々と回っているとかで、とりあえず最初の何巻かを貸してもらった。

そのお母さんから競技かるたの話はよく聞いていたのだが、「なるほど~、こういう世界なのか~」と漫画を読んで初めて理解した私。息子はいつものように、同じ漫画を嬉しそうに何度も繰り返し読んでいる。どんな世界でも、究めることがいかに大変か、息子も感じとってくれたら受験の心構えにもプラスなのだが。

つーか、漫画なんか読んでるばやいじゃないか。

*ハンバーグ、ポテト、ブロッコリが息子の好物。
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本がない!

私と息子もきょう広島の実家から自宅に戻った。並びの指定席に座るため、お昼の新幹線に乗ることになったので、午前中に父の顔を見てから駅に向かった。今朝も父はちょっと不機嫌だったけど、もしかして便秘だとか、体調のせいだろうか。

帰省中は混雑を避けて、おとなしく過ごしたのだが、本屋には何度か行って、ついつい文庫本などを何冊か購入した。その1冊がなぜか見当たらなくて、もしかして先に帰った夫が持って行ったのではないかと疑っていた。夫の手元にないことがわかり、あちこち探したけれど、どうしても1冊だけみつからない。「もしかして買ったつもりで買ってなかった?」と思ってレシートを確認したら、当たり前だけどちゃんと購入している。うーん、どこに行ったのだ?と、探し回った。不思議なことがあるものだと。

で、諦めて帰りの荷物を詰め始めたら、本が出てきた。丁寧に畳んでおいたGパンの下から。なんで1冊だけ、こんなところに!? 

ところで、私が買った文庫本の1冊を夫がいつのまにか読んでいて、「これ、読むと絶望的になったよ」と感想を漏らした。「ほんと?」と思って読んでみたら、なるほど。裏表紙には、「『歴史を軽んずる者は歴史に罰せられる』―。歴史の真実と対面しようとしない国家や民族は必ず没落する。<中略>日本再生の『起死回生策』が見えてくる!」と書いてあるのだけど、「ここまできてたら、もうダメじゃないの?」と私も感じてしまった。そんなことじゃいかんのだが。

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『隷属国家日本の岐路』を読んで国益について考えた

前回、帰省したとき、帰りのローカル電車で向かいに座っていた男性が『隷属国家日本の岐路』という本を読んでいた。「どんな本なのだろう? 読んでみたいな」と思いつつ、自宅に戻ったら、その本のことは忘れていた。

ところが、つい最近、あるメルマガで北野幸伯氏なる人物の著書が紹介されていた。興味をひかれ、その方の著書リストをみると、先日のあの本のタイトルがあったのだ。「これは是非読んでみなければ!」と思い、とうとう購入。

そして実際に読んでみた。実にわかりやすい。しかも、ロシアからの視点という語り口が新鮮だ。右翼、左翼など関係なく、ただただ日本の国益を考えての提言である。2008年の本だけど、これは絶対お薦め。電車で出会った男性に感謝だわ!

隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?
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読書(きょうは『獄に消えた狂気』、やるせない)

今朝、登校班を見送っていたら、昨日の子ども会で司会や進行を頑張ってくれた6年生女子の姿が見えた。朝だからなのか、彼女の表情はいつも硬く、挨拶の声をかけても黙ってこちらを見るだけ。きょうもおはようの声をかけると、うつむいたまま。だが、そのあとに「昨日はお疲れ様!」と言うと、にこっと笑ってこっちを見てくれた。彼女、昨日は一緒に参加していた妹がぐずって大泣きしたときも、冷静に面倒をみていたのだ。

わが息子は、準備にはちょっとだけ参加したものの、会自体は欠席だったので、「昨日の子ども会、どうだったか6年の子に聞いておいて」と言っておいた。一応、大成功だったけど、いろいろ準備をしてくれた6年生としては手ごたえがどうだったのか、知りたかったのだ。

しかし帰宅後の息子は、「あ、訊いてない」。その後、友達が遊びに来たので、私はそそくさと2階に避難して、その間、読書に没頭した。遊びに来ていた友達のひとりが昨日の子ども会の参加者だったので、あとで「子ども会のこと、訊いた?」と尋ねると、「訊いてない」。まったく男って、何を話しているのだろう。

ところでパソコン部屋から追いやられたせいで、きょう読んだのは『獄に消えた狂気』という本。
獄に消えた狂気―滋賀・長浜「2園児」刺殺事件
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被害者のお子さんたちがわが子とほぼ同い年だったので、事件当時は衝撃だった。けれど、事件の詳細はその後、ほとんど報じられなかったように記憶している。その理由はこの本を読んで、なんとなくわかったけれど、しかし、それにしても救いのないお話で、読んだあとは重苦しい空気に包まれた気分だ。しかも、これは単なるお話ではなく、現実なのだから。

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オーディオブック

Steve Jobsに特に興味があるわけでもなく、話題の伝記が出たときも、手にとって見ることすらしなかった。しかし、偶然、ネットでこの本のオーディオブックがあることを知った。CDだと4,000円くらい。でもiTunesだと、2,700円。しかも9時間版と25時間版の2種類あって、どちらも同じ値段らしい。

ということで、思わず購入しちゃいました。25時間版の方。昼間、息子の塾弁を作りながら、あるいは他の家事をしながら、この音声を流している。ながら族でも、意外と耳から内容が入ってくるもの。25時間すべてを聞き終わるまでには、かなりの日数を要しそうだけど、オーディオブックっていいかも!!

*昨晩の私のデザート。クレームブリュレ!
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洗脳特集

この間からカルトの話で盛り上がっていた近所のママ友から、昨晩、「きょうのテレビで洗脳の特集するみたいだから見て!」と言われ、録画していた番組を見た(CMを飛ばすために、最近は殆どテレビ番組は録画再生でしか見ない)。今まで知らなかったオウム事件の事実なども知り、ぞっとした。とは言え、私たちだって多かれ少なかれ、なにかに洗脳されているのに違いない。洗脳という言葉は大げさだとしても、無意識のうちに刷り込まれた常識や前提やイメージの影響を、常に受けているはずだ。

とりあえず一番怖いのは閉鎖的組織だと実感。常にあらゆる意見に耳を傾けられるよう、心はオープンにしておきたい。(って言いながら、頑固で思い込みが激しいことは自覚している・・・)

ついでに最近、読んで面白かった本を紹介します。
世界の富の99%はハプスブルク家と英国王室が握っている (宝島社新書)
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*春休み中は毎日、息子の弁当作りに励んでいる。
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年寄りの思い

車がないので、お昼は昨日のカフェで新しくメニューに載っていたタコライスを食べたいと思ったのだが、きょうは定休日だった。が~ん! そこで駅前の古い喫茶店に入った。実はものすご~く古いお店で躊躇したのだが、ほかに選択肢もなく時間の余裕もなく、入ったのだ。扉をあけたら意外と人がいる。しかも常連さんなのか、お客はかなりの高齢者。老人ホームに来たのかと錯覚したほどだ。(お店の方もわりとお年・・・)

メニューは典型的な喫茶店の軽食のみ、わりといい値段で、はっきり言って美味しくはない。だが息子はここでも漫画があったので満足して読みふけっている。私は週刊誌をめくりながら、店内のお喋りに耳をそばだてる。かなりご高齢のご婦人が、しっかりとした声で世相について喋っているのだ。今の政治家のふがいなさとか。「昔はね、東條さんがこう言ってたのよ。(と演説を口マネ)。頑張ってるな~と思ったわよ」などと。

その後、焦って老人ホームに駆けつけると、父はちょうどトイレの介助をしてもらったところで、洗面台の前に立っていた。ところが介助のおばちゃん2名が手を洗わせようとしても、頑として動かない。きれい好きの父は、普段はものすご~く丁寧に手を洗うのだが、きょうは完全拒否。その理由は一目でわかった。介助者が父の嫌いなおばちゃんだからだ。はっきり言えば、私もこの方は苦手である。ベテランの方なのだが、それゆえに何事もさっさと効率的に進めたいらしく、相手のペースに合わせないのだ。「なるべく楽に早く終わらせたい」というのがみえみえで、少々のことなら力づくで無理やりやらせるのだ。それで父が思い切り抵抗した場面を、私はよく覚えている。きょうも、そうだったのだろう。

決して水道にさわろうとしない父に、私が「じゃ、きょうはこれで手を拭いたら」とウェットティッシュを差し出すと、受け取ってくれた。それを見て、例のおばちゃんはここぞとばかりに「じゃあ、お願いします」と消えてしまった。もうひとりのおばちゃんは、彼女について研修している新人さんらしい。

昨日はいつもの優しいお兄さんたちがいたせいか、父の機嫌はよかったのに・・・。最近は問題ないようだが、かつて父がたまに不穏になることがあると施設長さんに言われたことがある。こちらの問題もあるとは思うが、スタッフとの相性も意外と重要なのかも知れない。

それでも父はきょうも手を振って、私たちを見送ってくれた。

帰り道、息子に、「じいちゃん、どうして不機嫌だったと思う?」と訊くと、「あのおばちゃんでしょ。わかってるよ。お母さん、絶対訊くと思った」と即答された。そして、こう続けた。「確かに嫌なおばちゃんだけど、ああいう嫌な人も、たまにはいなくちゃいけないんだよ。」

はぁ、なるほど。そういう人のお陰で、われわれも修行して成長できるというわけですね。

*実家近くの幼稚園では卒園式が行われたようだ。
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新幹線で、こんな本を読みました。

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