スーパー・ブルー・ブラッド・ムーンと室内履きの謎

昨晩は、月が地球にもっとも近い「近地点」にあり(Supermoon)、その月の二度目の満月であり(Blue moon)、さらに月食で赤味を帯びる(Blood moon)「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」であった。私は空が暗くなりきらないうちから、ときどき窓から月をチェックして、月食が始まってからは近所を散歩して、月の姿がなくなるのを見届けてから家に帰った。

なんだか月のパワーをたくさんもらった気分だ!

おかげで今朝は爽快な気分で目覚めたのだが、私の愛用の室内履きが足元にない! 季節柄、家の中で室内履きを脱ぐのはお風呂とトイレ以外にあり得ないのに。寝室、廊下、玄関、洗面所、キッチン、居間など、私が通過する場所をすべて見て回ったのに(しかも2回も)、室内履きは見当たらない。まさにキツネにつままれた気分。月のマジックで消えてしまったのか!?

仕方なくそのまま台所に立って、子供を送り出したあと、夫に室内履きが見当たらないことを話したら、今度は夫が家の中を見て回ってくれた。そして、あっという間に私の室内履きを手に戻ってきた。

「すごい! どこにあったの?」と訊くと、2階の洗濯部屋のベランダの前にあったという。そうだ、すっかり忘れていたが、昨夜寝る前にもう一度、窓から月を探したけど見えなかったので、2階のベランダに出て頭上の月を確認したのだった。

な~んだ、月のマジックで消えたのは、室内履きではなく、私の記憶だったのだ。がっくり。

私の東京脱出の理由(阪神淡路大震災の日に)

阪神淡路大震災があった1995年1月17日からきょうで23年である。

あんなに憧れて東京に出た私が、東京脱出を決意したのはその前年の1994年だった。本当は自分自身の問題だったのかも知れないが、当時の東京に閉塞感を感じて、とにかく東京、いや日本を出なければと思っていた。バブル崩壊後の世の中に、なんともいえない厭世観というか、ネガティブな空気が満ちている気がして、どうせなら優雅に楽しく下り坂を転がっていかねば…と思い、そのお手本として一足先に下り坂のヨーロッパを見てきたいなぁと考えていたところ、ひょんなことで中国に行くことになった。本当のところ、私はただあの当時の東京、日本を出たかっただけで、行き先はどこでもよかったのかも知れない。とにかく、あの空気に耐えられなかったのだ。

春に中国に行こうと準備していた矢先に、阪神淡路大震災が起こり、私の東京脱出の決意はますます揺るぎないものとなった。幸いなことに私は震度4以上の地震を経験したことはないのだが、それでもひとりで暮らす東京のマンションの部屋で夜中に震度4の揺れを感じたときは恐怖だった。丸の内や大手町のオフィス街で働いていた頃はさほど気にならなかったのだが、その後、渋谷に通勤するようになってから、渋谷駅前の大きな歩道橋を渡るたび、「いま大地震がきたらどうなるんだろう」と漠然とした不安を抱くようになった。トラックが通過するだけで歩道橋が揺れるので、これで地震がきたら…と思うと、自然と小走りになった。そう思いながら地下鉄に乗ると、またも不安になる。真っ暗なトンネルの中にいるこの瞬間に、地震がきたらどうなるんだろうと。

ひとり暮らしであったことが、一番の不安の原因だったと思う。何かあっても、家族がいれば探しに来てくれるだろうが、ひとり暮らしではどうにもならない。だから「万一のとき、こんなところで死ぬわけにはいかない! 早くここを出なくては!」と思ったのだが、そんなとき地下鉄サリン事件が起こり、私は決意を固くした。

その後、日本に帰国して、京都に暮らすことになったときも、郊外の山に囲まれた物件を借りた。裏に小川と畑があったので、たとえ地震がきても、なんとかなりそう…と思えたのだ。その後、山奥の過疎地で茅葺屋根の古い家(平屋)に暮らし、いまは湖のそばに住んでいる。いつどこで何があるかはわからないけれど、少なくとも東京にいた頃と違い、自然の景観に恵まれた場所で、家族と共に心穏やかに暮らしていることは確かだ。

国際宇宙ステーション

中学3年生に進級となった始業式の途中で腹痛を訴え、早退して病院に行ったら、急性虫垂炎ということで即入院・手術となった息子。あんなに病院(注射)嫌いの息子が、自分から病院に行くと言ったのだから、よっぽどの痛みだったのだろうが、術後はあっという間に快復。若いって、いいなぁ。

きょうは夕方、術後の検査に行き、もう何も心配はありませんとお墨付きをもらったら、珍しいことに息子が「タイ料理を食べに行こう」と言う。和食大好きで、辛いものは苦手なくせに、いったいどうしたということか。ま、私にタイ料理に付き合わされると、辛くない「おかゆ」を頼むのが常なのだが、今夜はなんと自らトムヤムクンを頼もうと言い出した。なんだか、成長しているなぁ。

家の前でふと夜空を見上げると、星がけっこうよく見える。昨年末に今までで一番、街中に引っ越したのだが、実は近くに神社などの広い緑地があるために、夜空がきれいに見えるのだ。思わず星空に見とれていたら、飛行機の赤いランプの横で動いている星のようなものを発見。かなりスピードが速い。そして、しばらくすると消えていった。あれ、もしかして国際宇宙ステーション? 息子と時刻を確認して、帰宅後、調べてみたら、本当にそうだった。

山の集落に住んでいた頃、小学校の屋上での天文教室で偶然、ソユーズとドッキング直前の国際宇宙ステーションを目撃したことがあるが、今回はあのときよりもはっきり見えた気がする。息子とふたり、なんだかとってもラッキーな気分になった。

*きょうは比叡山延暦寺で上宮太子講式という法要を見てきました。天気に恵まれ、これまたラッキーな気分!
taishiko

台風襲来

私たちの日ごろの行いがよかったのだろうか。昨日とはうってかわって、きょうは台風が直撃。警報が発令され、子どもたちは5校時終了後に集団下校。塾も休講となった。

おかげで、きょうは夕方から、家族みんなでのんびりできた。息子にとっては、ちょっとした休息かも。

*これは昨日のランチ!
DSC04245

初心に返る

近県の友人がご近所のお友達を伴って、山の寺にお参りにきた。私も案内役としてお供をした。

お寺に向かって山道を走っていると、トンビが近くに飛んできたり、リスが道路の脇を走っていたりと、私たちを歓迎してくれているようだった。

おかげで広い山の中を効率よく回ることができた。いくつものお堂を巡り、鐘をついたり、散策したり。私と夫が初めて出会った場所も久しぶりに訪れた。ここからすべてが始まったのだ・・・と初心に返り、こうやって友人と再訪できたことをありがたく思った。

お参りのあとは湖畔でランチ。やっぱり女はお喋りがいちばんなのだ。

DSC04225

草刈り

夫は昨日は広島で、きょうは山の家の草刈り。浄化槽の管理費の支払いなどの用事もあって帰ってきたのだが、大雪で壊れたままのお風呂の煙突の修理や、屋根の塗り替えなど、いろいろと家のメンテナンスが必要だ。ふぅ。

帰り道には棚田のそばのトマトの直売所に立ち寄った。日本の田んぼの景色は心がなごむ。

DSC04178

金環日食

今朝は金環日食。なので、早めに起きてお弁当&朝食の準備を済ませた。テレビの中継を見ながら、ときどき玄関の外に出て、空を見上げる。この前、広島に帰省したとき、従姉が日食グラスをプレゼントしてくれたのだ。広島は金環日食のエリアから外れているのだ。ここは境界線上かな~? 微妙なところ。

天気はばっちりだったので、日食ははっきり見えた。近所でも、皆さんベランダや路上で観察しておられた。子供たちは通学途中は空を見ないよう学校で指導されていたので、登校後にみんなで観察したらしい。

話変わって、この間から大阪市職員の入れ墨調査が問題になっている。調査の是非について意見はいろいろあるだろうけど、教職員だけ調査しないのはどういうわけだろう? 普段は平等を訴えている先生たちだけ、特別扱い? 教育委員会には、それだけ権限があるということ? 人権侵害になるというのが理由らしいけど、その言い訳、生徒たちに悪用されませんように!

*セッコク、まだ咲いてます。
DSC04150

黄砂アレルギー

昨日の朝、外に出たら比叡山がかすんでうっすらとしか見えなかった。そのあと山の集落に向かったのだが、やはり遠くの山々はかすんでいた。黄砂の季節か~と思いつつ、洗濯物は外に干したまま。

夫は帰宅するなり、「喉が痛い!」と訴えた。鼻水も出まくり。これは黄砂のしわざに違いないと思っていたら、夫の体調はさらに悪化。きょうはお弁当を残して戻ってきた。そして、ごはんを少し食べると、そのままバタンキュー。

実はその後、連絡をとった近所のママ友も同じ症状を訴えていた。きょうの昼間、外で立ち話をしたあと、喉や鼻の調子が悪くなり、その後、訪れた講習会の会場では気分が悪くなって吐き気を催したと。さらに別の近所のママ友も風邪で喉が痛くて、調子が悪いとマスクをしていた。いやいや、それ、風邪だけじゃなく、黄砂の影響もあるのでは?

きょうは家の中にいても、喉がイガイガする感じだった。(気のせいか!?) 年々、黄砂の影響は大きくなっているのでは? 中国の発展につれて、有害物質も増えてそう。もし日本が脱原発国になったとしても、近隣諸国で原発事故や核実験があったら、たまったもんじゃないな~と考えてしまった。スイスみたいに核シェルターの設置を義務づけてはどうか・・・なんて議論も出てこないし、今に至っても私たち日本人はお花畑なのだろうか。

*昨日、山の集落では桜が満開でした。
DSC04070

嵐のあと

今朝、リビングのシャッターを開けたところ、壁際に置いてあるプラスチック製の大型ゴミ箱が飛ばされていた。そういえば、ほぼ空の状態だった。なのに、庭の更地に無造作に置いてある自転車は倒れていない。もしかして、昨夜、夫が立て直したのかも知れないと思い訊いてみたが、「知らない」と言う。風が強い日には、何度か倒れていたんだけど。う~ん、謎だ。

DSC04008

嵐の一日

きょうは嵐になるとの予報なので、リビングのシャッターも一日中、開けなかった。

午後から風雨が激しくなったが、この辺りは警報も出ず。ただし電車のダイヤが乱れ、息子の塾には20分ちょっとで着くはずが1時間、かかったらしい。帰宅時もダイヤは乱れたままで、結局、息子は塾友のお母さんの車で帰ってきた。(頼りになる方が近所にいらして、ラッキーなのだ。)

ほんとに嵐の一日でした。

*冬の間、トイレに設置していた小型暖房機を拭いていたら、横の空気の噴出し口から、一冬の間に溜まった埃がニョロロ~ンと飛び出してきた。息子が面白がって、このあときれいにしてくれた。ラッキー!
DSC04004