老父の施設見学

母の入院と同時に急遽、父は老健(介護老人保健施設)に入所
したのだが、基本的にここは家に帰ることを目的に最長3ヶ月
滞在する施設である。最初は母の退院時にふたりで入れる施設
を探していたが、母の退院のメドはつかないし、ふたりの心身
の状態も違うため、父がひとりでも安心してずっと生活できる
施設を探している。

しかし特養(特別養護老人ホーム)はどこも数百人待ちだし、
グループホームも男性はお断りというところが多いのが実態
(もちろんパンフレットにそんなことは書いてない)。結局、
介護付き有料老人ホームをあたるしかない。

きょうは前にアポをとっていた実家から一番近い施設に見学に
行った。電話ではとっても感じがよかったのに、行ってみると
施設長はなかなか出て来ない。やっと来たかと思うと、あまり
愛想もなく、部屋を見学させてくれて、「今はこの一部屋しか
空いてないが、先に相談に来られた方がいるので、その方が入
られたら、もう入所は無理」とのこと。また、まもなく特定施
設に変更となるため、現在はその準備で慌しく、契約にも改定
事項が出てくるため、いまは詳しく説明できないとも。

こちらの事情は聞かず、いきなり施設の現在の状況を述べられ、
最初から突っぱねられてる雰囲気だったが、私もこちらの状況
を説明し、可能性があるのかどうか、食い下がってみた。(内
心こんな施設では安心できないかも…と思いつつ。)

話しているうちに施設長さんもだんだんと物腰がやわらかくな
ってきて、「大変ですねぇ」などと声をかけてくださった。施
設もどこも大変なんですよ~とも。

たぶん私の勝手な推測では、本当に毎日毎日が頭が痛いことだ
らけの激務なのだろう。入所者やその家族に困らされることも
多いのだろう。だから最初にきつい感じで突っぱねているのか
な~。そう思うと腹が立つより、むしろ共感を覚え、施設を後
にした。最後はとっても感じよく見送ってくださった。

あとは連絡待ち。さて、どうなるかな~。

*やっといい天気!
27jul09

“老父の施設見学” への2件の返信

  1. 私の義母がおととい、大腿骨を骨折しました。
    その時は目の前が暗くなりました。でもこうして厚子先輩が奮闘している。
    毎日のブログの記事が、ものすごく参考になります。目の前に光が見えてきました。ありがとうございます。すごく心強いです。
    ・・・私は何の役にもたたないけど・・。

  2. うちの母も何年も前に大腿骨を骨折しました。病院に運びこまれたとき、「骨折して入院しているうちにボケる人が多いから、早めに施設を探した方がいいですよ。もし暴れたら、手を縛らせてもらいますからね」と看護士さんに言われ、付き添ってくれた方はショックを受けていましたが、何とか無事に退院できました。心ない発言はそれだけで、その後はやさしい方ばかりでしたが…。
    お互い無理せず、できる範囲でがんばりましょうね。まずは自分の体がいちばんですから!!(私も心強いです!)

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