新年度

きょうは午後から保育園の入園・進級式。
快晴の中、みんな元気に集まった。なぜかみんな
髪の毛が短くなっていたりして。
新しく若い先生も加わり、常任の保育士3人体制。
私も保護者会の会計担当となった。

いまだに保護者会になじめない私とは裏腹に、子
供は久々に友達に会えたのが嬉しくて、嬉しくて、
式のあともずっと遊んでいる。

夫は夫で、お寺での春の大きな行事が続き、疲れ果
てて帰って来た。最近は朝もなかなか起き上がれな
いくらい、相当疲れているようだ。いいように考え
れば、それほどの仕事を任せられるようになったと
いうことか。

それにしても、新卒で入ってきた事務職の女性に声
をかけられただけで、「ちゃらちゃらした女だ!」
と嫌がっている夫が、とてもおかしい。幸薄そうな
女性や、ぶさいくな女性、ぶっきらぼうな女性の方
に惹かれる人なのだ。そんな夫に選ばれた私って…?

ともかく、気持ち新たに新年度をスタートしよう!

dote

きんいろのきつね

宿直明けの夫は、がんばっていつもより少し早めに
帰って来た。だが頼まれた買い物と宴会の手配があ
るというので、私と子供も一緒に出かけることに。

昔ながらの棚田の風景が残る地区を通り抜け、温泉
街の旅館に到着し、夫が宴会の手配をしている間、
私と子供はロビーの絵本コーナーで時間をつぶした。
そこで子供に頼まれて読んだのが、「きんいろのき
つね」。なかなか妖しく怖い話でした。

この間、お気に入りの韓国料理屋に行ったら貸切で
入れなかったので、今夜こそ!と思っていたら、な
んと韓国へ買出し中のため臨時休業。残念!

仕方なく、近くのファミレスに入ったら、子供は
「こっちのほうがよかった」とご機嫌でした。春休
み最後の夜だし、ま、いいか。

ogi

必要なもの

すっかり暖かくなった。
水仙も、もうじき咲きそうだ。
虫も鳥も、たくさん飛んでいる!
ウグイスの鳴き声も、今年初めて聞いた。

となると、部屋の中の暖房器具が邪魔くさい。
なんで、こんなとこにあるのよ!と邪険にする。
人間(いや、私だけ?)とはゲンキンなもので、
この間までは「寒い、寒い」とお世話になって
いたくせに、必要なくなると、この態度。
いかんなあ。

そこにいるだけで「うざい」と息子から思われて
いる伯母がいるが、それは息子がすでに母親を必
要としていないことの証なのか!?
いや、暖房器具だって、冬になったら必要になる
のだから、うざい母親だっていざというときは頼
りにされるのだろう。

私も「うざい」などと言われる前に、たくさん息
子とくっついておこう。きょうは夫が宿直なので、
早めに子供と一緒に寝るのだ。これも今だけの楽
しみだから。(とはいえ、すでに嫌がられること
も…)

すい

休日の憩い

きょうは夫の休日。
子供も春休みなので、久々に全員で朝寝坊。
空も晴れて、暖かな春の日。
ああ、しあわせ!

夫は庭でなにやら仕事。私は家事をしたり、たまっ
た新聞を読んだり。子供も犬も、それぞれに楽しそう。

三人家族になって、ここが三軒目の家なのだが、やっ
ぱりここに来てよかったな~と、つくづく思う。

そして、一仕事終えたら、コーヒーで一息つく。
いろいろ試したが、今のところ、これが私たちの必需品。
しばし和んでから、車のタイヤ交換に出かけた。やっと
ノーマルタイヤに戻ったぞ。

こんなことをしていたら、週一の休日はあっという間に
終わってしまった。

cofma

共同作業

月曜日はいつものように子供を連れて、車で20分ほど
の友人宅へ。きょうは春休みの上、天気もよいので、
子供が外でたくさん遊べるように少し早めに行った。

友人は庭仕事に勤しんでいた。ここには春の花がたく
さん咲いていている。うちの辺りより、かなり暖かい。

その後、健康によいというセージのお茶をいただいた。
ハーブガーデンを作って、ハーブレッスンを主宰する
彼女は、これまでにも雑誌などのメディアに何度も登
場しているのだが、これからハーブクッキングの本に
取り組むらしい。

彼女にとっては、カメラマンのご主人との共同作業と
なることが、なによりも嬉しいようだ。ご主人を愛し
ているのだなあ。

かくいう私も、今抱えている仕事は夫との共同作業に
近いものがあるのだが、一緒に取り組む時間を作るの
が難しい。ついつい、仕事以外のことに時間を費やし
てしまうので。ま、生活のすべてが共同作業であると
思えば、一緒にいられるだけでいいか。

idecho

リングレス

新聞を読んでいたら、既婚者なのに結婚指輪をして
いない女性には疑心暗鬼になるという未婚女性のエ
ッセイがあった。

私も結婚指輪をしていない。そもそも持ってないの
だから、しようがない。結婚前には結婚したら指輪
をするものだと思っていたが、夫の職業柄、指輪は
ふさわしくないように思い、それならふたりとも指
輪はなしにしようと決めた。

その代わりに買ったのが、おそろいの腕時計。とは
いえ、これも夫の職業柄、派手なものはよくないと、
至極スタンダードな地味なものとなった。

そういえば、「あなたにとって腕時計とは?」とい
う心理テストがあった。当時、ステディな彼もいな
かった私は、「いつかは本当に気に入る一生モノの
に出会いたいが、今のところは安物でもいいから気
分に応じておしゃれな時計を楽しみたい」と答えた。
実はこれ、異性についてどう思っているかを示して
いるらしい。
この答え通り、私は一生モノの異性と腕時計を得た
ことになるのか。

きょうは、私の大切な腕時計を風呂焚き場に隠した
ことのあるわが息子と、一緒にお買い物。
それにしても、みんな結婚指輪ってしてるのかなあ?

ikada

春眠暁を覚えず

どころか、きょうの私はお昼前も昼下がりも、寝てしまった。
その間、子供は昼寝もせず、いい子に遊んでいたようだが、
どうしてこんなに眠いのか、自分でも不思議。

春休みで、ずっと私といることに飽きたのか、子供は夫が帰っ
てくると、いつもにも増して大喜び。ふたりでゲームに必要な
なにかを買いに行くというので、その間、私は家電屋の一番高
いマッサージ器で時間をつぶした。

そして、本屋で「住む。」という雑誌を購入。うちの設計をし
てもらった森田さんの作品(京町家のリフォーム)と、奥さん
の久美さんの料理エッセイが載っている。

これを読んでいる間も、夫と子供は仲良くゲームの解説本を読
んでいる。男同士の世界…だなあ。ふたりの会話の内容、私に
はじぇんじぇんわかりましぇん。あ~あ、とまたあくび。

saiz

感謝の気持ち

きょうから四月。

犬の散歩にでかけると、近所のおばあちゃんがいつもの場所で
草むしりをしている。おばあちゃんは、冬の寒いときや雨の日
を除いて、たいてい毎日二回、ここでお祈りをしている。そし
て、お祈りがすむと、辺りの草むしりをして、天気がよければ
少し日向ぼっこをして、乳母車を押して帰っていく。

乳母車には、草むしり道具一式と、なぜかクマのぬいぐるみが
入っていて、愛らしい。

きょうは珍しく、おばあちゃんは若い頃の苦労話を少し話して
くれた。そして、「こんなに長く、ここに置いてもらえて、あ
りがたい思うてます。今はなんにもできることがないので、こ
うやって草なりと取っておこうかと…」と、楽しそうに草むし
り。

しばし自分を省みる。おばあちゃんに頭が下がる。感謝の気持
ち、忘れないようにしないと。

家に帰ったら、玄関先に榊がおいてあった。裏のおばちゃんが
山から採ってきたに違いない。ここの人たちは、信心深い。
またまた感謝。

tukusi

こどもの楽園

きょうは、うちの子とその友達とで一日遊んだ。
朝は隣町の山の上の公園、午後は京都のこどもの楽園と、
ずっと戸外で過ごした。

4歳と5歳の男の子の、わけがわからないけど、なんとも
楽しそうな会話。ケンカしてるのかと思ったら、そうで
もなく、実は楽しそうだったりする。女の私には理解不
能の世界を観察して、楽しませてもらった。

普段は大勢の子供にまみれることのないうちの子も、友
達も、不特定多数の初対面の子供たちの中で、なんとか
遊んでいる。こうやってもまれて、大きくなっていくん
だなあ…。

遠くで見守ることしかできないけれど、自然とも人とも
上手につきあっていける子になってほしい。

楽園

結婚への道

春休み第一日目はおとなしく過ごした。
子供と一緒に犬の散歩に出かけたら、水仙がふくらんでいた。
気がついたら、ネギもどんどん伸びている。
春だなあ。

この間、年下の友人が悩んでいた。「つきあっている彼と今年
中に結婚を決められないかなあ」と。みんな、どうやって結婚
を決めるのか…私たちの例はあんまり参考にならないので、よ
いアドバイスができない。

と思ったら、つい先日、結婚したばかりの友人(男)から電話
があったので、男はどこで結婚を決めるのか訊いてみた。
「それはもう、女性の手腕しだいです」と彼は答えた。「僕に
とって、結婚というのは宇宙旅行に行けというくらい、とっぴ
もないこと、現実としては考えられないことだったので、気が
ついたら、結婚する手はずが整えられていた…という風に彼女
がもっていってくれたからじゃないですか。」

この言葉を友人に伝えたら、「え~、私にとっても結婚って宇
宙旅行みたいな未知の世界ですぅ」とのこと。ただし、女性の
場合は「未知の世界だからこそ、知りたい」という積極的な好
奇心に駆られるのですね。
影ながら健闘を祈っています。

ちなみに私たちの場合は、私たちを引き合わせてくれた友人が、
私たちの気持ちを察知して、今後のことをはっきりさせなさい
とふたりに迫ってくれたので、結婚に至りました。彼女の言葉
がなければ、ふたりとも「結婚」という言葉すら思いつかなか
ったかも。恩人です。

水仙、早く咲かないかなあ。

suise