第30回『お坊さんと話そう』比叡山が生んだ名僧、智証大師円珍(2018.10.14.)

前回は、第三代天台座主、慈覚大師円仁について伺いましたが、今回のテーマは第五代天台座主、智証大師円珍円珍さんが復興された延暦寺の別院「園城寺(おんじょうじ)」(三井寺)は、後に延暦寺と対立して独立することに。けれど現在では、毎年、円珍さんのご命日には三井寺の僧侶の方々が比叡山までお参りにいらっしゃるとか。比叡山にある円仁さん、円珍さんなどのお墓に私たちがお参りすることも可能なようです。

それから、「大師」というのは朝廷から高僧に贈られる称号で、日本で初めて「大師」号をもらったのが最澄さんと円仁さんだそうです。ついでに、お漬物の沢庵も本当は比叡山が発祥の地なのだとか。あまり知られていませんが、歴史が長いだけに比叡山発祥のものは意外と多そうです。

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第29回『お坊さんと話そう』比叡山が生んだ名僧、慈覚大師円仁(2018.10.08.)

2018年10月6日ニコニコ動画で「伝教大師1200年大遠忌 特別企画【世界文化遺産を9時間かけて巡る生放送181007_001」と銘打った番組が比叡山延暦寺から中継されたようです。今回はそのお話から始まって、天台宗第三代座主を務められた慈覚大師円仁さんのお話を伺いました。日本のお坊さんが身につける「輪袈裟」を考案されたのも、修行としての「写経」を始められたのも、円仁さんだったとか! 名僧の数々のエピソードをぜひお聞きください。

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第28回『お坊さんと話そう』比叡山の密教、そして曼荼羅について(2018.09.30.)

密教…というと「曼荼羅」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。いまだに密教がどういうものなのか、よくわからないでいる私ですが、今回は曼荼羅について訊いてみました。(仏様をポケモンに例えて、ごめんなさい!)ちなみに今年は10月23日/24日のいずれかに、延暦寺の大講堂曼荼羅供養が行われるそうです。(正確な日時は直前に問い合わせてみてください!)

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第27回『お坊さんと話そう』比叡山延暦寺での護摩供について(2018.09.23.)

先日、密教について少し教えていただきましたが、密教の儀式といえば「お護摩」が有名なのではないでしょうか。きょうは、護摩とはどういうものなのか訊いてみました。一般的に護摩不動明王の前で行うものだそうですが、延暦寺根本中堂では薬師如来の前で護摩を行うとのこと。根本中堂はいろんな意味で特別な場所のようです。

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映画『バンク・ジョブ』で知った英国の謎の強盗事件

ケーブルテレビの映画チャンネルで適当に「面白そうかな?」と思うものを録画しているのだが、その中から最近、観たのが2008年の英国映画『バンク・ジョブ』。いったいどういう類の物語なのか、まったく前提知識なく見始めたのだが、これは1971年9月11日にロンドンで実際に起きた銀行強盗事件を基にしていて、一応、「半分フィクションです」と断っているのだが、あとで調べてみたところ、かなり綿密な取材をして制作されているようで、意外と真実に近い物語なのかも…と思っている。

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映画では、まずロンドンで中古車店を営む主人公が知り合いから銀行強盗を持ちかけられる。ベイカーストリートロイズ銀行の警報装置が、取替え工事の期間だけ機能しなくなるので、その間に地下の貸金庫を狙おうと。そこで主人公は仲間を募り、銀行の二軒隣の空き店舗を借り、内装工事をしていると見せかけて、その店舗から銀行まで地下トンネルを掘る。

実はこの計画の黒幕は英国諜報部MI5なのだが、主人公はもちろんそんなことは知らない。MI5の目的は、ブラックパワーの指導者として有名なマルコムXに傾倒して、当時「マイケルX」と呼ばれていたトリニダード・トバゴ出身の似非活動家が貸金庫に保管していた英国王室関係者のスキャンダラスな写真を入手することだった。マイケルXは、実は麻薬の密輸など数々の犯罪を犯しながらも、その写真を脅しに使って、逮捕を免れてきていたのだ。

しかし主人公たちの一団がまさに強盗を実行に移そうという時、見張り役とのトランシーバーでのやりとりを偶然、近所の無線愛好家が聞きつけ、警察に通報。近隣のどこかの銀行が狙われていると調べて廻るのだが、危機一髪で強盗団はみつかることなく、貸金庫の数々の財宝を盗み出した。しかし…貸金庫に隠されていたのは、王室のスキャンダル写真だけでなく、政財界の大物たちのスキャンダル写真や、警察官への賄賂の記録など、表に出たら困る人たちがたくさんいたため、強盗団はプロの刺客に狙われることに。結局、主人公は王室の写真を返却することで逮捕を免れ、マイケルXトリニダード・トバゴで逮捕される。
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この強盗事件は、最初の数日間だけ報道されたものの、その後、ぱったりと報道がやみ、未解決のままとなっているそうだ。これは「D-note(D通告)」という、機密保持のため政府から報道機関への報道差し止めの通告がされたからだと言われている。事件当日にアマチュア無線家の通報を受けた警察も、当初は動きが鈍かったと言われているし、不審なことが多々あるらしい。

映画の中では、マイケルXが持っていたのはマーガレット王女(エリザベス女王の妹)のスキャンダラスな写真ということになっていて、それを受け取ったマウントバッテン卿が写真を見て、「なんておてんばな!」みたいなことを言うのである。マウントバッテン卿といえば、IRA爆破テロで暗殺されたけれど、葬儀には遺言により第二次世界大戦で戦った日本人の参列を拒否したのだとか。
また映画の最後でマイケルXの逮捕の場面が出てくるのだが、ここで明らかになる惨い事件は実際の出来事らしい。

しんどいエピソードを並べてしまったので、ちょっと楽しい映画のみどころも記しておくと、当時、革命運動家として有名だったマイケルXが実際に交流していたジョン・レノンオノ・ヨーコのそっくりさんが一瞬、出てきたりする。それから、私は気づかなかったのだが、当時、マーガレット王女と交流があったミック・ジャガー貸金庫の係りとして出演していたと知り、びっくり。また、裏社会のボス役を演じるのが、『名探偵ポワロ』役で有名なデヴィッド・スーシェだったのも意外。でもこの方、実は悪役もたくさん演じているのだとか。

この映画を見て、どこの国にも、未解決の謎の事件がいろいろあるんだなぁと思った次第。でも、英国王室といえば、ハリー王子全裸写真流出や、アンドルー王子少女買春疑惑など、さまざまなスキャンダルが続出済み。今だったら、こんな写真のために銀行強盗をやらせるなんてあり得ないかも…。

第26回『お坊さんと話そう』比叡山延暦寺国宝殿での至宝展について(2018.09.16.)

以前にもお知らせしましたが、2018年8月1日より、比叡山延暦寺『国宝殿』にて伝教大師1200年大遠忌記念の『至宝展』が開かれています。きょうは、前期展(9月30日まで)をご覧になったご住職に見どころなどを伺いました。(10月1日、2日はお休み。後期は10月3日~11月30日)。坂本の里坊などに安置してある普段は非公開の仏像、仏画、工芸、書跡など計73点を集めたという『至宝展』。その中には、国宝3点重要文化財26点が含まれているとか。この期間に、ここでしかお姿を拝めないかも知れない仏様に、皆さんも会いに行かれてはいかがでしょうか。なお、延暦寺拝観料700円とは別に国宝殿の通常の入場料500円が必要となります。通常の料金で『至宝展』の仏様にもお参りできるのは、ありがたいことかも! 私も行ってみるつもりです!

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第25回『お坊さんと話そう』比叡山で行われている密教とは?(2018.09.09.)

前回『天台座主』について伺った際に、密教の流派がいくつもあるという話がでてきました。今回は、「そもそも密教とはなんなのか?」、「比叡山延暦寺ではどのような密教の法要が行われているのか?」、尋ねてみました。日本の仏教の宗派の中で密教といえるのは、真言宗天台宗ですが、天台宗顕教密教の両方をとりいれているそうです。しかし、密教の定義というのがこれまた曖昧というか複雑というか…。ちなみに、比叡山で行われる密教的な行事の代表的なものは、毎年3月13日西塔で行われる『比叡山大護摩供』だそうです。

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第24回『お坊さんと話そう』比叡山のトップである天台座主とは!?(2018.09.02.)

前回のポッドキャストで、2018年9月29-30日に行われる『別請竪儀』について伺った際に、天台宗では望擬講(ぼうぎこう)→擬講(ぎこう)→已講(いこう)→探題(たんだい)と位を上がっていき、最終的に探題のトップになった僧侶が天台座主になると教えていただきました。比叡山のトップである天台座主、一般的には「お座主さん」と呼ばれていますが、いったいどういったポジションなのか、聞いてみました。密教の流派がいくつもあることにも話が及び…これは次回も続けて聞きたいと思っています。

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進化するポケモンGOのSNS化

昨年末にポケモンGOについての記事を書いたのだが、相変わらず今も夫婦でポケモンGOを続けている。昨年末には、「このゲームをするために、あちこち歩き回ることになるので、ポケモンGOが中高年の健康法になっているのでは?」という話を書いたのだが、最近では少し様相が変わってきた。この夏が暑すぎて、炎天下を歩き回るのは自殺行為(!!)という事情もあり、今ではほぼ車で移動しながらポケモンGOをしている。

もともとゲームなど一切やったことのない私は、地道にひとりでポケモンを捕まえて、経験値を溜めて、少しずつレベルアップするだけで十分満足だったのだが、いつからか「リサーチ」というものを課せられるようになり(無理にやらなくてもいいんだけど)、そのために「ジムバトル」だとか「レイドバトル」なるものに参加するようになった。「リサーチ」の内容はさまざまだけど、それをクリアすると、「リワード」がもらえるのだ。

ジムバトル」は、ポケモンジムに行き、ひとりで勝手にやればいいのだけど、「レイドバトル」はちょっと違う。各ジムに、時たま強いポケモンが現れるので、その時間に合わせてトレーナーたちが集まって一斉に戦いを挑み、もし勝利できたらそのポケモンをゲットする権利を得るのだ。たまに期間限定で、ものすごく強力なポケモンが出現するらしく、そういう時には大勢の人がそのポケモンを狙って集まってくるという。「レイドバトル」は1度に20人まで参加できるのだが、強力なポケモンの場合は少人数では太刀打ちできないので、なるべく20名に近い人数が集まるのが理想的。

そんなわけで、最近は特に週末の夜になると、夫の職場の上司から呼び出しがかかることがある。「何時にどこどこのジムにこれこれのポケモンが現れるから、都合がつくならレイドバトルに参加しろ」とのこと。なるべく人数が多い方がいいので、私も一緒に参戦するようになった。ついに、私もレイドバトル経験者となったのだ!

都会の状況はわからないが、ここは地方都市ゆえ、たいていみんな車で集まる。駐車スペースのある駅などのジムに行くと、毎回、15人くらいがバトルに参加している。たいてい近所の人たちなので、なんとなく車を覚えて、「ああ、あの車も来ている」と顔見知り(!?)ができていくようだ。顔ぶれを見ると、だいたい40代、50代が中心だろうか!? 集まるといっても、レイドバトルは普通180秒なので、あっという間にみんな解散していくのだが、そこで強力ポケモンをゲットできなかった人はまた次のレイドバトルを探しに行くこともあるらしい。

殆どの方が私より格上で、ポケモンに詳しく、入れ込んでいて、私は会話すらできないのだが、とりあえずレイドバトルのためだけに集まっているので、無駄な社交は一切なし。とりあえず、ひとりで地味に勝手にやってても大丈夫そうだ。

とはいえ、最近のポケモンGOにはフレンド機能がついて、フレンド登録した人とギフトポケモンの交換ができるようになった。しかも、先日、「新たに3人のフレンドを作る」というスペシャルリサーチを課せられた。夫しかフレンドのいなかった私は困ってしまったが、SNSで大学の同級生がポケモンフレンドを探していることを知り、なんとかリサーチクリア! 現在、海外在住の同級生からギフトが送られてくるのが毎日の楽しみになっている。

こうやって旧交を温められたのはありがたいのだけど、正直、これ以上のポケモンGOSNS化を私は望まない。私にとってポケモンGOはある意味、ダイエットのように、密かにひとりで地道に成果を楽しむものだから。だがダイエットもひとりで密かにやるよりも、周りの人たちに宣言してやる方が成果が出るとも言うし…。この方向性は正しいのかも知れないけれど、ポケモンGOはこれからどこに向かっていくのだろう!? どんどん進化していることは確かみたいなので、なんとか追いついていけるよう、私も進化していかねば。

*2017年12月22日の記事『ポケモンGOは地方都市の中高年の健康法

*2017年12月30日の記事『ポケモンと仏様の世界

第23回『お坊さんと話そう』比叡山で法華大会の前に行われる別請竪儀(2018.08.26.)

前回伺った4年に1度の論議法要は正式名称を『法華大会広学竪儀(ほっけだいえこうがくりゅうぎ)』というそうです。そして、この法華大会の(通常)前年には『別請竪儀(べっしょりゅうぎ)』が行われます。(次回は、なんと2018年9月29日-30日。延暦寺の大講堂で行われます。)天台宗では、望擬講(ぼうぎこう)→擬講(ぎこう)→已講(いこう)→探題と位を上がっていき、最終的に探題のトップになった僧侶が天台座主になるのだそうです。この『別請竪儀』は、1名ずつしかいない擬講さんと已講さんが、それぞれランクアップするための試験のようなもの。いったいどんな試験なのか、教えていただきました。

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