「アンダーコントロール(under control)」付記

1月22日の日記で、「The situation is under control」について触れたところだが、AXNミステリーでイギリスのドラマ、『検視法廷シーズン2』(2016)を見ていたら、またこのフレーズが出てきた。事件の調査のために資料館に行かされた部下が、上司(主人公)からの電話を受けて、

It’s under control

と答えていたのだ。字幕は「ちゃんとやってます」、だったかな? 実際には、資料館に着いたばかりで、まだ何もしていないんだけど。アメリカのドラマでも、同じような状況でこのセリフが使われていたことから考えても、このフレーズは少なくとも日常会話においては、「現時点では解決の糸口すらみつかっていないけれど、それに向けて努力している」状態で使われるのかな。文字通りの意味より、軽い感じ!? 

IOC総会のスピーチで安倍首相が「福島はアンダーコントロールだ」と嘘をついたと批判した日本の(一部の)人たちは、このフレーズを文字通りの意味で受け止めすぎていたということかも!? 外国語のニュアンスを正確に理解するのは、難しい。

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