きょうは、前回のテーマ『一隅を照らす』という言葉が書かれている伝教大師最澄の『山家学生式』について伺いました。これは最澄が朝廷に提出した比叡山の「学習指導要領」のようなものだとのこと。天台宗の僧侶はもちろん、延暦寺で修行する僧侶は誰もがまず頭に入れるべき指針です。最澄さんは、この『山家学生式』で、それまでの奈良仏教でたくさん定めてあった戒律を一気に激減させ、これが奈良との衝突の大きな原因となったのだとか。なぜ、激減させたのか…この点は、次回さらに詳しく伺いたいと思います。(鳩胸厚子)
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