痛い出費

この集落の下水道工事もほぼ終わりに近づいた。もう、騒音が出るような
作業はなさそうだ。それでもうちの周りを作業員の人たちがうろちょろし
ているので、なんとなく落ち着かない。

と思ったら、作業員の方から見積書を渡された。私たちはこの古い家に引
っ越してきた際に、大々的に改築をして、浄化槽も設置した。すでに浄化
槽を設置していた少数のご近所さんに分担金を払った上で、共同の下水溝
を使えるよう工事をした。が、今回、この集落全体の下水道工事で新たに
共同下水溝が敷設され、うちの下水もそこに合流させるための追加工事を
お願いされた。強制ではないのだろうが、やらないわけにはいかないよう
だ。自己負担金は約12万円。

なんの恩恵もないのにこの値段…と思うと、懐が痛い。
NHKの受信料とか、国民年金とか、税金とか、ゴネた人の方が得をするの
はどういうわけだ? 自ら進んでまじめに(というか当然のことなのだけ
ど)お金を払った人が損をするとしたら、許せん。

下水にしても、市は補助金制度を設けて浄化槽設置を奨励しているのだが、
それに速やかに従って先に浄化槽を設置した人が最終的にまた工事代金を
請求されるのだ。(ゴネる人がいたせいで、これまでまとまって工事をす
ることができなかったらしい。)

公共事業のあり方や、個人の公共の精神について考えさせられた。

*近くの街では菜の花畑に鯉のぼり。
manokoin2

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