栗拾い(その2)

昨日の夕方、裏のおばちゃんが「栗が落ちとるでぇ」と声をかけてくれた。
かなりの風が吹いて、枯葉だけでなく、栗もたくさん落ちたらしい。

宿直明けで帰ってきたばかりの夫が、箱いっぱいに栗を拾ってきてくれた。
前回と違い、自然に落ちたイガから地面に飛び出した栗たちは、色つやも
よく、おいしそうだ!

その後、薪作業を始めた夫を相手に、裏のおばちゃんが延々と話しかけて
いた。が、突然、おばちゃんは話の途中で走り去ったかと思うと、栗の木
に登った猿たちを追い払っている。なんという鋭い動物的な勘だろうか!

そして、猿たちが必死で落とした栗の実を、そそくさとおばちゃんが拾っ
ているのだ。しかも、おばちゃんはすでに山で採ってきた大量の栗を、む
しろの上で干していた。

その後、解体が決まったおばちゃんの納屋に積み上げられた焚き物をもら
い、おばちゃんは我が家にたまった灰や壊れたラティスを持って帰った。
物々交換成立。

自然の中で暮らすおばちゃんのたくましさには、いつも感心させられる。

*近所のおじいさんに持って行った栗の白玉。
srtkro6

“栗拾い(その2)” への3件の返信

  1. 厚子さんの毎日って 本当にふくよかと言うか、
    充実していると言うか、全身全霊…と言うか…。
    (~どう表現すればいいのか悩みますが~)
    季節も行事も自然も人も、全て受け入れ生活している
    って感じでとっても良いですね、ウラヤマシ!!
     
    #着付け教室ですか、私も何度挑戦しようと思った事か。
     行動しなければいけませんね。

  2. 私は出不精でデブ症なもんで、家にこもっていることが多いのですが、
    裏のおばちゃんはひっきりなしに家の回りで活動しているんですよ~。
    着付け教室、どうなることやら。お金を払って習うので、がんばって
    習得したいと思います!

  3. お久しぶりですお元気そうで何よりです。
    僕の方は全般落ち着いてきそうなんで、また気合い入れて遊びに来ます。よろしく頼んますね。
    サイパン旅日記(?)書いたんで、よかったら見にきてね

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