痛みは相対的?

久々に整体の方に来ていただいた。こちらに来るついでのある時にとお願いしたので、少し日があいたけれど、考えてみればまだ3回目。それでも、この方の施術を受けてから、信じられないくらい肩のコリが軽くて、楽になった。

これまでは、ほぼ毎晩夫に「お願いだから…」と肩をもんでもらっていたのに、最近はまったくそれがなくなった。驚異的なことだ!(夫はさぞかし喜んでいるに違いない。)

しかし、痛みとは相対的なもので、肩が楽になると、今までさほど感じていなかった腰痛や足のだるさが気になってくるのである。そこできょうは下半身を重点的にやってもらったのだが、実は肩も少しほぐしてもらうと、内側からコリが次々と溢れて出てくる感じ。とはいっても、以前に比べたら、全然平気!

残念ながら、ふくらはぎから足首にかけては、ヒルの水ぶくれのために左足だけ十分にほぐしてもらえなかったのだが、その分、左右で痛みを比較できるかも。

まだまだ道のりは長いけど、身体が軽くなる感覚を味わえて、幸せな気分!

25jun08

大腸内視鏡検査

*風が吹くと散り始めた。
22apr08

滅多にお医者さんのお世話になることもない私が、二月に意を決して受診した。おおっぴらに言いたくないが(って言ってるけど)、痔から出血したためだ。ネットでいろいろ調べたら、意外と近くに専門医がいることが発覚。だが、友人に話したら、「あのねえ、痔は自分でものすごいことになってると思っても、医者にはたいしたことないって言われるのがオチよ」と言われた。

そんなことないわよ~、大変なのよ~と思いながら受診してみたら、「ま、痛みもないなら、支障もないことだし、このまま放っておけばいいですよ」とあっさり言われた。薬もなし。ただ、出血したのだから、年齢を考えてもちゃんと検査しておいた方がいいですよ、とのアドバイスに、大腸内視鏡検査をお願いした。

ここの先生は、内視鏡検査が上手と評判らしく、検査予約はほぼ一ヶ月先となった。しかし、その一ヶ月後に私はインフルエンザにかかってしまい、検査はキャンセル。再予約の電話を入れて、また一ヶ月待たされて、きょうの日がやってきたというわけ。

生まれて初めての内視鏡検査。しかも昨日の夕飯後から絶食というのも初体験。胃と腸の中を空っぽにしたら、どんな感じだろう、検査当日は空腹に耐えられるかしら、検査後はまず最初に何を食べよう…と私の中でいろんな想像がめぐる、めぐる…。

しかし、前の晩に飲んだ下剤が午前5時から効き始め、安眠できないままトイレに通い、午前10時からは腸の洗浄剤を2リットル飲むのに必死で、空腹感どころか胃のあたりが気持ち悪くてたまらない。

ほんとはひとりで行くはずが、大げさな夫が(?)送迎を買って出てくれたのだが、今となってはありがたい。検査自体はスムーズに、殆ど痛みもなく短時間で終わったのだが、その後が大変。お腹に空気がたまっていて、痛くて、気持ち悪くて、動けない。夫の運転で帰宅後も、しばらくソファに倒れたまま、眠ってしまい、子どものお迎えにも出られなかった。

本当は、久しぶりにおいしいものでも食べに行こうと思っていたのに、外に出る気力さえない。夫は、夕方から職場に戻って、残業して帰って来たのに、夕飯は粗食となってしまった。

いやはや、なかなか大変な経験でした。あ、検査結果はOKでした。ほっ!

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1)大腸内視鏡検査(本記事)
2)緊急事態(痔が痛い!!)
3)悲しみと憤りと(痔の痛みと)
4)病院探し(大きな声では言えないけど、肛門外科)
5)唇をかみしめて(痔の痛みにも耐えるのだ)
6)肛門外科
7)後悔の嵐
8)痔の手術の後日談
9)肛門外科の先生
10)痔の手術ー追記
     

声に出すことと、耳を傾けること。

昨日の別れ際、「人間らしい気分になれたわ」とイーデスさんが
言ってくれた。殆ど話し相手のいないホームでは息がつまること
もあるだろう。大好きな京都の街で、大好きなお店のケーキを食
べながら、昔の思い出をおしゃべりすることで、彼女の心も少し
和んだかしら。

実際には、私の方が彼女のおかげで楽しい時間を過ごすことがで
きた。私も普段は家にこもっていることが多く、人に会うことも
あまりない。ひとりは苦にならないけど、おしゃべりは大好きな
ので、話し相手がいないと口がなまってしまう。思っていること
をずっと口に出せなかったら、ストレスで死んでしまうかも…と
さえ思う。

悩みじゃなくても、言葉に出して話すことで、自分の思いが明確
になることは多い。言葉にすることで、改めて確認できたり、気
持ちが軽くなったり。
喋り始めるとつい勢いづいてしまうことが多い私は、相手の話に
耳を傾けられる自分になろうと最近は意識している…つもりだが、これもなかなかエネルギーがいる。誰か聞いてくれる人がいる、それだけで人間って癒されるものだ。

さて、誰も話し相手がいない日中の私のうさ晴らし(?)は新聞
を音読することだ。妊娠中に始まった習慣だと思うが、そのせい
なのか、気がついたら子供も毎日、音読している。ときには、ふ
たりして同じ部屋の中でそれぞれ音読していたり。
変な習慣…と思っていたが、最近はボケ防止にいいと聞くし、あ
の宮崎哲弥氏も気晴らしに音読しているらしいし、実際音読する
とすっきりするし、くだらないお喋りするよりは、ずっといいこ
とかも知れない。

このブログも、デジカメを入手して嬉しかったのもあるけれど、
日々の生活の中でたまる思い(?)を吐露する場所がほしかった
のかも。とはいえ、今となってはブログもりっぱなボケ防止策。
さて、きょうは夫が宿直なので、思う存分、音読するか。

*今から、読むつもりのもの。友人が送ってくれた雑誌、わざわ
ざ取り寄せた雑誌など。子供が夢中になって読んでいる漫画もどんな内容なのか読んでみるつもり。

本

雪の華咲く朝

今朝は家の前があまりの雪で、歩くのも大変な状態だった。雪かきをしながら、道を作ってようやく大きな道まで出た。子供を保育園に送って、犬の散歩にでかけたら、雪かき中の近所のおじいさんが「こんなものがいた」と、イタチの死骸を見せてくれた。まだやわらかい、小さなイタチ。もしかして凍死? 雪というのは、怖いものだ。だが、今朝も木々は雪の花を咲かせている。

雪の中の散歩は、どうしても少し長めになる。いろんなことを考える。異常気象や自然災害が地球、あるいは宇宙からのメッセージだとすれば、自分の体に起こることも同様だろう。

たとえば、風邪をひきかけたら、疲れがたまっているのかなと思って、ちょっと休めば、そんなひどいことにはならないだろう。私の便秘や生理不順だって、それまでの生活の積み重ねの結果だったはず。原因不明の突発的な病気もあるだろうけど、たいていの病気の原因と過程は自分の生活の中に隠されていると思う。

だから先天的な原因がある場合などを除いて、不妊症で悩む方も、まずは自分の生活を見直すことから始めたらいいんじゃないかと思う。「そんなことやってる時間はない!」という人が多いのかも知れないけど、時間がないと焦る気持ちが、状況をより悪化させる気がする。

元々は健康なはずなのに不妊であるとしたら、「今のあなたは妊娠できる(させられる)状態ではないですよ。状況を改善したらどうですか」と自分の体がメッセージを発していると思った方がいいのではないだろうか。そこに身体的にもつらそうな不妊治療を施すと、余計に体がストレスを抱えて逆効果なのではないかと、心配になる。

雪花

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まだまだ降る!

今朝も雪が積もっていたけど、まだまだ降り積もってやみません。テレビで新潟などの様子を見ると、雪景色を楽しんでる状況じゃないことがわかりました。私はその気になれば、雪のない町まですぐに出て行けるんだから、気楽なものなのだわ。

昨日、体が自然の恵みを感じられるときの感覚と書いたけれど、
これは本来、人間が常にもっているはずなのに、現代生活の中で
失ってしまったものなのかしら。スマトラ沖地震でも、動物の死
体は殆ど発見されなかったとか、どこかの先住民の大方は無事だ
ったとか報道されていたように、本来は動物の本能で異常や危機
はある程度、察知できるのかも知れない。

自分のことを考えると、東京で仕事をしていた頃は、長年の便秘
症に加え、生理不順にも悩まされていた。まだ若かったけど、あ
の頃、結婚してもすんなり妊娠しなかったと思う。
30歳を過ぎての中国太極拳留学で、便秘までは治らなかったけど、体は丈夫になった。筋肉もついたし、柔軟性も増したし、第一、健康的な生活を送るようになった。

その後、知り合いの殆どいない関西の町にひとりで引っ越して、
自分のペースで無理のない生活を始め、自炊するようになった。
ひとりで自分に向き合って、精神的に苦しい時期もあったけど、
それを乗り越えたら、心身共に健康! 気がついたら、夫と出会って結婚していた。

夫も山での修行生活が健康的だったせいか、私はすぐに身ごもり、高齢出産にも関わらず超安産。これこそ、太極拳の成果かも。
今では太極拳もすっかりサボって忘れてしまったが、とりあえず
健康的な生活だけは維持できているかな? ほぼ便秘が治ったことは、マジで嬉しい。あのまま、東京で働いていたら、どうなっていただろうか。

とはいえ、出不精(実はデブ症)だけは治らんな~。これは、
やばい。せいぜい、雪道を散歩してきます。

まだ

雪は降る

今朝は天気予報のとおり積雪--30センチほどだろうか。
雪かきをすませ、夫は普段通り出かけたが、結局職場に行き着く
ことなく、午後早いうちに帰ってきた。保育園も、きょう登園したのはうちの子をいれて三人だった。

降り続く雪の中を、子供と保育園に向かって歩いたり、犬の散歩に出かけたり…。こんな幸せなことはない。真っ白な雪の中は、何度歩いても楽しい。嬉しい。

歩くだけで、こんな幸せな気分になったのは妊娠中くらいか。
あのときはなにを見ても、感動していた。川の流れ、木の葉のそよぎ、雲の形を見るだけで、「この世はなんてすばらしい!」とすべての神仏に感謝したくなった。

それから、中国で太極拳修行をしていたとき。初心者の私に、ようやく太極拳の奥深さ、面白さがわかってきたある朝、練習場に向かって歩くうち、なんともいえない感動がこみあげてきた。なぜだかローマ法王のように、大地にくちづけしたい気分だった。

体が自然の恵みを感じられるときの、特別な感覚かもしれない。
今の私の体は、なまりになまっているけれど、雪はそんな私の体にも魔法をかけてくれる。雪の中を歩くだけで、元気になった気がするから不思議だ。(雪かきで、肩はこるのだが。)

sona

生命の輝き!?

このところ、年配の知人が癌になった話が続いたと思ったら、
同世代の友人からも次々とがん検診に行ったという話を聞いた。
子育て中の友人は、精密検査でがんの疑いが晴れたものの、自分
の人生を考え直したと言っていた。

私も30歳頃だったか、がんの疑いで精密検査を受けたことがあった。
結果はなんでもなかったけど、それが判明するまでの間、世の中が
きらきら輝いて見えたことを覚えている。子供がいない独身の身軽
さもあってか、視点が変わるだけで世の中がこんなに違って見える
のかと感心したものだ。

「これが最後かも知れない」、「明日はないかも知れない」という
思いを頭の片隅に常にもっていたら、いつも「今」が輝くのだろうか。

そんなこと思わなくても、今朝の景色は輝いていたけど、この景色
を見るだけで、「生きていてよかった」と生命に感謝しちゃいます。

光

能天気

きょうは冷たい雨。
でも実家の辺りは、わりといい天気らしい。
ここ10年以上、実家の老親に一日一回は電話するのが日課になっている。
老親は、たいてい「きょうも晴れとるよ~」と言う。気候風土が人を育
てるとしたら、故郷の温暖な気候が私ののほほ~んとした性格を作った
のか。

寒さのあまり、喉と鼻をやられた。
風邪をひきかけたら、これは疲れているという知らせだな、とゆっくり
休むことにする。雨や雪が降っても、これは家でゆっくりしろというこ
とかな、とか。すべて自分のいいように解釈してる気もするが。

物事や生活を必要以上に複雑にしたり、忙しくする人が多いような気が
するけど、それって結局、本来は必要ない問題や悩みを作っているだけ
じゃないかなあ。

ぼ~っと山を見ているだけで、家にいるだけで、風邪もありがたい。
故郷の能天気な天気も、ありがたかったのだわ~。

kiri

The Bliss of Feeling Blessed!!

車で10分も山を下ると雪のない町に行けるのに、なにをすき好んでこんな雪深いところに住んでいるのかと思うけれど、きょうみたいに空が晴れた朝は、人生を祝福された気分でいっぱいになる。

このつかの間の景色は、ここに住んでいることの格別のご褒美! 山から朝の日差しが入り込んでくると、雪の表面が宝石みたいにキラキラ輝き、木々や家々の屋根から湯気があがり、やがて融けた水がポトポト落ちて、そんな中を鳥がさえずる…凍りついていた葉の一枚一枚、枝の一本一本も、輝きながら、あっという間に融けていく。自然のマジックを目の当たりにして、うっとり。至福のひとときです。

晴れて当たり前、暖かくて当たり前の瀬戸内に育った私は、なかなか空がすっきりと晴れることのない山の天候にまだ慣れませんが、自然の恵みを感じる機会は増えたように思います。当たり前だと気づかなかったことに、感謝できたかも。

周りの自然だけでなく、自分の身体についてもそう。健康なのが当たり前の私には、体が弱い人や病気の人がどんな風に日々を過ごしているのか、本当はわからない。でも、どんな自然も、どんな身体も、すべては魔法のような不思議な力をもった恵みだと思います。要は、その自然や身体とどうつきあうか、こちら側の問題なのでし
ょう。

simo

托鉢の日曜日

きょうはこの辺りをお坊さんたちが托鉢して回る日。
チリンチリンと音がすると、子供が走って玄関へ。

夫も近隣の集落を回って、昼過ぎには帰宅したので、午後はみんなで
雪かきをした。平地にも70センチ近く積もっている。屋根から落ちた
雪は特に硬い。汗ばみながら、息もはあはあ。

ちょっと一休みと、夫がタバコを一服。その間も、はあはあと口で息
をしながら雪かきをしていた私。ふと気がつくと、口の中が苦い!
もしかして、夫のタバコの煙のせい!?
自慢じゃないが、私は生まれてからタバコを吸ったことがないので、
タバコの味はよくわからないが、ほかに考えられない。

雪はすべてを覆いつくし、匂いまで封印してしまう。雪の中を歩くと、
なんの匂いもついていないピュアな空気を吸い込める。だから、ほん
の少しでも悪臭が放たれると、すぐに感じ取れるのか~。どおりで、
昨日も近所の犬小屋のそばを通ったとき、犬の臭いがした。毎日、通
る道なのに、それまでは感じたことのなかった犬の臭い。あれも雪の
せいだったのね。

いつも山道を歩いていて、突然、街中に出て行くと、排気ガスの臭い
にビックリする。以前、毎日のように街中を歩いていた頃はそこまで
気にならなかったのに。きっと体が慣れていくのね。感覚を鈍らせな
いと、生きづらくなるから。

托鉢のお坊さんたちも雪の中、すがすがしいウォーキングを楽しめた
かな~?

托鉢