病気についての考察(名医とか医師ランキングとか)

先日、知人がある高名な医師のツテがないか探していた。私にも訊いてくるくらいだから、あちこちに訊いて回っていたのだと思う。その知人はいつも公私ともに忙しく、ストレスも多そうだったので、私は心配のあまり一度、アドバイスをして、逆に(たぶん)怒らせてしまったことがある。それ以来、こちらから連絡していなかったので、よほどのことだったのだろう。

残念ながら(とういか当然のごとく)、私はなんのお役にも立てなかったのだが、後日、その知人から別ルートで高名な先生を紹介してもらえたので、今後、その方に主治医として診察してもらうことになったと報告がきた。とりあえず、その分野ではナンバーワンと言われる先生に診てもらいたかったようだ。

私の勝手な解釈だが、病気とか、身体の症状というのは、その人が本当は(魂のレベルで)変えたいと思っていること、あるいは変えなくてはいけないことを示すために起こるものだと思っている。だから、早めにそれに気づいて、自ら変わっていけば、身体もちゃんとついてきてくれるのだと。たいていの場合、身体の方が、精神より先に悲鳴をあげてくれると思うので。

~~~~~~~~~

この知人の話を長年の友人にぼやいたら、彼女がぼそっとつぶやいた。
「それって、その先生の診察を待っている人がたくさんいるところに無理やり入れてもらってるんでしょ。その分、診察が後回しになった人たちがいるってことよね。」

世間の評価がナンバーワンでなくても優秀な医師はいくらでもいるし、そもそも病気を治すのは医師じゃなくて、自分自身なのだけど。

国際宇宙ステーション

中学3年生に進級となった始業式の途中で腹痛を訴え、早退して病院に行ったら、急性虫垂炎ということで即入院・手術となった息子。あんなに病院(注射)嫌いの息子が、自分から病院に行くと言ったのだから、よっぽどの痛みだったのだろうが、術後はあっという間に快復。若いって、いいなぁ。

きょうは夕方、術後の検査に行き、もう何も心配はありませんとお墨付きをもらったら、珍しいことに息子が「タイ料理を食べに行こう」と言う。和食大好きで、辛いものは苦手なくせに、いったいどうしたということか。ま、私にタイ料理に付き合わされると、辛くない「おかゆ」を頼むのが常なのだが、今夜はなんと自らトムヤムクンを頼もうと言い出した。なんだか、成長しているなぁ。

家の前でふと夜空を見上げると、星がけっこうよく見える。昨年末に今までで一番、街中に引っ越したのだが、実は近くに神社などの広い緑地があるために、夜空がきれいに見えるのだ。思わず星空に見とれていたら、飛行機の赤いランプの横で動いている星のようなものを発見。かなりスピードが速い。そして、しばらくすると消えていった。あれ、もしかして国際宇宙ステーション? 息子と時刻を確認して、帰宅後、調べてみたら、本当にそうだった。

山の集落に住んでいた頃、小学校の屋上での天文教室で偶然、ソユーズとドッキング直前の国際宇宙ステーションを目撃したことがあるが、今回はあのときよりもはっきり見えた気がする。息子とふたり、なんだかとってもラッキーな気分になった。

*きょうは比叡山延暦寺で上宮太子講式という法要を見てきました。天気に恵まれ、これまたラッキーな気分!
taishiko

後悔の嵐

私の痔の物語を語り終えぬまま、しばらく時間があいてしまいました。中途半端ですみません。手術をしたお陰で、いまは快適な生活をしています。痔の悩みがなくなって、なんとすっきりしたことか! 先生には感謝してもしきれません。

先生が職場に復帰されたらお礼に伺いたいと思いながら、子供の受験等でばたばたして、気がつくと一年以上が過ぎていました。実は、先生が復帰されたかどうか、その後も病院のHPを何度か見ていたのですが、予定より遅い時期に先生のお名前をみつけたものの、肛門外科の診療はしておられない様子。フルタイムの復帰ではなさそうで、気になってはいたのです。

同じ病院に勤めている同級生に訊けばいいのですが、手術の直後に「先生にお礼をしたい」旨を告げた際にうまく話をそらされてしまい、そういえば病院内にお礼などはしないようにという貼紙があったことを思い出し、以来、彼女には訊けずにいました。「先生が復帰されたら教えてね!」とは伝えていましたが。

そして、ちょうど一週間前。彼女から久しぶりにメールがきました。先生は、この夏、ご逝去されたとのこと。あまりのショックに、うちのめされました。首のコルセットを見て、私は怪我の治療だと勝手に思っていましたが、実は癌だったそうです。

ああ、先生に一言、お礼を言っておきたかった・・・と、後悔の嵐です。
先生の最後の患者のひとりになれたことは幸運でした。
詳しいことはまた後日。

by 鳩胸厚子

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6)肛門外科
7)後悔の嵐(本記事)
8)痔の手術の後日談
9)肛門外科の先生
10)痔の手術ー追記

肛門外科

『唇をかみしめて』の偶然がいい流れを運んでくれたのか、同級生から再度メールがきた。「肛門外科の先生はまだ診療しているので、どうぞいらしてくださいとのことです。患者思いの優しい先生だから、心配はいりませんよ」とのこと。どちらにしても、その病院に行ってみようと決めていたのだが、これで安心した。

受付をすませ、診察室の前で待っている私をみつけて、同級生がやってきて、しばし雑談。数年前の同窓会以来だ。病院はどこもそうかも知れないが、ここは特に年配の患者さんが多いようだ。彼女も患者さんに優しい先生なんだろうなと、なんとなくその雰囲気で感じられた。

そして、いよいよ診察室へ。HPで写真を見ていたのだが、物言いも優しい先生だ。患部にカメラを入れて、画面を見せながら、状況を説明してくださる。その後、その画像をプリントして、図を描きながらさらに説明。私自身は事前に自分の痔は「内痔核」だろうと思っていた。いまは内痔核は注射で切除できると知り、そのような治療をしてくれる病院を探して、ここにたどりついたのだが、先生によると私の痔は「外痔核」だという。しかも2ヶ所。その上、内痔核もあるにはあるらしい。

この2つの外痔核は手術で切除するしかない。その際、必要であれば奥の方の内痔核も注射で切除する--ということになった。しかし先生は、まもなく長期療養に入ることが決まっていて、その前に手術するとしたら、来週の木曜しかないとのこと。私もどうせなら早い方がいいと思い、その場で承諾。「時間がないので、きょうのうちに手術前の検査を全部受けてください」と、急遽、レントゲンなどあちこちの検査室を回り、必要書類をもらって帰った。

手術なんて初めてで、よくわからないのだけど、普通は手術をすることになってから実際の手術日まで、かなり日があくものなのだろうか!? 病院大嫌いの私としては、一刻も早く手術をしてもらった方がせいせいする(!?)ので、ラッキーだったのだろう。先生の体調はよくわからないが、首にコルセットを巻いておられた。手術は首に負担となるのではないだろうか・・・と心配しつつも、説明が丁寧で優しい先生で、本当にほっとした。

よく考えてみると、あのクリニックの医師は私に病状の説明を一度たりともしたことがなかった。内痔核か外痔核かすらも、教えてくれなかったし、患部の状態を見せてもくれなかったし(そんな器具もなかったような・・・)、この先生のように日ごろの生活習慣で気をつけることなども一切指示してくれなかった。今思うと、彼は私の痔を内痔核と思っていた節がある。「ここまで大きくなってたら、中に押し込んでも、出てきちゃうでしょ」と言われたのだ。で、実際、そうだったのだが、内痔核ならともかく、外痔核は中に押し込んではダメなのだ。だから、余計に痛くなったのだ。

もしかして、あの先生は単なるヤブ医者だったのか!? 日帰り手術のみ対応のクリニックだったから、私の痔の除去手術は施設面でも技術面でも人員面でも無理だったのかも知れない。(そういう場合は、提携する病院に入院して出張手術をするとHPに書いてあったような気がするが)。それで、私に責任をなすりつけて(?)、あんな風に撥ねつけたのだろうか?いい先生に出会えた今となっては、もう腹も立たないけれど。

by 鳩胸厚子

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病院探し(大きな声では言えないけれど、肛門外科)

クリニックでもらった薬のお陰で痔の痛みがおさまると、私はすぐにネットで病院探しを始めた。なるべく痛くない手術をしてくれる、信頼できるクリニック、病院が近くにないかと、かなりの時間をかけて調べまくった。治療法や手術法についても、調べまくった。そんな中、ある病院の肛門外科のサイトにヒットした。治療や手術について写真や図を入れて、詳しく説明してあるのだが、その先生の文章には患者への優しい目線が感じられる。見てみると、ちょっと遠いけど隣市の病院で、しかも数年前に同窓会で再会した同級生の勤務先ではないか。「ここに行くしかない!」と思った私は、早速、病院に電話して肛門外来の診療時刻を確認し、久々にその同級生にもメールをした。

同級生はすぐにメールを返してくれたのだが、その肛門外科の先生は体調を崩されたため、まだ公表されていないが、しばらく休診の予定なので、ちょっと確認してみますとのこと。が~ん。さてはて、どうなるだろうか。

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悲しみと憤りと(痔の痛みと)

年のせいか(?)、ちょっと怠け心が出て、図らずもブログを長いことお休みしてしまった。しかも事の顛末を書き終えないうちに。そこで、今さらながら当時のことを思い出して、以下、書いてみます。

月曜の朝いちで、私は例のクリニックに行った。二年ぶりのことだ。ここは内科と肛門科を兼ねているので、待合室を埋めている患者さんがみんな痔持ちとは限らない。ようやく診察室前の待合スペースに案内され、「いよいよ次だわ・・・」と待っていると、診察室から先生の大きな声が聞こえてきて、不安になった。「私の痔のことも、外に聞こえちゃうかしら?」と。

で、ようやく診察室に入り、状況を告げ、診察台で患部をみてもらったら、先生は大きな声でこう言った。「こんなになるまで放っておいて。自分で見てみた? こりゃあ、ひどいよ。これじゃ手術しても、きれいになるとは限らないよ。」 診察台をおりた私は、それに対してどう答えればよいかわからず、「どうすればいいでしょうか?」とか、「治療して治りますか?」とかいった発言をしたと思う。すると先生は、「こんなに長いこと放っておいて、ひどくなったから手術してくれという人に手術はできない!」というようなことを言い放った。私は思わず悲しくなって、「この二年間、介護とかいろいろあって・・・」と小声で言ったら、大きな声で「え!? カイコ~!?」と聞き返された。その言い方に、「いまどき、カイコを飼う人なんていないだろ!?」と、先生のあまりにデリカシーのない言い草に、心の中の悲しみが憤りに変わった。

結局、治療する気のない人に手術なんてできないから、とりあえず薬で治療しろという指示が出て、私は待合室に戻った。話の内容が、ここまで聞こえていたら恥ずかしいな~と思いながら。そして受付で薬をもらったのだが、先生からはどういう薬を出すかという説明も一切なかったので、受付のお姉さんに薬の内容と使い方を質問した。こちらが質問しなければ、教えてくれなかったと思う。

前にこのクリニックに来たときは、痔を明るく笑い飛ばす軽い感じの先生でよかったと思ったけれど、実はそれ思いやりや責任感やきめこまやかさの欠如だったのか・・・と思ったりして。先生にも事情はあるだろうけれど、患者にだっていろいろ事情はあるんだよ・・・と、悔しくて悔しくて。二度とあのクリニックには行かないと、この日、私は決意したのでした。

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10)痔の手術ー追記

緊急事態(痔が痛い!!)

お恥ずかしい話だが、私は長年の痔持ちである。東京で働いていた若い頃は、便秘に悩まされていたし、痔はある意味、職業病でもあった。いや、その頃は痔は悪くなかったのだが、職場の先輩方はほぼみんな痔持ちだった。

フリーになって関西に居を移したのを機に、私の生活はがらりと変わり、あれほど悩まされていた便秘から解放された。自炊とストレスの少ない生活が功を奏したのだろうか。ところが妊娠と出産を経て、痔が少々悪化。とはいえ、便秘は治ったし、普段の生活にはまったく支障がなかったので、そのまま放置していた。

それから何年も過ぎて、山の集落に移った後、痔が成長(!?)していることに気づいた私。驚きのあまり、これは手術が必要かも・・・と思い切って、専門のクリニックを訪れた。ところが、そこの先生は軽く笑って、「こんなんで手術はしなくていいよ~。痛みはないの? じゃあ、別に何もしなくていいよ」と、お薬さえくれなかった。受診前に友人に相談したら、「痔はね、自分で大きいと思ってても、お医者さんに見せたら、なんでもないって言われるわよ」と言われたが、まさにその通りだった。

それに安心して、また何年かが過ぎていくうちに、私の痔は静かに育っていた。ちょうど山の集落から、今の住宅地に引っ越しが決まった頃、「これはそろそろやばいのではないか」と思い、痛みは一切なかったが、再びクリニックを受診した。HPに書いてある日帰り手術を受けてみようかと思ったからだ。

先生は、「そうか~、決心しましたか~。じゃあ、やってみますか!」と日帰り手術の簡単な説明をしてくれた。しかし、「次はいついつに来てください」という話もなく、そのまま帰宅。ところが、その直後に母の具合が悪くなったので、それどころではなくなり、そのクリニックには行かずじまいとなった。

あれから2年が過ぎ、私の痔はさらに大きくなった。しかし痛みはまったくないばかりか、便通はいっそうよくなった。以前は朝食後にトイレに行っていたのが、最近は起床すると、そのままトイレに向かうことが増えた。すこぶる快便なのに、なぜ痔は悪化したのだ? とりあえず今年は息子が受験を控えているし、来春こそ思い切って手術をしようか・・・。

そう思っていた矢先、突然、おとといに痔がさらに大きくなった。と思う。実は怖くて、見てないのだ。これはやばい、クリニックに行かなければ・・・と思いながら、おかしなもので、ここまでくると逆に受診するのが怖くなった。ところが、昨日、トイレに行ったあと、初めて痔が痛くなったのだ。これは本当にやばい。

そして、きょう。自治会の一斉清掃のため、朝から昼まで私は公園の草刈りに勤しんだ。今年は班長なので、準備から後片付けまで。夫が草刈り機で刈ったあとを、掃除して回って、立ったり座ったりを繰り返した。疲れきって家に帰り、トイレに行ったら、昨日よりもさらに痛くなった。ソファに横たわって休んだが、じ~んとした痛みが何時間も消えない。これは本当にやばい。

明日、月曜の朝一番でクリニックに行くつもりだ。

*昨日、スーパーの駐車場から見た夕焼け。
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10)痔の手術ー追記

国産主義

「米食品医薬品局(FDA)は14日、韓国産のカキ、貝、ムール貝、ホタテなどの貝類が、人糞などに汚染され、食中毒を引き起こす恐れがあるとして、流通業者に販売禁止を通告した。複数の韓国メディアが報じた。」という内容のニュースがネットでは報じられているのだが、新聞も報じているのかしら? テレビでは一切言わないよね。

人糞汚染の意味がわからなかったのだけど、記事を読むと、船舶の排泄物処理施設が不十分であることが指摘されている。ほかにも、養殖場近辺に人糞が廃棄されているという情報も・・・。

にわかには信じられない話で唖然としてしまったけれど、これでやっぱり食べ物は可能な限り国産を買うのだ!!と改めて思った次第。息子のお弁当に欠かせない梅干も、中国産の梅に比べて国産だと値段は倍以上するけれど、国産を買うことにしている。

それにしても最近の日本のテレビって、韓国に都合の悪いニュースは極力、報道しないような気がするのだけど、私が気にしすぎ!?

上記の貝類は、日本に輸入されていないのかしら?とちょっと心配なんだけど。

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老父の不機嫌の理由は?

週末は子供の塾でつぶれることが多くなり、広島に帰省する時間がとれなくなっている。今週末は私がひとりで帰ろうと思っていたが、急遽、夫が日帰りで帰ってくれた。実家の電話やインターネットの解約手続きをするためだ。もちろん父の顔も見に行ってもらったが、今回も父は不機嫌だったらしい。いまだに仕事が頭から抜けていないので、なにやら仕事のことで文句を言い続けていたとか。

前はいつも穏やかな顔をしていた父が、最近はいつも不機嫌そうにしているのが心配だ。微妙に体調が悪いんじゃないかと思うから。自分の経験から、不機嫌の原因はだいたい「体の不調」、「空腹」、「眠気」の三つに尽きる。父は空腹や眠気くらいでは不機嫌になる人ではなかったので、やはり体が不調なのかも。介護の本によれば、便秘のせいで不穏になる方は多いらしい。

ともかく、日帰りで広島に行ってくれた夫に感謝。私が子供の頃、大好きだったお菓子までお土産に買って来てくれた!

*実は広島ではなく松山のお菓子「母恵夢(ぽえむ)」!
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