合唱団の定期演奏会

東北では信じられない状況になっているが、こちらはいつもの週末である。仕事や確定申告の手続きなど、やるべきことはたくさんあるが、家にいるとついテレビの前から動けなくなる。

きょうは予定通り、子供の合唱団の定期演奏会が開かれた。午後から夫と一緒に出かけ、子供たちの歌声を聞いてきた。久々に山のママ友たち、先生たちにも再会した。

ゲストとして、山の中学を卒業して、いまは東京芸大で声楽を学んでいる先輩がオペラの独唱をしてくれた。山の学校の運動会や文化祭で見かけていたあの少年が、こんなりっぱな青年になり、すばらしい歌を聴かせてくれた。数年前に山の市民センターでの小コンサートでも独唱してもらったが、あのときより、一回りも二回りも進化したのがよくわかる。ママ友たちも、「鳥肌がたったね」と感想を漏らしていた。

たまたま山の中学校に赴任してきた校長先生が音楽の先生だったので、彼はその才能を見出され、音楽の道へと進んだのだ。なんでも、彼は廊下でよく声を出していたらしい。これが大規模中学だったら、もしかして、才能を見出してもらえなかったかも!?
すべて運命だというつもりはないけれど、不思議なものだ。

それにしても、テレビを見るのが辛い。この国はどうなっていくのだろう。こうなったら、敗戦時の気持ちになって、国民一丸となって立ち上がり、がんばるしかない。そして、今もただただ祈っている。

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