幟町教会(世界平和記念聖堂)

冬休み中に会おうと話していた同級生と、きょうやっと会えることになり、息子の塾近くのレストランで早めのランチの約束をした。その時間まで、いつものデパート&本屋には行かず、朝の広島の街を散歩してみた。

実は時間をみつけて行こうと思っていた場所があったのだ。それは幟町教会(世界平和大聖堂)。たまたま聖堂の裏側から敷地に入ってしまい、脇の戸口まで行ったら外国人の神父さんが出てこられ、中に入っていいですよと声をかけてもらった。

朝のせいか、寒さのせいか、広い聖堂には誰もおらず、ただひとり、聖堂の最前列に座った。その荘厳さに心打たれて、感動のあまり涙が出た。神様が、一対一で私と向き合って下さっているのだ。それはつまり、自分自身と向き合うことでもある。

幟町教会の中に入ったのは、約30年ぶりだろうか。あのときは、パイプオルガンの演奏を聴きに来たのだっけ? カトリックの学校に10年も通いながら、仏教徒と称して、カトリックの勉強もきちんとしたことはない私だが、カトリックの教会は大好きだ。パリに暮らした頃も、通りすがりの教会でしばし休憩する静寂の時間が好きだった。お気に入りは、サンジェルマンデプレ教会と、サンシュルピス教会。祈りの場所というのは、誰にとっても神秘的で心安らぐものだ。

きょうの私も、久しぶりに教会で祈りの時間を持てたことで、心の洗濯ができた気がした。その後、久しぶりに会った同級生からもいいエネルギーをもらって、本当にすがすがしい一日だった。

*幟町教会
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*キリスト生誕の場面(人形がリアル!)
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