母との最後の時間 

昨日、帰ろうとしたときも、母は気がついたのか手をあげて、何か言いたそうにしているように見えた。やはり声はしっかり聞こえているのだろうか。

このところずっと、病院の近所に住む友人が朝一番に母の病室に行って、メールで様子を知らせてくれる。実家のある隣市から私たちが到着しても、しばらく彼女は一緒にいてくれる。彼女はこの20年近く、両親ともっとも長い時間を共に過ごしてくれた人だ。

何日も熟睡できず疲れているせいか、きょうのお昼はものすご~くお腹がすいて、肉をしっかり食べたくなり、近くのレストランに行ってしまった。息子もステーキを頼んでいる!

午後は、夫と息子には父の様子を見に行ってもらい、私は再び母の元へ。友人もパートの時刻まで病室に残り、しばらくお喋り。母はすでに喋ってはくれないが、彼女のグチをいつも通り、聞いてくれているのだろう。

彼女が去ったあとも、面会終了時刻まで病室で母とふたりきりで時間を過ごした。途中、先生が「ずっと病室にいると、精神的にも肉体的にも疲れるから、無理しないでいいですよ」と声をかけてくださった。

母はどんなに頑張っても、この夏いっぱいかな~という予感があったので、私自身はこの夏いっぱい母に付き合う覚悟はできていた。母も、夏休みいっぱい私たちと過ごしたくて、ギリギリまで頑張ってくれているのかも。こうやって最後の時間をたくさん過ごせて幸せだと思う。

DSC01810

“母との最後の時間 ” への4件の返信

  1. 今に悔いなくお母様にの傍にいらっしゃる姿、愛を
    感じます。本当に素晴らしいご両親だからこそ、素晴らしい鳩胸さんがいるんだと思います。
    お疲れないようにして下さい。

  2. >びんぼっちゃんさん、
    どうもありがとうございます。
    自分では疲れていないつもりでも、やっぱりしっかり疲れているみたい。無理しないように気をつけます!

  3. >manaさん、
    ありがとうございます。
    ほんと両親には感謝です。
    母を無事に見送ることができて、ほっとしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です