第43回:比叡山の『お坊さんと話そう』お経について(その2)大蔵経と台宗課誦(2020.05.24.)

前回から始まった「お経シリーズ」。まずはお経がどれくらの量があるのでしょうか? ご住職によると、大正時代に日本の仏教人が10年かけて、あらゆるお経を集めた『大正新脩大蔵経(たいしょうしんしゅうだいぞうきょう)』を編纂したのだそうです。一般人でも図書館で、あるいは現在はインターネットで閲覧できるのだとか。これを略して、大蔵経(たいぞうきょう)と呼ぶそうですが、おおまかにインド撰述、中国撰述、日本撰述のカテゴリーに分かれているそうです。天台宗では、『台宗課誦(たいしゅうかじゅ)』という経本があるそうですが、比叡山延暦寺ではこれ以外のお経、声明なども唱えているとか。このシリーズは、まだまだ続きそうです。(鳩胸厚子

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