ぶっくらこい~た

3月のこの時期に雪が降ったから、びっくらこいたわけではない。
子供が好きな「かいけつゾロリ」のセリフなのだ。

この間から、保護者会の会長さんと卒園式の相談をしていたのだ
が、料理の注文も記念品の購入もほぼ終了し一安心していた。
ところが、きょうの夕方、領収書をもって現われた会長さんが浮
かない顔で話し始めた。

頼んだ寿司折とオードブルの内容を変えた方がいいのではという。
確かに、いい案だったので、お店の人にその旨を伝えればよいだ
けだと思ったら、彼女にとってはそうでないらしい。私も賛成
を表明しているのに、ああだ、こうだと一生懸命考えている。

そしてついには、カバンの中から紙を取り出した。なんと、そこ
には彼女が考えた寿司折とオードブルの絵が色つきで描かれてい
た。おおっ~、ぶっくらこい~た! 私は驚嘆と笑いの声を抑え
る余り苦しくなった。

「そ、それ、いいですよ。それ見たら、イメージがすぐにわかり
ました。これで決まりですね!」と精一杯まじめな顔で言ってみ
たが、彼女はまだ暗い表情だ。「でもぅ…」。地元のよく知って
いるお店の人を相手に、こんなこと言いづらいと言う。うるさい
ことを言う客だと思われたくないらしい。

(じゃあ、最初からそんなこと言い出すな~!)と思いながらも、
「もう、私、ここ二、三日ずっとこれで悩んでいて…」という彼女
を見たら、「私が言ってあげましょうか?」と言ってしまった。
私は別に、出されたものはなんでも食べるから、予算さえオーバー
しなきゃ、どんな内容でもいいんだけど。

あ、でも肝心の彼女のリクエストの内容、全然頭に入ってない!
いい加減に話を聞いていたからな~。 妻の話を聞いていない夫
の気持ちがよくわかりました。

でも、なにごとも一生懸命な彼女の姿に打たれましたよ。あとで、
笑いすぎて涙が出たけど。

hondnkst

再会話(その2)

雪がとけたと思ったら、ここの奥の隣町の国道が土砂崩れで通行止めになった。うちの裏で雪に埋もれていたシイタケの原木も、やっとすべてが姿を現し、雪の中で育っていた巨大シイタケを発見した。自然の威力を感じるなぁ。

ところで、もうひとつ不思議な再会話。高校時代に仲良しだった友人と東京で同じ大学に入ったのだが、ある日、いきなり絶交を言い渡す手紙が届き、その後まもなく彼女は消えた。あとで、ドイツに留学したらしいと噂を聞いたが、高校の同級生で彼女のその後を知る人もなく、そのまま七年の年月が過ぎた。

その頃、パリに留学していた私は、寝起きの汚い格好のまま、電気料金の支払かなにかのために家を出た。そして、とても美しい日本人らしき女性とすれ違った。ほんの一瞬、遅れて角を曲がっていたら、彼女の姿を見ることはなかっただろう。きれいだけど、どこかで見たような…あ、あの同級生だ!と思ったけど、絶交された手前、ちょっと声をかけるのをためらった。(しかも、ひどい格好!)

が、思い切って声をかけたら、一瞬で彼女もわかってくれた。そして私の手をとって「厚子!」と叫ぶと、目に涙を浮かべた。近くのカフェに入って話をきくと、彼女は留学先のドイツで難病を発症し、帰国して入院治療をしていたのだという。その後、病状がだいぶよくなり、ヨーロッパ各地で療養したり、勉強をしたりしていたようだ。そして当時の彼女はロンドンでの留学を終え、最後にパリでの休暇を楽しみ、その日の夕方の飛行機で日本に帰るところだったのだ。空港に向かう直前の一時間ばかりを、偶然にも私たちは共に過ごした。

その後、彼女との交流は続いていたが、お互いにあちこちと移動が続き、結局また音信普通となっている。彼女の動静を知る同級生も、残念ながらいない。再び偶然の再会があることを、祈ってやまない。

*きょうは休日の夫と再度、近くの街のビストロに行ってみたが、12時前ですでに満席で1時間半待ちと聞いて諦めた。田舎でも流行るところは、流行るのだ。右の写真は、うちでできた巨大シイタケ&隣のおばちゃんがくれた雪の下から出てきた出来そこない大根。
manoysitdai

不思議な再会

昨日の話に出てきた中高時代の同級生とも、不思議な再会があったことを思い出した。彼女とは、お互い東京で大学生活を送っていたのに、高校卒業後は一度も会わなかった。私はそのまま東京で就職したが、彼女は大学卒業と同時に学生時代の彼と結婚して、彼の転勤のため名古屋に引っ越したと風の噂に聞いていた。

心がきれいで、まっすぐで、とっても頭がいい人。そんな彼女に私はずっと好感を抱いていたが、頭がよすぎる彼女は私にはちょっと遠い存在でもあった。(そのわりに、修学旅行では彼女をからかったりした楽しい思い出もあるのだが…。)

就職してから何年かたった頃、自己啓発セミナーにはまってしまった大学の同級生から、「次のセミナーに友達をひとり連れて行かなくてはいけないの」と頼まれた。明らかにやばそうなセミナーで、彼女の目をさまさせるためにも、仕方がないか…と足を運んだ。

当日、青山のビルの一室に30人ほどの若者が集められ、お話や自己紹介ゲームなどをさせられた。段々と時間がたつにつれ、周りの人たちは熱心に話に聞き入っている。「みんな、やばいんじゃない?」と思いながら、すっかり冷めきった私は早く終わらないかな~とそればかり考えていた。ふと見ると、ひとりだけ私と同じように、つまらなそう~に話を聞いている女性がいた。「同類がいた!」と嬉しくなって、よく見たら、それが名古屋にいるはずの同級生だったのだ。

セミナーが終わった途端、殆どの人たちは有無を言わせず次回のセミナー勧誘を受けていたが、私と彼女は辺りをはばかることなく大きな声で広島弁丸出しで喋っていた。ご主人の転勤が終わり、東京に帰ってきたという彼女と連絡先を交換して、その日は別れた。

しかし、お互い忙しい日々を送る中、殆ど旧交を温めるまもなく年月が過ぎた。転職活動をしていた私は、ある日の夕方、会社が終わったあと小さな出版社へと面接に向かった。いつもは残業がないのに、その日に限って定時に終わらず、面接の時間に少し遅れそうになったため、私は渋谷駅で公衆電話を探した。まだ携帯など普及していない頃の話だ。10台以上並ぶ公衆電話は、見事にすべてふさがっていたので、勘を頼りに一番早く終わりそうに思える人の後ろに立った。そして、電話を終えて振り返ったのが、そう、その同級生だったのだ。

事情が事情だけに、ゆっくり話すことはできなかったが、二度の偶然の再会を経て、その後はなんとなく交流が続いている。二度目の再会のときも、実は大手町の隣のビルで働いていたことが発覚したり、私が出版社に転職して初めて手がけた超マイナーな本を彼女が買っていたりと、他にも意外なつながりはあった。私が関西に引っ越したあとも、彼女のご主人が転勤となり、関西でまた何度も再会できた。

嬉しいことに彼女のイメージは昔とまったく変わらない。心がきれいで、まっすぐで、そしてもちろん頭がいい。彼女を育んだ瀬戸内海のように、おだやかで、やさしくて、温かい彼女の心に触れる度、私は懐かしさでいっぱいになる。

*きょうも犬の散歩に、隣の犬が仲間入り。
sornleo

不思議な縁

先日、中高時代の友人からご主人が制作したテレビの新番組のお知らせがきた。ネットで検索してみたら、その番組の制作に携わった方のブログに遭遇した。そして、そのブログの最新日記を見ると、なんとその方は東京から関西まで移動して、ご主人のバンドを見るために私の友人のライヴハウスに来ているという。まさに、私がその日記を読んでいた頃、ライヴが行われていたのだ。

なんともいえず不思議な縁を感じてしまった。が、そもそもなぜこの方のブログに読み入ってしまったか。それは可愛い男の子の写真を見てしまったから。この方の息子さんは、うちの子のほぼ二年後に生まれ、わずか2歳半で突然の病気でこの世を去ったのだという。

大切なものができると、人はそれを失うことを恐れ、おびえる。私も子供をもつようになってから、この子が何事もなく無事に大きくなるようにと、いつも祈るような気持ちでいる。何かの間違いで突然、この子がいなくなってしまったらどうしよう…という恐怖心は、いつも心のどこかにある。だから、子供の事件をニュースで聞いても他人事とは思えない。子供は特に、自分の子供でありながら自分のものではない、預かりものという意識があるからこそ、この気持ちは切実だ。

子供に限らず、出会いがあれば、必ず別れがある。それがわかっているからこそ、共有できる「いま」が大切なのだ。そして出会いも「いま」も、永遠に心の中で生き続ける。不思議な縁で出会った、もうこの世にはいない男の子も、いまでは私の心の中で生きている。

*きょうも霧の朝。このあとは快晴となりました。
kiriasbs

自然の流れ

きょうで二月も終わり。
今になって、ようやく算命学による平成17年の運勢について簡単な説明をきいた。親戚に算命学を長年勉強した人がいるので、時々、アドバイスをしてもらうことがある。
バイオリズムと同じで、長い人生にも運気の流れというのがあるのだろうと思う。

その昔、職場の同僚に半ば無理やり(?)算命学のえらい先生に紹介され、特にみてもらいたいことがあったわけでもないのに、高い(?)料金を払ってみてもらったことがある。そのとき、「あなた、これまでの人生でつらかったことないでしょう? いいわねえ。これからもつらいこと、ないわよ~」と言われた。「珍しいのよ~。一生、つらいと思わずに生きる人なの。でもね、結婚だけは相当、努力しないとできないわ。ほかのことは何もがんばらなくていいから、結婚したいなら、結婚活動だけはがんばりなさいね~!」と。

これはやはり当たっていると言えるのだろうか。

この間、細木数子のテレビを見て、六星占術でいうと私と夫は何星人なのだろうと調べてみた。そして、お互いがどういう時期に出会って、結婚して、引越ししたのか調べてみたら、うま~い具合にいいタイミングで動いているのがわかった。なるほど、スムーズに物事が進むのは、運気の流れにうまく乗っているということなのか。

ここまでの私の人生は18年周期で大きく動いてきた。18年間、親元で暮らし、その後、ほぼ18年、ひとり暮らしをした。願わくば結婚後の18年は夫と子供との生活か。

自分の直感を信じて、正しいと思う道を歩んだ結果が、自然の運気の流れに沿っていれば、これ以上のことはない。体の健康状態と一緒で、常に自分自身の中の自然のリズムを聞き逃さなければ、大きく間違うことはないだろう。

きょうは朝からイライラして、夫と子供に当たり散らしたことを、今になって反省。私が不機嫌になることで、家の中をくら~くしてしまった。一日一回大笑い、これが我が家のモットーだ。笑わせてくれる夫と子供に、感謝してます。

*写真は昨日の雪景色。

日曜日

釣り人

今朝も雪。昨日とあわせて、40センチは積もったかな。
それでも日曜日のせいなのか、車が多い。週末だけ営業している
近所の喫茶店の周りに、10台近く停まっている。よく訊いてみたら、きょうが渓流釣りの解禁日なのだとか。

釣りはほぼ未経験に近い私だが、釣りと聞くと、神田の小料理屋
での飲み会を思い出す。なんのつながりだったのか、ほぼ女性ば
かりの集まりで、一緒に行ったふたりの友人以外は私にとっては
初対面の人ばかり。そこで恋愛話に花が咲いたのだが、私ともう
ひとりの友人だけが、みんなとは恋愛パターンが違うために話の
中に入っていけなかったのだ。

私も彼女も、誰かを好きになると、その人を崇めてしまい、その
人のレベルに近づきたいとがんばるのだが、その人がこちらを振
り返ろうものなら、その時点で失望してしまい、思いが冷めてし
まうのだ。え~、私ごときに振り返るような人だったの~、いや
だ~!と。それでは、恋が成就するわけはないと指摘されたが、
まさにその通り。

私たちは、追いかける行為を楽しんでいたのだ。手に届かないも
のを追い求め、夢を見ることを楽しんでいたのだ。
まったく、男を振り回す失礼な女だとも指摘された。そう言われ
れば、そうだったのか。自分のことを追いかけてくる女がいると
思って振り返ったら、「きゃあ、いやだ~」と逃げていくんだか
ら、失礼といえば失礼だ。

それでも、そのとき私たちはふたりだけで納得しあっていた。
「釣りに例えたら、私たちは誰もいないところでずっと釣り糸を
垂らしているのかも知れない。みんな、あっちの方が釣れるよっ
て、どんどん移動していっても、頑なに同じ場所でがんばってる。だって、他の場所で釣れても意味がないのよ、ここで釣れなくちゃ。ここで一生釣れなくても、それはそれでいいの。」
こんな私たちを、周りの先輩女性たち(それもすてきな)は理解
不能と言っていた…。

あれから何年たったのか、一生釣れないと思っていた私に、今は
つれあいがいる。ひとつだけいえるのは、人間、同じパターンを
繰り返していては成長がないということだ。でも、きっと同じこ
とを繰り返していく中で、なんらかのブレイクスルーが起きるの
かも。

こんな寒い雪の朝から、じっと川の中で釣り糸をたらす人もいる。いったい、釣れるのか釣れないのか知らないけれど、結果に関わらず、これを楽しいと思う人がいるのだ。私は「おじさん、がんばってね!」と心の中で声をかけながら、夫の運転する車で買い物にでかけた。

釣り人

高瀬川

用事で街に行くついでに、久々に友人と会ってランチをすること
にした。今年初めて会うのに、そんな気がしないよね、と言いつ
つも、積もる話であっという間に時間は過ぎた。気がついたら、ランチタイムの最後の客となり、閉店時刻に店を出た。

それほど、落ち着く店でもあった。
高瀬川の船入が見える、元お茶屋だったという築80年の町家の小部屋で、食事をしたのだ。なんだか、すっごく得した気分。

相変わらず、スリムで美しく、優雅なのに活動的な友人の姿に、
私も女としてこうありたいものだとつくづく思う。
夫の操縦術や子育て、はたまた仕事から音楽、ヨガの話まで話
題には事欠かない。生活環境はまったく違うけど、不思議と気が
合う。

彼女と出会ったのは、前に住んでいた地区での避難訓練。わずか
一年だけの住まいだったが、彼女と知り合えてよかった。ご近所
でも、保育園でも仲良しさんが出来ない私だが、ときにはこんな
例外もあるのだわ。

船入

どこかで誰かが

さすがに昨日は寒さと乾燥のせいで、のどがちょっとやられた。
夜にはくしゃみと鼻水が出て、今朝起きると、風邪の最後に出
るような洟が出てきた。

長い冬の間に風邪も進化してきたのか、これまで三~四日かけて
出ていた症状が一晩で一気に進行したみたい。風邪も回を重ねる
ごとにスピードアップするのか? それでも、症状がひどくなる
前に、毎回不思議とおさまるのだ。

けど、たまりにたまった肩こりはおさまらない。急ぎの仕事も終
わったので、久しぶりに整体に出かけた。気持ちよくて、途中で
寝てしまった。家に帰ると、こりがほぐれたのか、体がだるくて
心地よい。とてもじゃないけど仕事にならない。

それで岩井志麻子のエッセイ(?)を読んでいたら、また寝てし
まった。有名人って、自分の知らない人たちに自分のことを知
られていて、大変だなあ、気味悪いだろうなあと思いながら。

目が覚めて、ふと思い出した。私の知らない人が私を知っている
変な感覚。そう、有名人でなくても、こういうことはある。いや、私の場合、正確には私が会った人のことを覚えていないというだけなのだが。

*整体院の辺りの景色。

和邇

“どこかで誰かが” の続きを読む

最寄のコンビニ

毎週月曜の夕方は、子供と一緒に車で20分ほどの友人宅に行く。この過疎地区に引っ越す前の保育園で知り合った友人だ。
まだ50代前半の彼のおばあさんはイギリス人で、古い日本家屋
を上手にリフォームして、何年もかけてすてきなイングリッシュ
・ガーデンを作っている。

彼女の末の息子さんと、お孫さんのために、自宅で英語のレッス
ンをすることになり、うちの子も誘われて通い始めた。レッスン
というより、懐かしい友達と一緒に遊べるのが息子は嬉しいらしい。事実、最初に30分くらい遊んでエネルギーを発散してから、レッスンが始まる。先生は、彼女が息子のように可愛がっている20代前半のカナダ人の青年。レッスンが始まるまで、彼は大工仕事にいそしんでいる。彼女の家のリフォームも、かなり手伝ったらしい。

そして私は、彼女の庭やその先に見える山々の景色を眺めながら、ジンジャーティーをいただき、本を読んだり、お喋りしたりと、リラックスした静かな時間を過ごす。ときに、レッスン中の二階からドタバタと走り回る足音が聞こえるけれど。

大家族と、英語学校を切り盛りしながら、ガーデニングやその他
の自分の仕事もこなす彼女は、いつも忙しいのに、決して慌しい
雰囲気がない。精神的に非常に安定していて、寛容で、包容力の
ある人だ。その秘訣は、毎朝の瞑想にあるそうだ。

周りの景色が気に入って山の中に移り住んだ私だが、ここの景色
も大好きだ。うちの辺りほど田舎じゃないけど、街中の喧騒から
もほど遠い。そういえば、ちょっとイギリスに似ているのかも?

帰りは子供とふたり、この近くのコンビニに寄るのが習慣となっ
ている。実は、ここがうちの最寄のコンビニのひとつなのだ。山
の中の我が家からは、北、南、東と三方向にそれぞれ20分ほど走ったら、コンビニに行き着く。私たちにとっては、コンビニがあるというだけで、ここはかなりの都会なのだ。

大原

声に出すことと、耳を傾けること。

昨日の別れ際、「人間らしい気分になれたわ」とイーデスさんが
言ってくれた。殆ど話し相手のいないホームでは息がつまること
もあるだろう。大好きな京都の街で、大好きなお店のケーキを食
べながら、昔の思い出をおしゃべりすることで、彼女の心も少し
和んだかしら。

実際には、私の方が彼女のおかげで楽しい時間を過ごすことがで
きた。私も普段は家にこもっていることが多く、人に会うことも
あまりない。ひとりは苦にならないけど、おしゃべりは大好きな
ので、話し相手がいないと口がなまってしまう。思っていること
をずっと口に出せなかったら、ストレスで死んでしまうかも…と
さえ思う。

悩みじゃなくても、言葉に出して話すことで、自分の思いが明確
になることは多い。言葉にすることで、改めて確認できたり、気
持ちが軽くなったり。
喋り始めるとつい勢いづいてしまうことが多い私は、相手の話に
耳を傾けられる自分になろうと最近は意識している…つもりだが、これもなかなかエネルギーがいる。誰か聞いてくれる人がいる、それだけで人間って癒されるものだ。

さて、誰も話し相手がいない日中の私のうさ晴らし(?)は新聞
を音読することだ。妊娠中に始まった習慣だと思うが、そのせい
なのか、気がついたら子供も毎日、音読している。ときには、ふ
たりして同じ部屋の中でそれぞれ音読していたり。
変な習慣…と思っていたが、最近はボケ防止にいいと聞くし、あ
の宮崎哲弥氏も気晴らしに音読しているらしいし、実際音読する
とすっきりするし、くだらないお喋りするよりは、ずっといいこ
とかも知れない。

このブログも、デジカメを入手して嬉しかったのもあるけれど、
日々の生活の中でたまる思い(?)を吐露する場所がほしかった
のかも。とはいえ、今となってはブログもりっぱなボケ防止策。
さて、きょうは夫が宿直なので、思う存分、音読するか。

*今から、読むつもりのもの。友人が送ってくれた雑誌、わざわ
ざ取り寄せた雑誌など。子供が夢中になって読んでいる漫画もどんな内容なのか読んでみるつもり。

本