スケートをしたいと言う息子のために、きょうはスケート場に行ってみた。
スキー場なら近くにいくつもあるのに、スケート場となるとない。
近隣地区に三箇所ほどあったスケート場も、いつの間にか閉鎖されていた。
結局、一番近いスケート場は家から車で一時間半も南に下った場所にあった。
道に迷いながら、やっと到着。生まれて初めてスケート靴を履いた子供は
大喜び。氷の上でこけまくりながら、とっても嬉しそう。
ところが私は大誤算。南の暖かい町に行くのだし、天気予報も小春日和と
言っていたし、「屋内スケート場」だから暖かいと思い込み、かなりの薄着
で出かけてしまった。よく考えたら、「屋内」でもスケート場が暖かいわけ
はないのだが、スケート経験殆ど皆無の私の愚かな勘違い。しかも手袋さえ
持っていなかった。
ああ、普段通りの装備でくればよかったのね…。
夫は久しぶりのスケートを楽しみ、子供は初めてのスケートを転がりながら
楽しむのをよそ目に、私はひたすら手すりの掃除。
子供はこけても、こけても、本当に嬉しそうなのに、私は怖さが先にたって
よぼよぼと情けない。こと、体を使うことになると、私はとっても臆病なの
だ。たとえば海でも、足がつかないところでは泳がないとか。「人生は怖い
もの知らずで大胆なのに、変なところが怖がりなのね」と友達に不思議がら
れたことがある。確かに人生で怖いことは思いつかないけど、スケートを始
め、ジェットコースターやホラー映画やムカデなど、怖くてたまらないこと
はたくさんある。
人生で転げることは怖くないのに、氷の上で転げるのが怖いだなんて!
転んで楽しんでいる子供の姿を見て、いいなあと思う。
そこで、ちょっと勇気を出して、夫に言われるまま手すりから離れて歩く練習。
おお、なんとかできるではないか! それでも、決して大胆になれない私。
そこで夫が後ろから押してくれたら、バランスを崩してドシーン。ふた
りして、しりもちをついた。
実は、これがきょうの一番嬉しかったこと。転げてみると、楽しかった。
願わくば、ヨン様カツラつけてくれよ…と夫を見て思ったりして。
厚子さ~ん! こんにちわ!
今日あたり、筋肉痛で苦しんでますか?
旦那様に、ヨン様カツラつけて揉んでもらってください。
と~~っても、いい気持ちになるんじゃない?
怠け者の私は、そこまでがんばって滑らなかったので、
体はなんとか大丈夫です。
夫の方が疲れたかも。
でも、しっかり肩はもんでもらった。
なんでこう肩はこるのでしょうか…。
(なにもしなくても。)