昨晩のNHKの『英語でしゃべらナイト』にコリン・ファースが出た。
眠くてたまらなかったので、ビデオ録画して、きょうどきどきしながら
インタビューの模様を見た。彼が話すのを聞くだけで、うっとり!
(たとえ意味はわからなくとも!)
大学時代に『アナザー・カントリー』を見て以来、私は彼の大ファンな
のだ。彼の主演したマイナーな映画もビデオも、必死で探して見たもの
だ。(ときめきアムステルダム、ひと月の夏、アパートメント・ゼロ、
恋の掟)
その彼が日本でもよく知られるようになったのは、やはり『ブリジット・
ジョーンズの日記』のマーク・ダーシー役なのだろうか?(今回の来日
もこれの続編映画のプロモーションのためらしい。たぶん初来日のはず。)
が、なぜ彼の役名がダーシーかといえば、それはイギリスで高視聴率
をとったテレビドラマ『高慢と偏見』のMr.ダーシー役を彼が演じた
から。このドラマはNHKでも放送され、これを録画したいがために、私
は正月からビデオデッキを買い換えた。
私がジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を読んだのは、大学生
のとき。英文学を専攻する友人に薦められて読んだ数少ない英文学作
品だが、これにははまった。私たちが読んだのは、新潮文庫の『自負
と偏見』の方。これを読んだあと、私たちはひとしきりMr.ダーシーを
演じさせるとしたら、誰だろうと話し合ったものだ。当時の私は、ス
パンダー・バレエのトニー・ハドリーを憧れのMr.ダーシーと重ね合わ
せていた。
後年、憧れのコリン・ファースが憧れのMr.ダーシーを演じていると知っ
た私が卒倒しそうになったのは言うまでもない。不覚だった、そうか~、
そりゃコリン・ファースだよな~と、見る前から妙に納得した。
実際に作品を見ると、あのアナカン時代の繊細なコリンが年相応に
恰幅もよく老けていたのが少しショックではあったが、相変わらず
の高貴な雰囲気に確かな演技力、そしてなによりもあの声はまった
く変わっていなかった。ああ~、あの声を聞けるだけで幸せ~。
インタビューを受けるコリンを見たのは、きょうが初めてだったが、
イギリス人らしいシニカルなユーモア・センスといい、すべては想
像通りだった。声って、大事だよね。
*きょうはずっと曇り空だったので、昨日の写真をMr.ダーシーのために!
はじめまして、今日トラックバックさせていただきました、冬里と申します。
『自負と偏見』で検索しているうちに、こちらにたどり着きました。
ドラマ『高慢と偏見』を見て以来、コリン・ファースがとても気になっています。ドラマのミスター・ダーシーは入浴したり泳いだりして、やたら濡れてますよね。それがちょっとツボでした。
英語でしゃべらナイトに出ていたとは知りませんでした。見逃した!!
誰か録画していないか、知人をあたってみることにします。