下敷き17枚

今朝、登校班を見送ろうと息子と一緒に玄関を出たところで、「お母さん、PTAのプリント、まだ提出されてないって」といきなり言われた。「え、出したよ!」と言っても、「出てないって先生に昨日、言われた」。「出したって。なんで今、それを言うの? なんで昨日、言わないの?」と一悶着。途中の角まで一緒に歩きながら、「封筒に入れて出した!」、「出てない!」と親子で言い合ってしまった。

まったくもう・・・。実は新年度初日から、提出物のことで新しい担任の先生に迷惑をかけたばかりなのだ。3学期の終業式に持ち帰った封筒の中に、6年生から新たに使う保健票の記入方法のプリントは入っていたのに、肝心の新しい保健票が入ってなかった。それで6年生初日の連絡ノートにその旨を書いて持たせたところ、先生から、「保健票は持ち帰っているはずで、予備はないので、もう一度探してください」との伝言が。「いや~、でも最初から封筒に入ってなかったんだよな~」と思いつつ、息子に聞いてみたら、終業式の日の書類配布の際にクラスの男子がちょっかいを出してきて、ふたりでやりあってしまい、先生に後ろへ行けと言われ、バタバタしているうちに配布物をちゃんと確認しないまま持ち帰ったと言う。

なんでそれを今頃言うかなぁ~と思いつつ、先生に平謝りで、新しい保健票を作ってもらうよう再度お願いしたところだったのだ。だから、新学期のプリントは速攻で抜かりなく提出したはずなのに、それが提出されていないとは・・・!? ところが、私も年のせいか、提出したプリントが何枚もあったので、そのPTAのプリントをいつどういう形で提出したかと訊かれたら、記憶が曖昧なのだ。封筒に何枚かのプリントと一緒に入れて提出したように思うのだけど。ああ、それにしても腹が立つ!

きょうが提出の締切日だったので、息子の帰宅後、すぐにランドセルを探してみた。普段はランドセルの中を決して私に見せようとしない息子だが、きょうは拒否できない。しかし息子は塾に行かねばならない。「あとでお母さんが探すからね」と宣言し、息子をぷりぷり怒りながら送り出したあと、ゆっくりランドセルの中身を探した。すると、関係ないものが出てくる、出てくる! 2年生以降の時間割表、低学年の頃からの自由帳、前の学校での出し物の脚本、そして大量の下敷きが! 息子によれば、「下敷きはすぐ壊れるから、予備がいる」らしいのだが、そのどれもがすでにボロボロ。しかも、すべてどこかのもらいもので、買ったものは1枚もない。(そういえば、今まで下敷きを買った記憶がない。)

「1枚、2枚、3枚・・・17枚!」 最初はぷんぷん怒っていた私だが、さすがに「アホか、こいつは! 何を考えとるんじゃ~」と笑けてしまった。前から感じていたけれど、これは私の父の性格を受け継いでいるとしか思えない。

ともかくも、PTAのプリントは出てこなかったので、「また新しい担任の先生に平謝りだわ・・・」と、学校に電話をした。先生はお留守だったので、伝言しておいた。

そうしたら、数時間後に先生から電話がかかってきのですよ。「すいません、プリントは封筒の中に入っておりました」と。「ほ~らね、だから封筒に入れて出したって言ったでしょ」、なんてことはもちろん口には出さなかったけど、「よっしゃ。これで一勝一敗!」と心の中でガッツポーズ。

新しい担任の先生は、かなりおデブの熱血先生との評判。おデブと聞いただけで親近感を覚え、今から実物に会えるのが楽しみだ!

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