目は大切

きょうは一日雨が降り続く。今週は休日なしで働く夫は疲れている上に、
車の調子がおかしくなり、しかも目がチリチリ傷むと、機嫌が悪い。

「ものもらいじゃない?」と言うと、夫の顔は急に輝く。そう、眼科に
行けるから。ほぼ医者要らずの我が家だが、なぜか三人とも過去に眼科
のお世話になったことがある。しかもなぜか三人とも、同じ先生に診て
もらったのだ。そこは多数の眼科医を抱える大きな専門病院なのにだ。

その方は、恐らく私と同年代と思われる美人で、仕事もてきぱき、説明
も詳しく、親切なのだ。私などは、診療受付終了後に到着したにも関わ
らず、わざわざお昼休みを削って診てもらった。後日、質問メールを出
したときも、すぐに適切な返事が返ってきた。そう、女も惚れる女。う
ちの夫がメロメロになるのも頷ける。

私も子供も、診療はわずか一日ですんだのだが、夫だけは何日かの治療
を、数年の間に二度受ける幸運に恵まれた。目を怪我して、二度目の診
察を受けに行ったときの嬉しそうな顔! だが、帰宅した夫の表情は複
雑だった。幸運にも、またあの先生に当たったのだが、名札の名前が変
わっていたというのだ。結婚したのか、それとも…!?

先生はいつも通り親切で、幸せそうに見えたと夫は言うのだが、さて…。
謎を解き明かすためにも、もう一度診療を受けてきてほしいところだ。

*犬の散歩で、子供が拾ってきた秋のお土産。

kakiah

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