今朝、息子を送ったあと、ついついまた見に行ってしまった。
そう、イノシシを。
三匹つるしてあったのが一匹だけになり、骨だけとなった二匹
分の残骸が雪の上に残っていた。で、よく見ると、毛皮が木に
かけてある!骨も毛皮も、なんらかの形で利用されるのだろう
か。
帰りのスクールバスから下りてきた息子は、バスの後ろを走っ
ている駐在さんを呼びとめ、「鹿はどうなったん?」と聞いて
いた。室内で遊んでいるときに銃声が聞こえ、先生がのぞいて
みたら、近くの川で鹿が射止められていたらしい。
自然の中で暮らす生き物同士の厳しい現実!
こんな山の中にいるせいなのか、息子は妖怪の世界に魅せられ
ている。帰宅後は、「ふたくちおんな」の絵やお話を書いてい
た。
いまだに息子が悪いことをすると、私たちは近所のお寺の奥の
山の中に住んでいる天狗さんが怒ってやって来るぞとおどして
いる。今夜もあたりは静まりかえり、なんの音もしない。