テレビをつけると、ドイツで始まったワールドカップのニュースを
報じている。夫はきょう職場でドイツから来日したテレビクルーの
相手をしたという。私もついさっき、ドイツの友人から来日したと
いう知らせの電話をもらった。なんだかドイツづいている!
私がワールドカップなるものを知ったのは、90年大会のとき。当時
住んでいたパリでは、(たぶん)カメルーンの人たちがお祭り騒ぎ
をしていたり、(たぶん)ドイツ人やイタリア人が大騒ぎしている
ところに遭遇した。
94年大会の開催中も、偶然ヨーロッパを旅行していたので、ワール
ドカップに熱狂するヨーロッパの人たちを目撃した。ダブリンでは、
アイルランドの試合の日は夕方からバスは止まるし、パブ以外のお
店は殆ど閉まるし、まるでゴーストタウンだった。テレビのあるパ
ブは大盛り上がりで座る場所もないので、仕方なくテレビのない閑
散としたパブで時間を過ごした。オランダでは、閑静な住宅街を歩
くと、あちこちの家の玄関にチームカラーのオレンジの旗が掲げて
あった。
その頃は、なぜそこまで大勢の人が夢中になるのか理解できなかっ
たが、日本が出場するようになって、サッカーに無知な私も熱狂す
る人たちの気持ちがわかるようになった。
さて、夜更かししても大丈夫なように、明日から昼寝を始めようか
な。