大和ミュージアム

これまで帰省の度に何度となく大和ミュージアムの前を
通っていたが、息子はまったく興味を示さなかった。な
のに今回は「行ってみたい!」と言う。どうやら連休な
のに、本屋(&フードコート)以外はどこにも行ってな
い!という事実を変えたかった気配。

行ってみると、おとといに見た時よりも人が多い。展示
物を見るのも大変なほど。ビデオ映像は思わず涙が出て
しまう場面もあり、人ごみの中で泣かないように必死に
堪えた。

子どもからお年寄りまで、すべての世代が楽しめるよう
展示内容はよく考えてあった。けっこうリピーターがい
るのかも知れない。戦争はもちろんのこと、戦艦を作っ
た技術、それを現在、また未来へ向けてどう発展させ、
生かしていくか…というテーマまで含んでいる。

まだ日本の歴史も殆どわかっていない息子には、いまひ
とつ理解できていないようで、「この辺りは、戦争の頃
はどうなってたの?」と質問され、「戦艦を作る工場が
あって、たくさんの兵隊さんがここから戦争に出て行っ
たんだよ」と答えた。

幸い、父は帰還したので私も息子も今ここにいるのだ。

呉港に大和ミュージアムができたお陰で、私は帰省の度
にこの景色を見ては、帰還しなかった人たちに思いを馳
せるようになった。

5may09-1
*帰りにショッピングセンターに寄ると、ぜんまい侍が歩いていた。
5may09-2

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