虚像と実像(売れなかった本について)

友人から久々に連絡があった。共に出版に携わった本の
作者が亡くなったという。友人が今年始めに会ったとき
は元気そうだったのに、人の命はわからないと、彼もシ
ョックを受けていた。

ついでに「いい本だったのに、なんで売れなかったのか
なぁ」と嘆く友人。ターゲットとなる読者層に、もっと
読み易い形で本を提供できていればよかったと思うけど、
「売れる本=いい本」というわけでもない。

たまたま市場のニーズに合致して売れた実例を見ている
と、その「虚像」と「実像」のギャップに驚くことは多
い。「幸せそう」に見えて、幸せでない人はたくさんい
るようだ。

たぶん、メディアで取り上げるほどでもない、平凡な人
の平凡な生活こそ、いちばん確かな幸せの実像なのだわ。

そう思うと、いまの私は「これ以上、なにもいらない!」
はずだけど、煩悩が私にぐだぐだ文句を言わせている。
(反省!)

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