こんな快晴のプール日和なのに、息子はベッドでおとなしく寝ている。小学生になって、インフルエンザ以外での欠席は初めて。「学校を一日も休まない」のが目標だったので、残念! このポリシーは私に似たのか? (私は中高6年間、皆勤賞! 朝5時半起きで通ったのだ!)
もうひとつの私のポリシー。それは主流派は嫌という、ひねくれたポリシー。要はマイナーが好きなのだ。野球はカープ、車はマツダ…というのは広島人の宿命としても、昔はバンドだってメインストリームじゃなくてオルタナティブ系、映画だってメジャーなハリウッドじゃなくてインディ系…なんて具合で。
だから選挙にしても、若いときは何もわからないくせに、自民党じゃなきゃ、どこでもいいや!くらいに思っていた。まじめに投票に行ってたけど、殆ど死に票になってたはず。だからって、特定の政党を応援してたわけじゃない。(かつて平成維新の会に短期間だけど参加して、ボランティアで推薦候補を認定するための候補者インタビューに行ったことがある。その日は昼休みに議員会館に行き、午後はパンクバンドのインタビューだった。)
こんな私だから、一時は民主党を応援したい気持ちがあった。この山の中では、自民党以外を応援したら、それだけで「過激派」と言われそうな空気もあったから、「それならいっそ過激派に!」とひねくれ者の私は思っていた。だけど2008年の大阪府知事選を機に、私は民主党を見限った。
選挙戦直後、私は「橋下さんはたまに過激なこと言うし、最近ちょっと調子に乗ってるから、民主党の候補にギャフンと言わしてもらいたい」と思っていた。ところが、3候補者並んでのテレビ生放送で、民主党候補者は橋下さんの個人攻撃に終始した。他のふたりは政策を論議し、大阪をどうしたいか語っていたのに。民主党の候補だけは、まるで橋下さんに個人的な恨みでもあるかのような態度。はっきり言って年寄りの若者いじめに見えた。
民主党陣営は橋下さん個人を中傷するビラ作戦をしたり、小沢氏始め、党幹部が次々と応援演説。タレントに応援演説させながら、橋下さんみたいなタレント候補はダメだと訴えた。そして、菅さんや鳩山さんの奥様方まで応援演説に来て、橋下さんを個人攻撃した。「これ聞いて、橋下さんの奥さんや子どもさんは、どう思うんだろう…民主党ってえげつないな」と心底思った。大阪府民でもなく、橋下支持者でもない私が、いつの間にかテレビの前で「橋下、がんばれ!」と応援していた。だって、マスコミもこぞって橋下バッシングしていたから。これで私もはっきり目が覚めた。
このとき橋下バッシングをしていた民主党とメディアの何が嫌って、人を小馬鹿にしたような上から目線が嫌だった。この人たち、結局、橋下さんだけじゃなく、一般国民のこともこんな風に小馬鹿にしてるんじゃないかって思ったのだ。対立候補を尊重できないような人が、選挙民を本当に尊重するわけがないって。
このときの直観は当たっていたと、民主党政権になってつくづく思うのだが、だからってじゃあ、どうしよう…とまだ考え中。
ところで、きょうこんな論文を紹介された。マスコミには報道しない自由もあるとかで(?)、殆どの人が知らないんじゃないかしら?
「中国の核実験と周辺住民の被曝 –カザフスタンから垣間見られた放射能汚染–」