潮時

前々から会いましょうと話していた方と、きょうやっと会えた。山の過疎地に通勤してくる彼女と知り合ったのは、共通の友人がいたから。ここに越してくる前に住んでいた京都の同じ町内の友人に、ご近所の友人として紹介されたのだ。京都に住んでいた頃は、同じ町内にいながらお互い知らない同士だったのに、山奥の過疎地でなぜか知り合いになるとは不思議な縁だ。

このたび我が家が街に出ることになったので、そのことも報告しなければと思っていた。彼女は彼女で、この山奥の特殊な職場(?)での思いもいろいろあったようだ。街のカフェで待ち合わせ、ランチをしながら喋りだしたら止まらなくなり、気がつくとすでに夕方!

話題はあちこちに飛びまくって、いったいどんな話をしたか、すべて記憶に留まっているか疑問…。でも、まあ、お互いにストレス発散にはなったはず。

閉鎖的な地域に長年埋没していると、ある一定の思考・行動パターンに慣らされていく人が多い…という点でふたりの意見は一致。たまに訪れる別荘地なら最高だけど、ここ以外に生活の場がない状況では、弊害ばかりが目につくかも…という、なんだかとっても後ろ向きなくら~い結論に行きついた。

私たちもそろそろ潮時だわね…と納得しあって、帰路についた。う~、過疎地の闇は深い。

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