息子を送り出してから、私は事務処理のため、広島へと向かった。長年お世話になっている友人と待ち合わせて、病院や支所めぐり。ランチをして、実家で書類を探したり、母にお供えをしたり。老人ホームに父を訪ね、最後は彼女のお宅でコーヒーをよばれて、丸一日、一緒に過ごした。
彼女といると、母の思い出話がたくさん出てくる。ここ20年近く、両親ともっとも長い時間を過ごした人なので、私が知らないエピソードも山盛り。両親にまつわる人間模様も冷静に見てきた人なので、彼女の人物評価は参考になる。
きょうは母が生まれてから死ぬまでのすべてが記載された戸籍謄本(原戸籍というらしい)を取り寄せた。10ページにもわたるもので、私の知らなかった祖父母などの情報も入っていて、思わずコピーをとってしまった。
今この時期に、自分の過去をさかのぼる作業をするのも意味があるような気がしている。
*息子の登校路。