午前3時に起きて、夫を送ってきた。張り切って目覚ましを
セットした息子が、一番に飛び起きて、一緒についてきてく
れた。
行きは、真っ暗闇の山道で、鹿が飛び出して来て、どっきり。
空が少しずつ明るくなってきた帰り道、息子の大好きなレジ
ェンズのCDをかけていたら、ちょうど『空色の指先』が始ま
った。
息子は空を見て、「ねえ、ねえ、これが朝の始まりなの?」
車を下りたら、ヒグラシの大合唱。いつもは寝ているから気
づいてなかった。
早起きのご褒美をもらったみたい。
びわ湖畔に暮らす翻訳家の物語
子供さんの正直な情景の深さに感動。自然を育んでる。