初めて日本のお正月を体験したオランダの友人が、こんな指摘をしてくれました。ヨーロッパでは大晦日が一番のお祭りで、お正月はさほど重要ではないのに、日本ではお正月が一番大切で、大晦日はお正月を迎えるための準備をする日だと。
考えてみれば、あちらでは真夜中に花火を打ち上げ、一晩中にぎやかに過ごすけれど、日本ではおごそかに除夜の鐘をうって、初日の出を拝む。
ヨーロッパでは夜、日本では朝に重きがおかれているような気がするけど、どうなんでしょうか。一年を振り返ってパーティをするヨーロッパと、これからの一年を思ってお祝いをする日本。日本人って、過去のことは水に流して、未来に重きをおく人たちなのかもしれませんね。
いや、単に私がそういう人間なのか。
ちなみにこのあと、オランダの友人は初めてのカラオケも体験しました。