夢をかなえる方法は、たったひとつ。諦めないこと。ただ、それだけ。ただし、その夢に邪念が入り込む余地がないほど、強く願い、そのための努力も惜しまない。しかも、「やるだけやったから、もうこれでダメなら仕方ない!」という境地に達したところで、夢がかなう。これが私が見出した法則(?)だ。
受験も就職も留学も結婚も、それから家探しも、だいたいこのパターンだったように思う。だから、後悔などあるわけがない。もちろん、小さい失敗は山のようにあるのだけど。
夢というほど大げさなことではないけれど、直近では、きょうから始まった息子の塾もそう。去年の春から塾探しを始めたが、最初に行って「いいな」と思った塾は通うには遠く、その塾の別の教室も訪ねたが、そこも思ったより遠かった。最寄の町の塾に行ってみたが、子供が気に入らず、少し遠くの町の塾を見学し、ここなら通えそうと入学手続きを始めた。ところが、あとは入金するだけというときに、最初に行った塾が新しく京都駅に教室を開くことが判明。実は最初から、「あの塾の京都駅教室があったら、いいのにねぇ。京都駅なら通えるのにねぇ」と言っていたのが、その通りになったのだ。
初日のきょうは、暗くなってからひとりで京都駅で電車に乗るのが不安だという息子のため、私は近くのカフェで待機することに。夫はきょうも残業なので、ついでに息子とご飯を食べて帰ろうという魂胆だ。
夕方のカフェで読書タイムを満喫しながら、「ちょっとこの本のことを知らせなきゃ」と、あるお友達にふとメールを打ったら、「まあ、思いが通じてのたかしら!?」と思う返事がきた。
気がつけば、私の湿疹(?)もすっかり消えている。自分でも殆ど忘れていたのが、よかったのか!? いつも、いい思いだけを胸に秘め、いいことだけを意識していたら、常にハッピーでいられるのだろうな。
塾の初授業を終えた息子は、私を見るなり、「疲れた~。でも面白かった~」と、楽しそうに授業の報告をしてくれた。その充実感あふれる笑顔を見て、私も嬉しくなった。
*京都駅ビルに映る京都タワー。