最悪の政権下で最悪の災害

なんとかギリギリで確定申告をすませました。仕事もあるのですが、正直言って東北の地震以来、手につきませんでした。平穏無事なここにいても、あまりの惨状に呆然とするばかり。被災された方々や救援に行っている方々のことを思うと心が塞がれ、こんなことではいけない!と思いつつも、言葉を発する気持ちも失っていました。

だって、こんな大変なことが、なんでこんな最悪の内閣の下で起きるのでしょう? 私個人の意見ですが、国民がひとつになって頑張ろうというときに、リーダーがこんな人だなんて、あまりに情けなくて泣けてきます。昨日の国民へのメッセージを読み上げたときの、おどおどした目。質問を受け付けないように、読み終わるとさっと目を伏せて、誰にも目を合わせず去っていく後姿…。

この間も、テレビのキャスターが沈黙した隙に、報道局スタッフが「菅直人の記者会見!」と叫ぶ声がマイクに入り、「みんな、私と同じで菅総理などと呼ばず、呼び捨てにしてるんだな」と納得したところです。昨晩のメッセージ動画も、BBCのHPではYukio Edanoとキャプションがついておりました。(さすがにきょうは修正してありましたが)。

私は前回の総選挙で、民主党だけには政権をとらせてはいけないと、本当に危機感を持っていました。「今回だけは民主党に入れる」と言う近所の自民党員に、自民党の支持者だったことのない私が、「民主党だけには入れないで。民主党以外なら、どこでもいいから、ほかのところに入れてくれ」と必死で頼んだくらいでした。だから、民主党が政権をとったとき、日本はもう半分終わったと、絶望感に近いものを感じていました。それでも、「いや、これはあまりに平和ボケしている日本人の目を覚まさせるためにも、一度こうなったのは、いいことかも知れないよ」という知人もいて、なるほどそうかも知れないと、少し希望を持ち始めていました。そんな矢先の震災です。政府の指導力如何では、日本は本当に終わってしまうかも知れないと、改めて危機感が迫ってきます。

現場では心ある方々が、覚悟を決めて、命を削って、対応しておられるでしょうから、そう簡単に国がダメになるとは思いませんが、どうかこれ以上の犠牲者が出ないよう、最悪の事態を避けられるよう、本当に祈るばかりです。

*朝日ニュースターの『ニュースの深層』の視聴者プレゼントで本が当たりました。今回で2度目です。(応募者が少ないのか!?)著者のサイン入りでした。
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