世界は動いている

先日、テレビで小学生のお子さん2人を津波で亡くしたお父さんを見た。下の息子さんの遺体はみつかったものの、上の娘さんはまだ行方不明で、お父さんは連日、娘さんを探し、途方に暮れると下の息子さんがみつかった場所に行く。うちの子と誕生日が一日違いの娘さんのためにケーキを用意したお父さんの姿を見て、号泣してしまった。

一方で、テレビは地震と原発のニュースでほぼ占められているが、外の世界も大きく変化しつつある。日本の周辺国はこの隙にいろんな動きを見せているし、中近東・北アフリカで進行する民衆革命の行方や、それがアジアに波及する可能性など…すべてを考慮して、大局的にこの国の未来について考えている政治家はいるのだろうか。

目の前の問題も解決できないのに、そんなこと無理か…。民主党が政権をとって以来、「子供たちが大きくなる頃、この国はどうなっているだろう? それまで、ちゃんとこの国は存続しているだろうか?」などと大げさに話していたけれど、悪い冗談が現実になりそうで怖い。だけど、誰かが言っていた。本当の危機が訪れたとき、真の国士が現れるのだと。

幸い、わが子は毎日、元気に学校に通っている。心して、この子を育てていかねば…と気を引き締めている。教育が国を変えていくのだと思うから。

*二条城前の桜
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