11歳の息子は生まれてからまだ虫歯になったことがない。小さい頃から、保育園で習慣づけてもらったせいなのか、小学校になってからも学校で習った通りに、自ら歯磨きをきちんとしてきた。(しかも歯磨き粉は使わない主義らしい。)よくよく聞いてみると、怖がりの息子は「歯の治療は痛そう!」ということで、どうしても避けたいようだ。
私が近所の歯科に定期的に検診と歯のクリーニングに行くのを見て、つい先日、自分も歯のクリーニングをしたいと言って初めて体験してきたばかりだ。その後、学校の歯科検診を受けたら、虫歯はゼロだが不正咬合が認められるため受診するようにとのこと。
そこで夏休みに再び同じ歯科に行き、矯正の専門医との相談予約をして、やっときょう相談に伺った。要は上の前歯がどんどん出っ歯になっているのだが、専門医からは12歳臼歯が生え揃ってから、大人と同じブラケット治療をするよう薦められた。しかも、その際に歯を一本抜くことになるだろうと。
「矯正治療がんばるぞ!」モードだった息子が、それを聞いた途端、ビビりまくり、「え~、歯を抜くってどれくらい痛いの? 麻酔はどれくらい痛いの?」と質問攻め。専門医も、「虫歯じゃない歯を抜くのは申し訳ないけどねぇ」と説明して下さるのだが、あまりのビビり具合に私は思わず苦笑。「歯を抜くのは、あと一年以上も先だと思うよ」と言っても、頭の中は「抜歯」でいっぱいになっていたようだ。
帰り道は、自治会のカンパをしている空き地に立ち寄り、当番の方々やカンパにいらした方々としばし雑談。息子も近所のおっちゃんと喋ったり、4歳の男の子と遊んだり。私もPTA仲間と喋ったりして、長いこと居座ってしまった。住民運動のお陰で、多くの人と知り合い、連帯できて、ありがたく思う。