大きな学校でできた仲間

男だからなのか、息子は学校の出来事を事細かに報告することは滅多にない。それが先日は珍しく帰宅するなり、いろいろ話してくれた。いつもより帰りが遅く、しかもGパンが泥で汚れていたのだが、校庭で水を使って理科の実験をしたらしい。で、授業が終わり、「みんなで片付けるように」と言って先生がいなくなると、殆どの子が遊び始めて姿を消してしまったのだと。結局、息子を入れて4-5人が片付けをして、遅くなったらしい。「みんなでやれば、すぐに終わることなのに!」と憤慨した息子たちは、「どうすれば、みんなが協力するようになるだろう?」と話し合った。まずはクラスの人気者を引き込み、その子がみんなに呼びかければうまくいく・・・という案が出たとか。(そもそも、その子が遊ぼうと言い出して、みんないなくなったらしいのだ。)

来月には船上で一泊するという校外学習が予定されている。前から息子は「行きたくない」とずっと言い続けていた。お泊りはともかく、「水上」で一泊というのが気に入らないらしい。地上じゃないと安心できないみたいだ。

ところが、きょうになって息子が真顔でこう呟いた。「やっぱり校外学習には行くよ。クラスがちゃんとまとまるかどうか、心配だから」。思わず心の中でぷっと噴き出してしまった私。

ま、ともかく、よかった、よかった。新学年が始まったときは、去年、せっかく仲良くなった友人たちとクラスが分かれて「つまらない」と言っていたのに。今では真剣にクラスについて話し合ったり、ギャグマンガで笑ったり、ふざけあったりする仲間ができたんだから。

*瀬戸内海。
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