懸念事項

降って湧いた災難のおかげで、住民運動に関わっている私だが、実は市民運動家というものが嫌いである。(だから菅直人も毛嫌いしちゃうのかな。)なので、プロ市民的な匂いがすると、生理的に引いてしまう。とはいえ、そんなことを言ってたら住民運動ができないのも事実。だからこそ、署名活動やデモにも内心、ドン引きしながら参加したのだ。一緒にがんばっているのが、ご近所のふつーの方々だから。

けれど、この災難がけっこう厄介な問題であるせいか、いわゆるメジャーな政党やメディアは腰が引けて(?)、積極的に関わろうとしてくれない。いろんなところに当たってみても、反応があるのは、私が嫌いなサヨク系や、ちょっと過激な裏メディア系のみ。

この問題に住民の殆どが関心を持ち、反対しているとは言え、こういう状況下で実際に行動を起こしてくれる人は少数派である。ママ友であれば、普段から学校活動に積極的に参加している人。それより年配の人であれば、普段から自治会活動に積極的に参加している人。あとは、正義感に燃える現役男性(女性)陣、そして団塊サヨク系。

正直、私が苦手なのが最後の「団塊サヨク系」。個人的にとってもいい人が多くて、お付き合いするには楽しいのだが、なんというかサヨク的思考回路が染み付いているのか、「え、いまだにそんなこと、信じてるの?」と唖然とすることが多いのだ。(私にも別の意味の思考回路が染み付いているとは思うが)。

で、実際問題、その手の方が住民運動を引っ張って下さってるみたいなのだ。それは本当にありがたいし、皆さん、政治的な理念とは関係なく、この地域のために立ち上がって下さっているのもよくわかっている。でも、ふと心配になるのだ。彼らの熱心さと、その無意識のサヨク的思考回路と手法が、一般住民を運動から遠ざけているのではないだろうかと。いや、たぶん私の杞憂に過ぎないとは思うんだけど、署名活動をしていたら、ちょっと気になることがあったもので、ついつい・・・。

「住民運動を通して地域の知り合いがたくさんできたけど、実は殆どサヨクの方だったりして~!」と、夫とブラックジョークを飛ばしている。

*先日、山の集落の文化祭で買ってきた「手作りこんにゃく」。市販のものよりやわらかく、くず餅の触感だった!
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