息子は元気よく一泊二日の船の旅から戻って、いつも通りに塾に出かけた。夜のお弁当を持って。子供って元気だなぁ。
夕飯後、署名活動に頑張っていたママ友から電話があった。地域の問題についていろいろ話したいことがあったようだ。ところが話をしているうちに、どんどん話題が広がって、やがて互いの個人情報を開示することに。つい最近、知り合ったので、実はお互いのことを殆ど知らなかったのだ。
明るくてキャピキャピしている彼女は、私より10歳くらい年下かな?と思っていた。山の集落でも、子供の同級生のお母さん方はそれくらいの年代が殆どだった。ところが彼女から、「私、厚子さんのことを最初は年下だと思ってたの。でも話の内容から、同じくらいかなって」と言われビックリ。「いや、絶対、そんなことないよ。私の方が10歳くらい上だと思う」と言ったのだが、彼女はそんなことはないと言い張る。その前に、夫が私より9歳(学年だと8学年)年下であることを話していたのだが、彼女は夫のこともかなり若いと勘違いしている様子。
やがて何かの拍子に彼女が自分の干支を言ったので、「うちの夫と同じよ!」と言うと、「ええ~、ご主人、私より5歳以上下だと思ってた~」と言った彼女がその一瞬後に、「え・・・ということは・・・厚子さんの年齢って・・・うっそ~!?」と大声を出した。「なんで? なんで? なんで、そんなに若いの?」
ええ~!???? 実を言うと、このところ、私は朝、鏡を見るたびに、「う~、年相応に老けてきたな~」とがっくりきていたのだ。白髪は多いし、しわも増えたし、年とともに衰えを実感する日々だった。さすが、もうすぐ大台だわ・・・と。同級生と更年期の話をしているくらいだし。
なのに、9歳年下のママ友が本気でビックリしていることに、こっちがビックリだ。「白髪染めしなかったら、頭も真っ白になるのよ~」と言っても、「それは、まだ子供が可哀想だから、しっかり染めてや。それでも信じられん、なんで、なんで、なにが秘訣?」と真剣に質問された。「あなたみたいに若くて元気な人と付き合うことかもよ~」と答えたら、「やっぱり、明るくしてたら老けないんかな~」と、まだ真剣にぶつぶつと言う彼女。
自分の年齢を感じてガックリきていた私だが、たとえお世辞だったとしても、彼女の目が節穴だったとしても、これは私への励ましの言葉と受け止めて、気持ちは老け込まないように、日々を過ごしていこうと言い聞かせた。
なんてありがたい励ましのお言葉!でも、この肌のたるみ、おなかの贅肉、頑固な肩こり等々・・・なんとかならんもんかね~。