クリーンセンター往復

DSC03779帰省しても、実家には誰もいない。昼間、老人ホームに父を訪ねる以外、特に用事はないので、せっかくだから夫にものんびり過ごしてもらおうと思ったが、やはり大掃除が始まってしまった。私たち、実家の不用品処分を何年にわたってやっていることだろう。両親がまだこの家に住んでいた頃から、年末はもちろん、帰省の際に時間があれば、ずっと不用品処分をし続けているのだ。

1階の事務室を空っぽにして、事業所さんに明け渡すまでも大変だった。3階で寝起きしていた母が弱ってきて、2階にベッドを移すことになった際も、大々的に不用品処分をした。その後も、台所など、少しずつ不用品を処分して、2階はだいぶすっきりした。だが母が亡くなった後も、3階には相変わらず不用品が押し込まれ、ようやくピアノは処分したものの、私たちはいまだに2階で寝起きしていた。そこで来年までに寝室を3階に移そうと決め、きょうはふたりで不用品処分に勤しんだ。

幸い、実家の近くにクリーンセンターがあるので、夫はレンタカーに不用品を積み込んで運んでくれた。閉館ぎりぎりまで計4往復。何年も前から通っているので、すでに夫は受付の人と顔なじみになっている。最初は無料だったゴミの持ち込みも、今では有料となり、それで逆に年末でもさほど込み合っていなかったようだ。

それにしても、人間が一生の間にためこむモノの量といったら・・・すさまじい。生きているうちに自分で処分できなかったら、こうして誰かの手を煩わせることになる。そう思ったら、私もさっさとモノを減らして、片付けなくては・・・と固く心に決めた。(帰りの新幹線でこんまりさんの本を読んだばかり!)

結局、時間切れで不用品はまだすべて処分できてない。というか、本当にすべてを処分するには、あとどれだけの時間と労力がかかるのだろう!??? 冗談じゃなく、気が遠くなってくる・・・。

ところで、クリーンセンターを往復していた夫が、最後の4回目に、「一度、見学した方がいい」と私を助手席に乗せてくれた。帰り道に、クリーンセンターのレシートを見せろと言われ、夫には別の目的があることに気がついた。クリーンセンターでは入り口と出口で車の重さを測ることで、持ち込んだゴミの重量を計算して課金するのだ。1~3回目までの出口での最終重量は同じはずだが、4回目の最終重量は私の体重分、増えている。夫はそれを確認したかったらしい。

もちろんレシートは、今もしっかり私が隠し持っている。こんまりさんによれば、お部屋を片付けると、痩せる人が多いそうな。私もがんばろうっと。

*でも、掃除のあとは、やっぱり大戸屋!
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