住民運動の組織って・・・。

昨晩は地域の住民運動の印刷のお手伝いをするため、待機していた。夜中近くになって原稿が仕上がり、住民有志で手分けして印刷して、なんとか間に合った。私は印刷をちょこっとしただけだが、資料・原稿作成から用紙などの準備、配布、その他、厖大な作業を自主的に引き受けて下さる方々がいる。本当に頭が下がる思いだが、その献身ぶりに私は内心、「身体や仕事や家庭は大丈夫なのだろうか」と心配している。

どんなにすばらしい意図を持って始まった活動であっても、それが組織となって時間が経過すると、なんらかの問題が生じるのは仕方ないことなのだろう。企業であれば営利目的であることが明白だから、むしろやりやすい。けれど、ボランティアとなると却って厄介なことに・・・。

活動にのめりこむ人がいくらかいて、その人たちのお陰で活動が持続できるのだけど、そののめりこみ具合に逆に大半の人は共感できなかったり、恐れをなしてしまい、結局、固定メンバーがますますのめりこむ・・・という悪循環。

実は昨日、待ち時間に読もうと思いながら、結局読めなかった本がある。
日本共産党 (新潮新書)
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著者は、かつて日本共産党の最高幹部だった筆坂秀世氏。最近は『たかじんのそこまで言って委員会』のパネラーとして、至極まっとうな発言をしていらっしゃるのを見て、この本を手にとった。サヨク嫌いの私は共産党にはまったく無縁だったが、最近、私の知り合いで実は共産党員という人が何人もいることを知り、ちょっと興味を持ったのだ。だって、今まで身の回りに共産党関係者なんて、いるわけないと思っていたから。それが意外といるんだな~と、新鮮な驚きだったのだ。

ところが、この本を読んでみると、やはり共産党は勢力低下に苦しんでいるらしい。(2006年の本だけど)。赤裸々に綴られた内部の実態を読むと、こう言ってはなんだが、彼らが敵対しているカルト教団と大差はないように思える。信じる対象が違うだけで、やってること、組織の体質はほとんど同じ!? 所詮、人間のやることって、一緒なんだわ・・・。

やはり、何事ものめりこみすぎないのが賢明かと。

*広島の従姉にもらった保命酒粕。メーカーによって、味がかなり違うのだ。
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