今朝のNHKのニュースに同級生が出た。ちょっとした解説コメントがVTRで流れたのだ。
彼と出会ったのは20代後半の留学先。なぜかその年は、彼や私を含め、同い年の日本人が何人もいた。しかし当時の彼は、私たちと同い年には見えなかった。見た目だけでなく、その話し方といい、振る舞いといい、やけに落ち着いて貫禄があり(太っていたわけではない)、百戦錬磨のビジネスマンの風格だった。なんとなくおどおどしたように見える日本人が多い中で、彼はいつも堂々としていた。
そういえば、私の先輩が初めて彼と会った際、てっきり彼の方が年上だと思って、ずっと敬語で喋っていたそうだ。「だって、どこかの議員さんみたいだったんだもん」というコメントに笑ったことがある。
そんな彼の姿を久々にテレビで見たわけだが、今となっては年相応。年齢がルックスに追いついたという感じ。ということは、逆に彼はあのときからあまり老けていないわけだ。
一方、私は20年前の写真をわが子に見せたら、ぎょえ~っと怖がられてしまった。20年前の姿が怖かったのか、20年間の変化があまりにも大きすぎて怖かったのか、不明である。
*これは穴太積みの石垣でござる。