入院中、お見舞いに来てくれた友人にもらった本の中に、この『となりのイスラム』があった。私が仕事でイスラム圏の方々とやりとりしたことを話していたからだろう。まさに私が知りたかったことが満載で、あっという間に楽しく読み終えた。ムスリムの方々の日常生活って、具体的に想像できなかったのが、この本でだいぶわかってきた感じ。下半身の毛を剃るとか、へぇ~!!っとビックリする話もあり、まさに「所変われば」である。
仕事では複数国のムスリムの方々とやりとりをしたが、中でもシリアの方と親しくなり、今でもたまにメッセージのやりとりをしている。そんなこともあって、余計にイスラムについて興味を持っているのだ。シリアはずっと雨が降っていないらしく、人為的な紛争だけでなく、自然界からも過酷な仕打ちを受けているようで、胸が締め付けられる。それでも神を信じ続けるって、すごいなぁと素直に思う。
ちなみに息子の学校の世界史の先生も、この本を薦めていたそうだ。
by 鳩胸厚子