今森光彦さんの『オーレリアンの庭』を見て以来、いつもにも増して窓の外をじっくり眺めている。春になると虫が増えるのは当然だが、鳥は一年を通して姿を見せる。
この季節になると、この家の前の住人さんが植えたサクランボの木に鳥がやってくる。サクランボといっても小さくて酸っぱくて、とても人間には食べられないのだが、鳥には美味しいらしい。去年まではメジロの一群が一斉に食べに来ていたが、今年は見かけていない。
代わりにもう少し大きな鳥がやってくる。鳥のことはよくわからないけど、たぶんヒヨドリか!? 部屋の中から口笛を吹いて呼びかけたら、振り返ってくれた! ちょっと嬉しい。