保護者会の用事で、久々に子供の同級生のお宅に伺った。
トンネルを三つ越えて、ようやく到着。二階の事務所に
通されると、川が間近に見下ろせた。
用事が終わっても話は続き、久々に女同士のお喋りの花
を咲かせた。そういえば、このところ、夫と子供以外の
人と喋っていなかった。
この家のご主人はインドネシアの出身で、この地に引っ
越してきてから、ご夫婦でインドネシアの大豆発酵食品
「テンペ」の製造販売をしておられる。
私がここに越してきたときも、私が瀬戸内育ちと聞くと、
近所のおばちゃんたちに、「そんな暖かいところから来
たら、ここは寒くて嫌になるだろうに」と言われたもの
だ。
ここのご主人が去年、保育園の遠足に参加されたときも、
案の定、周りのママさんたちから「インドネシアから、
こんな雪深いところに来たら、寒くて大変でしょう！」と
と声をかけられていたが、彼は満面に笑みを浮かべて、
こう答えていた。「でも、雪はと～ってもきれい！」
そう、私も、空から雪が舞い落ちる景色は何回見ても魔法
のようだと思う。きっと彼にとっても、この山里はおとぎ
話か魔法の国の世界なのかも。
さて、私もそろそろ現実に返って仕事をしよう。
＊これがテンペ。これでダイエットに挑戦しようかな！？
