夫は私たちが暮らす山から、別の山へと通勤している。普段はこちらの方が
寒いのだが、昨日は職場の山で雪が舞ったのだとか。
そして、きょうの土曜日。夫はわざわざ休みをとって、地元の保・小・中の
先生方の歓送迎会に出かけていった。なんてったって、保護者会長だから。
四時間後に帰宅した夫によると、先生方にとってこの過疎地区は天国のよう
な場所らしい。ただでさえ周りの景色ものどかなのに、子供も保護者ものど
かだから。街中の大規模校に行くと、朝から晩までクレームなどの電話が鳴
り、担任はそのつど現場に駆けつけ…と、なかなか心が休まることはないの
だそうだ。
ここでは、みんなが顔見知りで、小学校の先生や生徒が放課後に保育園の子
供と遊んでくれたり、時間と心の余裕がある。その結果、「すれた子供」は
皆無なのだが、やがて街に出る時期になって、カルチャーショックを受ける
のだと心配する大人もいる。
とりあえず、幼い時期に自然の風景とあたたかい人たちの心に触れて育つこ
とは、ありがたいことだと思う。
＊水仙もやっと咲きました！
